南アルプスの天然水で育つ鱒の断末魔と極ウマバターのドルチェ

スポンサーリンク

ピエモンテ山奥プチ旅の続きです♪

真夏も寒いピエモンテの山奥の小さな村々へ
ピエモンテ旅の続きです♪ 鯖釣りで楽しく遊んだ(?)翌朝...

グリム童話の世界で無事目覚めた翌朝は、天然水で育つ鱒を買いに行きました。山の暮らしですな〜。そういえば、ピエモンテってアルプスの南側。はっ!ってことは!南アルプスの天然水かっ!山梨か!



天然水で育つ鱒を…鱒を…あああ!

鱒釣り場。なんだかホントに山梨の山麓みたい。南アルプスだから似てるのかしら?

日本料理屋の生簀のようなものではありますが、勢ぞろいした鱒の生簀はなかなかのインパクトで、「どれが良い?」なんて聞かれてもちょっと困る…^^;。

なんとかセレクトした後、網ですくってもらいますよ。

で?どうするのかな〜と眺めていると…プラスチック製の平たい樽に移し…養殖場のお姉さんが棍棒を持ち出しました。

…棍棒?

ゴンゴン!バシャバシャ!ゴンゴン!バシャバシャ!残酷な音が山間にこだましてますよ…?

速攻退散…。

遠巻きに眺めていると、何度も頭をぶっ叩いているようでした。そんな風にして抹殺するんだっけ?日本にいる魚に詳しい釣り人や料理人の友人たちの回答を総合すると、なかなか野蛮な方法のようですね…(エラから包丁一発とか殴打するにしても一撃で気絶させるとか)。

はー…。結局食べるんだからすでに残酷ではありますが、もう少し優しく気づかれないようにしてはいかがか…と思うのは、偽善か人間のワガママか。

ランチはあの子をいただくのねぇ(ちょっとテンション下がる)



(鱒はさておき)雑草が食用だと知った驚きと美味過ぎるバター

そして…チンチアさんがさばいて、フリットになりました。何もかも(味も悪行も)を覆い隠すフリット…。フリットついでにズッキーニの花もカリッと。

面白かったのは、こちらの葉っぱ。

我が家のバルコニー菜園にも唐突に、しかもグングン成長するので、強靭な雑草だなーと思っていたけど、実は食べられるのでした!知らなかった!!!

イタリア語ではポルチェッラーナ。日本語ではスベリヒユと呼ぶらしい。利尿効果もあるそうな。次、バルコニー菜園で見つけたら、そのまま放置して育ててみよう。

あと美味しかったのは、バター。農家さんで量り売りしてる手作りバターが極ウマー。

さすがアルプスですな(そうだよ、牛を食べようよ牛を!)

バターが美味しければ、バターをたっぷり使うドルチェも美味しいのは道理である。しかも、トウモロコシ粉で作ってサックサクー❤︎。

村唯一の食材店のおばちゃんが作るメリガ(トウモロコシ粉入りのクッキー)が、パリですか?ってくらい美味しかったので、お土産に爆買いした結果↓。

ガラーン。

箱なぞないので紙トレイで上下を補強した包みで大量に持ち帰りましたが、封を開けたらほぼ原型を留めていませんでした(大笑)。サックサク=壊れやすい。そりゃそーなりましょうなw!でも、崩れても美味でした♪ぜひ再現してみたいものです。

氷水に飛び込む北イタリア育ちのワンコ

食後、飛行機の時間まで「川で泳ごう!」とまた川へ行くと、

おおっ!楽しそう!

でもちょっと待って、水温は…。

やっぱり氷水ー!

無理無理。場所を変えてみても、やはり氷水には変わりない(川は繋がっていますよ…)。

でも友人の美形ワンコ、ペルー君はへっちゃら!

さすがピエモンテ育ちですね。ボンさんだったら凍えて拒否だろうなーと言ったら、「シチリア人もシチリアの犬も太陽に甘えてるからね」と言われました。なるほどw、ゲーテの言った通りです。

ボンさん並のアクティブワンコだから、一緒に遊ばせたら超楽しそう!なのですけれど、どちらも未去勢のオス。血を見ることになりそうだから…それはきっと夢です。血は鱒だけでよし。

南北の食文化や体感温度の違いを改めて実感する夏のピエモンテ旅でした。さあ、パレルモに戻り鱒よ。←鱒の呪いか…。

北イタリア行脚、おしまい♪

コメント

  1. しんしん より:

    ビスコッティ・メリガ!!
    クルミーリ同様、本物を食べて再現したいものです。
    しかし、鱒を殴るとは・・・ありあまるパワー(汗)

タイトルとURLをコピーしました