農家さんの自家製ワインの作り方?!シチリアの真ん中でワイン造りとアーモンド収穫

シチリア島のど真ん中へ。

今年の食い倒れツアーでお世話になる予定の農家さん。視察を兼ねてお邪魔してきました♪

「シチリアの岐阜」とも言えそうなくらいシチリアの中央の田園で、トマトやアーモンド、オリーブ、ナス、ズッキーニ、ブドウと、ありとあらゆるシチリアの美味しいものを生産する農家さん。なんと小麦までー(手作りパンがうまい)!

お邪魔した日は、ちょうど「自家製ワイン造り」と「アーモンドの収穫」の真っ最中でした!

庭のブドウで造る「うちのワイン」があるシチリアの日常

シチリア島に、ワイン造りが伝わったのは、紀元前のこと。古代ギリシャ人や古代フェニキア人が、ワインを造りを伝えて以来、島のあっちこっちでブドウ栽培&ワイン生産が行われています。

世界に誇る珠玉のワイナリーから、庭のブドウ畑からできるワインまで。さまざまなワインに出会えるのも、魅力。

▼ちょうど先月から、名門ワイナリーの収穫イベントや犬も楽しんだ楽しい収穫祭に行ってきました

シチリア、特に郊外では、ブドウ畑付きやオリーブ畑付きの土地がよく売られています。買った土地に昔から生えているオリーブやブドウの木々がそのままついてくる場合もあるし、先祖代々育ててる年季の入った木々もあるし。ブドウとオリーブは、なんとなく身近な存在です。

「うちの梅の木の梅干し」みたいな感じですかね。

そのノリで、「うちのパパが庭で造ったワイン」とか「おじいちゃんの畑のオリーブオイル」とか聞きますが、

え?家で造ってるの?

と驚くのは、間違えw。梅干しのように「家の台所」で作ってはいませんので。

ワインやオリーブオイル製造の設備を整えるには、相当の資本が必要だし、かといって、昔のように”踏んで造ったり””石臼をロバが引く”なんてのは、このご時世、衛生的に無理だし、コスパが悪い。

各家の庭レベルで栽培したブドウやオリーブを持ち込むと、「ワインやオリーブオイルにしてくれる施設」が、農村エリアにはあるものなんですよー。町営だったり、企業体だったりいろいろです。

 自家製ワインができるまで

 今回訪れた農家さんが御用達にしているのは、フラントイオ兼ワイン工場。オリーブ収穫が始まる前、つまりブドウの季節にはワイン造りをしてくれるところに、一緒にお邪魔してきました!

各家の庭や畑で収穫されたばかりのブドウが持ち込まれた工場内は、なんとなく発酵の良い香り。

ブドウのオーナーの名前をつけて、待機。そんなコンテナが山積みになっていました

最低50kgから受け付けてくれるですが、素人5人でものの10分で15kgを収穫した経験からするとw、割と少ないですね(良心的)。

順番が来たら、除梗破砕。

除梗破砕、解放容器で発酵!
発酵すると果皮や種などの固形物がCO2に押し上げられ、上の方に集まる

ここまでの工程を、 昔は足でやってたんですねーw。下層の”モスト”を味見させていただきました!

開放容器の下の方、つまり固形物の下にあるネーロ・ダヴォラのモスト

甘いっ!収穫後24時間のモストでしたが、ジャムのように甘いブドウジュースでした。 この糖分がアルコールに、変わっていくんですねー。

そして、圧搾してもらって、それぞれ樽や瓶などに移動。各自、お好みで熟成させるのだそうです。

うーん、テキトーw!名だたるワイナリーさんで、醸造家や研究室まであるこだわりのワイン造りと比べると、サクッと絞って、勝手にワイン。みたいなノリです。

が!これがまた良いのですよねー。

昔から、当たり前に行なってきたワイン造り。世界に名だたるワインがあっても、懐かしいのはおじいちゃんのワインだったりする。そんな暮らしの中にあるワイン。逆に貴重ですよね!(旅行者にとっては)

食い倒れツアーでは、そんなワインを好きなだけ飲んでいただきました。そして歌って踊った…w。

アーモンド収穫!実の中の『種の中の種』に出会うまで

あて、次はアーモンド。

アーモンドも、シチリアの名産のひとつで、特にシチリア東岸のアヴォラ(ピッツータ種)が有名ですが、ここ、シチリアの岐阜(島の真ん中あたり)のアーモンドもこれまた美味。

こちらの農家さんでは、知られざるビンチ・ア・トゥッティというラブリーな甘さのレア品種などを生産しています。

落として集めるアーモンドの収穫

アーモンドは、2月頃に桜のような花を咲かせ、5月頃には緑色の丸い実がなり、8月頃、黒く熟して乾燥します。

収穫は、主に8月。こーんな専用機械でゴゴーっとまとめて収穫します!

戦車か!ってな感じで、ドンドコ畑の中を進んでいきます。便利!

幹を揺らし、アーケオプテリクス(始祖鳥) みたいな広げた羽の中に完熟の落とします。

集められた熟成アーモンド

黒い実の部分が外すと、『種』が出てくるので、さらにそれをさらに天日で乾燥させて…割ると出てくる『種の中の種』。それが、普段食べてるアーモンドです。

種の中の種。ボス中のボス的なw。

昔みたいに石でガツっと割ってくれました。アーモンドが出てきたよ〜

アーモンドの一粒一粒にたどり着くまでに、大層な時間がかかるもんです。製品化されてるものを買うだけで手に出来る消費者ってポジションは、楽ですねー。

まあ、労働と時間に対価を払うという当たり前の仕組みを改めて体感すると、「だからこそ良いもの(対価を払う価値のあるもの)」を選びたくなります。

ところで、クルミも、アーモンドと同じシステム。実→種を割ると、いわゆるクルミが出てきます。

クルミの木もあったので、ガツっと石で割ってもらったら!

実の中の『種の中の種』、まさにクオーレ(心)をいただく感じ♪

ハート型が出てきましたー!なんだか幸先良いわ(単純)。

健康的で美味しいものを日常的に食べているからなのか、農家さんファミリーはとても優しくて大らか…囲まれてやいのやいのされているうちに、めちゃくちゃ癒されましたw!(特に、パレルモの我が家の水シャワー地獄の後だったものでw落差がすごい)

またお邪魔するのが楽しみですよー!

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