さて皆さん、世の中には2つの暮らしがあるのをご存知でしょうか?
それは、バスタブのある暮らしとない暮らしw。
イタリア在住、苦節約20年。何度、苦しい冬を越したことでしょう…。それが、とうとうバスタブのある暮らしにバージョンアップしました(祝)!
素晴らしい日本の住宅&施工からは、想像を絶するバスタブ設置までの長い道のりをまとめます。どなたかの参考になれば幸いです(誰のw?)。
イタリアでバスタブ設置!バスタブは、自分で買いに行く
頼りない電気給湯器から、故障がきっかけで素晴らしいガス給湯器にしてから、勢い余ってすぐバスタブ設置に取りかかりました。
▼バスタブには、「終わりのないお湯」が出るガス給湯器が必要です
設置を決めてから、まずは業者さん(水道工事屋さん)に、お見積もりをお願いしました。この辺は、日本と一緒な感じですね。
しかし、お見積もりと同時に、水道管の配置や、適した「バスタブのサイズ」を確認し、さあ発注!かと思いきや、バスタブは依頼主(私)が用意すると言うんで、ズッコケましたw。
もちろん、新居で内装全部お任せなら、業者さんと一緒にカタログから選ぶのが一般的でしょうし、「OK!じゃ、ちょっと買ってくるねー♪」と買いに行けるもんじゃないのでw、業者さんから懇意にしてるメーカーに業者to業者の方が早いんじゃないの?と思いましたけど、
「好みのものを現物見て決めた方が良いよ!」
とか言うんで、それもそーか。と、私が用意することになりました。
イタリアのトレンドは、バスタブよりシャワー!
で、どこで売ってるのw?バスタブって。って話ですが、パレルモだと一択、レロイ・メルリン!
フランス系のDIYマーケットで、電気器具からペンキ類、床材からトイレ、もちろんバスタブも扱ってます。イタリア人もDIY好きは多いので、いつも混んでいます(我が家はよくバルコニー栽培道具を買いに行きます)。
さて、レロイ・メルリンのお風呂コーナーで、スタッフに、「シャワーからバスタブに変更するので、バスタブを…」と声をかけると、「え?!」と驚かれました…。
私:いや、だから、シャワーからバスタブに…」
レ:え?!本当に?」
私:本当ですけど…?
レ:シニョーラ!本当に本当にシャワーからバスタブに?!
ちょっと、くどいんですけどw!
なんでも、「今は、相談のほとんどが『バスタブを外して、シャワーを設置したい』だから、耳を疑った!」そうで、今度は私も「え?!」となりました。
せっかくバスタブがあるのに、外したいって…シンジラレナイ!ですが、理由を聞くと納得。
理由:高齢化
足腰が弱って、バスタブをまたぐのが辛かったり、滑って危険だから、段差なくスムーズにサクッと入れるシャワーボックスにするのが、トレンドなんだそうです。
実際、そんなマーケット状況を反映してか、店内には、美しいシャワーボックスがズラりと並び、バスタブは、、、天井から吊るされたやる気のなさそうなのが1個、2個だけ。如実ですな。
ちなみに、これは一般的なご家庭の話です。豪邸なら、シャワーボックスとは別にジャクージとか猫足とか、インテリア感覚で設置するケースも多々あるから、カタログ上には素敵なバスタブが並んでいます。
バスタブに、キャンドル並べてリラックス〜とか、ちょっと古い発想だそうで(涙)、
「今は、全身ミストでリラックス〜ですよ、シニョーラ!」
とか言われましたが、「あーそーですかー」としか思いません。だって、バスタブが!欲しいんだもんっw!
ついでに、日本の流行り廃れのない素晴らしいバスタブ文化や温泉の話をすると(負けず嫌いw)、「僕、日本に行くのが夢」などと言い、日本食の話にまで展開すると、「バスタブは良いですよね。なんたって、古代ローマ人だって好きだったし」と、にわかバスタブ派に転向したスタッフさんは、バスタブに異常に固執するw日本人の気持ちも理解し、シャワーを強要することなく、とても丁寧に対応してくれ、購入と相成りました。
え?持って帰りませんよw!
この後に選んだ蛇口だけ、お持ち帰りしました。
バスタブ到着!バスタブを生まれて初めて見たボン先輩は…
そして、再度、業者さんが来て、”バスルーム破壊の程度”を含めて最終お見積もり。支払い完了後、工事日決定。そこから、納品&設置のスケジュールとなります。
ここまで2ヶ月www。
納品に数週間かかってしまいましたが(サイズがなくて、遠くから取り寄せました)、やっと到着。いよいよ工事が始まりますよー!

ビニールの覆いをとっても、なぜか近づかない…謎でしたw。

一番湯(お湯はないけど)はボン先輩に入らせてあげよう!と思ったけど、怪訝な顔して近づかないので、入浴剤(ポリポさん)を投げ入れて促してみたけど、ダメ。
ポリポさんを見つめて「ミーミー」泣くので、いじめるのはやめてw、工事の見学に移動します。
石造の家は、やりたい放題!壁を掘って水道管を移動?!
工事は、旧シャワーボックスを外すところからスタートしました。

シャワーボックスを運び出した後は、水道の位置をバスタブに合わせて変えるため…
壁を掘るっ!床も掘るっ!


やりたい放題ですね、ホントw。こうやって壁の中に埋まってるw水道管を、希望の位置にずらす様子を見ると、イタリアのライフライン系がめっちゃ弱いのを…なんだかしみじみと肌で感じます。

あ、壁の裏は、隣のお宅がありますが、、、「明日から工事でご迷惑かけます」なんてご挨拶は、してませんw!どこの家もしないし、されたこともない。
エレベーターで顔を合わせたら、「うるさくて、ごめんなさいねー」くらいは言いますが、騒音なんて日常茶飯事、誰も気にしないので、どーでも良いみたい。楽ですwww。
バスタブ設置完了!終わりよければ、すべてよし!
そうして、1日かかった爆音工事も、夕方には終了。
壁もバスタブも、ツルッとキレイに整いましたw!

イタリアの良いところは、終わりよければすべて良し!という発想ですが、漏れなく発揮された作業は続き、横のパネルがはまらず…端を数ミリ切るw微調整作業を経て(細かい作業が上手!)、受け渡しとなりました。
バスタブに近づきたくなかったボン先輩は、設置されたらなぜか気になり…匂い調査をしてました。が、


パネル接着のシリコン臭がプンプンw。
窓を開け放ち、ひと晩乾かして、臭いがすっかりなくなると、ボン先輩もグッと近いて、

そして、気付いたようです。

そう、正解!面白いやつだよーw!
一緒に入ろうね♪
ボン先輩も歓迎のバスタブ設置が完了。この冬を幸せに乗り切れそうですよー。


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