どうも皆さま、ボンジョルノ♪
さて、イタリアの感染状況は比較的落ち着いてきて、懸念される第2波の兆候は特になく予想通り秋口にくるのかな?といったところ。
久々にイタリアの昨日の感染データ:
新規感染者 +169名 検査数23,933
死亡 +13名
うちロンバルディア州は、新規感染者 +94名(全体の55.6%)死亡+9名と以前割合として多いですが、ベルガモでは重症入院者がゼロになっていたりします。シチリアは相変わらずで、+1名、死亡ゼロ、重症ゼロ、有症6名とほぼ終息してる感が漂いますが、マスクはまあまあしてます(ビビリな我が家だけではなく)。

もはや…日本の方が日々の新規感染者数が多いという状況になっています…まさかこんな展開になるとは…。
対策は7月31日まで延長、緊急事態宣言も10末まで
そんな中ですが、6月11日に発表された最後の対策(7月14日に期限切れ)が7月末まで延長決定となりました。

引き続き、「閉鎖エリアでのマスク着用義務」「集会・見本市等の禁止」で、ナイトクラブ等の再開も見送られました(賢明な感じがします)。

密です、密です!外でのマスク義務はないけどちょっと心配
一方、飛行機での移動に関して、機内荷物持ち込み禁止となっていたのが緩和されますが、下記の13ヵ国に対して入国拒否となります。
アルメニア、バーレーン、バングラデッシュ、ブラジル、ボスニア・ヘルツェゴビナ、チリ、クウェート、北マチェドニア、モルドバ、オマーン、パナマ、ペルー、ドメニカ共和国。
※今後、メキシコなど感染拡大が懸念される国が追加される可能性もあります。
3月に地獄を見たイタリアですが、ガンガン検査をしてビシッとクラスターを追って”感染境界”を探し出す対策でかなり改善されてきており、今は輸入されるウィルスへの懸念が高まっているといったところですね。
緊急事態宣言も10末まで延長ですが、これには大学教授、判事、知識人250名からなるシンクタンクより「重大な憲法違反になる可能性」があるかどうかの検証がされているところ。いわゆる緊急事態宣言による独裁に当たるかどうかですけれど、コンテ首相ならお任せしても安心と個人的には思ってしまいますが、さてどうでしょう。
ウィルスは人が運ぶもの…だから、今年のバカンスの行き先は
今年の夏は、いつものようにドーンと島に行かず、ボン先輩の俺の夏第一弾のように、シチリア本島からは出ず、数日の短めバカンスをちょいちょい繰り返す方式にしましたよ。
というのも…島に渡る高速翼船アリスカーフォに乗るのが怖いってピンキー(夫)が~w(窓が開かず密室になるのでね)!…ってのもありますけど、イタリアではコロナで亡くなった方も多く、なんだかなぁ…ワーッと楽しい気分になれないなぁ…というのと、現地の人たちと話したら、旅行者が戻れば経済的には助かるけど不安も大きいとのことで。まあそりゃそうですよね。
シチリア本島から小さな島に持ち込むってことはまずなさそうだけど、何があるかわからない。万が一持ち込んで、あの優しい人たちを苦しめる事になったらと思うと、やはり行けない!!という結論に至った次第。また状況が落ち着いたらおいでと言っていただいたし、9月とか…いや、秋は第2波到来か…あああ。
周りの友人たちも州を超えないバカンスが多めです。「行った先でロックダウンとか、2週間の隔離とかになったらどーすんの?」なんて意見もチラホラ。たしかに!持ち込むのも怖いし、持ち帰るのも怖いし、現地でブロックも困る。いろいろ困った2020年夏です。
不安と経済と…そのせめぎ合いはどこも同じ。今のところ正解はないから、各人の価値観に委ねられてしまうのも困ったところですよね。ウィルスは目に見えないからかなりの”賭け”になるのはわかっていても、それでも来て欲しい・行きたい人もあれば、行かない・来て欲しくないもそりゃありましょう(後者が圧倒的に多いとは思うけど)。
だからこそ、責任も取れない(取るつもりもなさそう)のに政府が行けと推奨するのはいかがなものかと思うわけ。感染拡大が予見されている日本でのGo Toキャンペーンの前倒しは本当に謎です。
今、じゃなくて…良いのでは?なんでこんなに焦っているのだろう。中抜きが目的なのかわかりませんが…観光事業者への直接給付じゃダメなのかしら?
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