シチリアのジェラートの魅力!名物「ブリオッシュ・コン・ジェラート」と本場のオーダー・食べ方

どうも皆さま、ボンジョルノ♪

シチリアを訪れたら「絶対食べなければいけないもの」の一つが、ジェラート。

というのも、なんたってジェラートのルーツは、ここシチリアにあるから〜。

ジェラートはシチリア生まれ?アラブ時代の「シャルバット」

ジェラートのルーツは、シチリア島がアラブ支配されていた、9〜11世紀。

年間を通して、エトナ山の雪を保存するシステムが開発されました。自然の洞窟や人工の穴を利用して保存されたエトナ山の雪に、シチリア特産の柑橘類、アラブ人が持ち込んだ砂糖を加えてできたのが、「シャルバット(Sharbat)」。シャーベットの語源でもあり、グラニータやジェラートの原形です。

17世紀には、シチリア人の料理人フランチェスコ・プロコピオが、滑らかなソルベの製法を確立し、パリでオープンした「カフェ・プロコプ」で紹介して、大ブレイク。ジェラートの文化が、ヨーロッパ、そして世界へと広がるきっかけになったと言われています。

そんな歴史があるシチリアは、今もジェラートの聖地。パレルモでは、毎年、世界中のジェラート職人が集まる国際的なイベントが、開催されてます。

イベント名は、その名も「Sherbeth Festival シェルベス・フェスティバル」。

ドイツ、スペイン、メキシコ…などが参加する中、日本からの出展も!

夏に開催されそうなものですが、暑くて溶けるw!毎年、11月中旬に開催されます。
▶︎Sherbeth Festival 2026

古代ローマ人もエトナ山の雪を楽しんでいた……かも?

ちなみに、雪+フレーバーといえば、古代ローマを思い出します。皇帝ネロが、アペニン山脈から運ばせた雪に、蜂蜜やバラの花の香りを添えて楽しんでいたというのは、有名な話。

シチリアのエトナ山の雪を食べていた記録はありませんが、古代ローマの思想家・政治家セネカの著書、『ルキリウスへの倫理書簡集』に、「エトナ山の火口から、万年雪までの距離はどれくらいあるか? 夏でも溶けないらしいが?」と問いかける場面があることから、エトナ山の雪も、ローマ人の間で広く知られていたとは想像できます。

ってことは…シチリア各地に残る古代ローマ貴族たちの豪華な『別荘』で、もしかしたら、エトナ山の雪も楽しんでいたかもしれませんね!

シチリアで試したいジェラートのパニーノ「ブリオッシュ・コン・ジェラート」

さて、シチリアのジェラート、歴史はもちろんですが、さすが本場な感じで、世界でもここだけ(?)な食べ方があるのも面白い。

それは、「ブリオッシュ・コン・ジェラート」。簡単に言えば、ジェラートのパニーノです!

▼こんな記事を書いてからもう10年近く経ってるし、日本でもすっかり知られてますね!

ジェラートはパンに挟んで!本場シチリア流の楽しみ方 | 気になる世界の街角から
日本でもすっかりお馴染みのイタリアン・ジェラート。その起…

「ブリオッシュ」は、パレルモではほんのり甘いふわふわのパンのこと。

シチリア王国時代、ノルマン人が持ち込んだ古代フランス語や、貴族文化華やいだ時代のモンスー(貴族のお抱え料理人)にフランス人が多かったことで、パレルモにはフランス語由来の食べ物が多く残されています。他のイタリアの地域(ミラノとか)では、コルネットのことをブリオッシュと呼んだりしますよねー。

ブリオッシュをぱかっと開いて、これでもか!とジェラートを突っ込むw

パンにジェラート?と驚くかもしれませんが、これが一度食べてみると、うまいw!

子猫のように柔らかいフワッフワのブリオッシュに、冷たく甘く優しいジェラートがトロリと染み込んで、「こんな幸せな食べ物ってある?!」と口をついて出そうになるんですよ…。

※もちろん、クオリティにもよりますが!それに、やはりジェラートとはいえ、いわゆる「バーガー系」。中身(具)と外身(パン)の相互でハーモニーを奏でてなんぼ。のものなので、ジェラート屋さんとブリオッシュのクオリティの一致は大事です。マックのパンが窯焼きのグラノドゥーロだったらどうよ、って話です。

街を歩けば、「ブリオッシュ・コン・ジェラート」を食べるおじさんにあたるのが、パレルモ。

でかいのにーw、こぼさず食べ歩きとは、なかなかのプロ

「スーツ姿でジェラートを食べる人がいるって本当ですか?」と聞かれたのでw、ホントですよ。の証拠写真的に街で撮ってみましたよ。

座って嬉しそうに頬張るおじさんもー

栄養価も高く(カロリーw)、冷たくて、夏のランチやおやつにちょうど良い。

ちなみに、グラニータバージョンの「ブリオッシュ・コン・グラニータ」は、シチリアの幸せ朝ごはんの定番です。

ジェラートのオーダー本場流は、”系統”を揃える

ジェラートをオーダーする時は、まず、コーンかカップ、もしくはブリオッシュを選びます。

どれを選んでも、たいていは2〜3種類のフレーバーが選べます!(サイズによって変わるお店もあります)

組み合わせ方でオススメなのが、フルーツ系ならフルーツ系、クリーム系ならクリーム系で揃えること。

種類がいっぱいあって悩んだ時は、系統を揃えると無難ですよ

クリーム系なら、コーヒーとヘーゼルナッツとか、ピスタチオとチョコレート。フルーツ系なら、桃とマンゴーとか、ストロベリー×ヨーグルトとか。系統を揃えると安心感のある味わいになります。

チョコレートとレモンとか、桃とピスタチオなど、なくもないし、個人の好みでもありますが、ちょっと「え」とはなるかな…。

ストロベリーとオレンジ(モディカチョコレート入り)。最近多いクルクル丸め乗せコーン

結構、皆さん「俺の組み合わせ」があって、いつも同じ組み合わせにする人も多いのが面白い。チャレンジしない保守的な人が多いな。と思ったりもしますよw。そんな我が家も、いつもだいたい「ピスタチオとストラッチャテッラ(チョコチップ)とチョコレート」です。

お持ち帰りジェラートも

ジェラートは、お持ち帰りも可。1人用の小さいカップはもちろん、ファミリーサイズまであり、まずパックサイズを選びます。

我が家御用達の1860年創業の老舗店「スピンナート」のジェラート

ファミリーサイズだと、0.5kg〜1kgが相場(お店によって中とか大とか、箱を見せてもらって、ソレとかアレとか選ぶので、g単位でオーダーしたりはしません)。

たっぷり入って見てるだけでも嬉しくなる♪

これだけ大きいと、冷凍庫を空けるのが至難の業ですが、冷凍庫が自然と整理されるという副次的産物も見逃せませんw。

コーンもしくは、ブリオッシュも選べる!

お持ち帰りジェラート(ファミリーサイズ)だと、ブリオッシュやコーン、生クリームのオプションもつけられます。

おうちで「ブリオッシュ・コン・ジェラート」♪量が調整できて良きw

ファミリーサイズは、手土産にしたり、ホームパーティのデザートにしたり、日常的に食べたりw。シチリアではジェラートが嫌いって人には、滅多にお目にかかれないので喜ばれるし、セルフ盛りも楽しいし。

しかし、コーンは…何気に難しいw。

手土産1kgジェラートで、セルフ盛りにチャレンジ

決して不器用な方ではないと思いますし、ジェラート用パレットスプーンを使ってもなお、無骨に盛れるw。せっせと盛り盛り、上手に盛れるジェラート屋さんって、すごいなー。などと改めて感心しますよ。

そんなシチリアのジェラート。コーンでも、できればブリオッシュでも。ぜひ美味しいジェラートを体験してくださいねー!

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