2020年春のロックダウン、そして少しずつ再開し始めた5月を経て、いよいよ6月からは『フェーズ3』に入ったイタリア。
再開の夏はどうなるか?開放感と不安の中で過ごした夏のニュースをまとめました。街の様子やイタリア人たちの反応も!
6月|『フェーズ3』スタート!移動解禁とバカンス計画
イタリアの感染状況は大きく改善し、新規感染者の約7割をロンバルディア州が占めるものの、その他の州では「ゼロ」を記録する地域が多数見られるようになりました。
自己証明書なしでイタリア全国移動&欧州旅行が解禁へ
6月3日からの『フェーズ3』最大の目玉は、自己証明書なしでの全国移動&欧州旅行の解禁です。
室内でのマスク着用や1m以上の距離保持といった基本ルールは残るものの、長距離列車の増便や空港の再開など、社会が一気に動き出しました。
・車での移動:最大3人までで家族以外の乗車も可。
・空港再開:空港での消毒必須、機内は1m以上の間隔保持。
・長距離列車:座席数を減らし、夏季増便。高速線停車駅では体温チェック。
各州での独自規定も設けられ、シチリア州では入島者の体温チェックや追跡アプリ「シチリア保護」が導入され、プーリアやラツィオなどでは健康チェックシートが義務付けられました。また、夏に欠かせないビーチも有料・無料問わず隣人との距離保持が徹底されることに。
ヨーロッパ圏内の往来もじわじわと広がり(アジア圏はまだ先ですが…)、苦しかった春を経て少しずつ開放的な空気が戻ってきました。
コンテ首相の真摯な会見
『フェーズ3』発表の会見で、コンテ首相はこう語りかけました。
苦しかった数週間を経て、私たちに喜びと笑顔を戻す日がやってきました。必死に新しい習慣をリスペクトしたことが、欧州の中でもいち早く、再開の道を歩み始める結果となりました。社会的距離とマスクの使用。これが、今できる最善の対策です。
さあ、再開です!6月2日の共和国記念日に分かち合ったスピリットで、共に行動していきましょう。ウイルスが消えたわけではありませんが、感染データは再開を奨励しています。
今は、経済への懸念から大規模デモが起き、イタリア経団連Confindustriaと野党が、コンテ政権をガンガンに責めている中、他国と比較して自国を持ち上げたり他党を攻撃したりせず。
そして、「イタリアの美しさは、検疫されたことなどない」と語り、ツーリズムに対して積極的な対策を講じること、事業者への補償継続、税制改革、学術分野への投資、欧州安定メカニズムへの早急なアプローチ、そして反マフィアへのプロトコル強化などなど、質疑応答を含めて約45分間真摯に向き合う姿勢が印象的でした。
今年の夏のバカンス先は、国内旅行が9割
6月中旬にはミラノ・マルペンサ空港の第1ターミナルも再開し、街から「どこに感染者がいるかわからない」という恐怖感は薄れつつありました。
当然、巷ではバカンスの話題が一気に増加!アンケート調査によると:
コロナの影響や経済的理由で51%がバカンス予定あり、行き先は国内が92.3%で、一番人気はなんとシチリア!次点でトスカーナ、プーリア。海外旅行はわずか7.8%。
イタリア人の半数がバカンスを諦める…とは。いかにコロナの影響が甚大か、ちょっとショックだったアンケートです。
シチリア大人気で感染再拡大も心配ですが、わが家も予約を急がねば!と焦り始める時期でした。
<小ネタ> 感染者が一挙に600人減少?! シチリア州がデータ下方修正
シチリアでは新規感染者ゼロの日が増え、データ発表が週3回に減っていた頃、保健当局の共同調査で計上の間違いが発覚w。

パレルモの地方紙『Palermo Today』が「怒り」と共に、シチリアの現状を伝えました。
最新の公式発表では、現在の陽性者数は805人だったが、実は、153人だった。652人はどこに行ったのか?
シチリア州は、「初期段階で2重にカウントされていた患者がいたこと、回復していた患者の削除漏れ」が原因だと説明する。
6月、シチリア州の陽性患者の回復はカタツムリのように遅く、新規陽性者の増加数が1日1、2名にも関わらず、800人以上が陽性のままだった。多くの読者が疑問に感じていたように、編集部でも疑問だったが、当局から詳細を聞き出すことは困難を極めていた。
当初から、報道機関と当局との間には鉄のカーテンが敷かれていた。
自宅待機者の管理が曖昧だったことは周知の事実で、編集部にも、自宅で検査を待ち、結果的に陰性でも1ヶ月以上外出が許可されなかった人の話が、数十件も届いていた。
今回のミスは、コロナ禍における”ムスメーチ州知事と保健担当評議員ラッツァとその仲間たち”のミスの最新版にすぎない。
東京都でも計上ミスが何度かあり、上方修正されたけど、シチリアの場合は下方修正…。記事は、今までのシチリア州のコロナ対策は、ムスメーチ州知事の政治利用だった可能性がある。と続いています。←地方紙だけど、ゴリゴリのジャーナリズム精神があって、いつも感心しますw!
7月|戻る日常とクラスター追跡の攻防
7月に入ると感染状況はかなり落ち着き、私自身もロックダウン中に延期していた病院の定期検診や血液検査を片付け始めました。
病院での感染対策とパレルモの医療事情
病院に行くのは、ちょっと感染が心配でしたが、先生たちの「医療機関は相当対策してるから、その辺のバールより安心だよ」という言葉通り、病院は完全予約制で人数制限も徹底。
その上、付添人の入室不可です(だいたいどこの病院も検査ですら、付き添ってもらうのがパレルモのスタンダード。寂しがりやが多いのかw?)。
血液検査で行った血液分析ラボは、待合室の人数制限が厳しくて、「外」で待たされました!

人と人との間には、爽やかな海風が吹いて、感染対策としてはバッチリ。患者さんたちも、知り合いに会っても握手もしないし、近づかない。すごい注意っぷりで、一度怖がると、とことん怖がるシンプルさを感じましたよ。

採血している間、注射が怖い人用に用意されているパネルは、いつも通り。

血を抜かれてる最中、このバンビと見つめ合うシステムです。
元々、採血が怖い人(大人)が結構いるってことですよねー。やっぱり、イタリア人には怖がりな人が多いのかもしれませんw。
イタリア保健当局の凄まじいクラスター追跡劇
のんびり再開気分が高まる7月に入って、イタリア各地でクラスターが報告されるようになりました。
ボローニャの配送会社Brtで家族を含んで64名、DHTやTNLなどでも各2名が陽性。うち症状のある人は9名。関係者にスクリーニング検査中で370名が終了。1000名以上に拡大する予定。
抗体検査を実施し、すべて陰性と確認されていた地域だが、ロックダウンの解除後の収穫期。感染拡大中のブルガリアから、多くの移民が到着した。居住区でスクリーニング検査を実施し、現在までに727検査43名に陽性が発覚。封鎖になったブルガリア人の集合住宅で暴動が起き、周辺の緊張が高まっている。
レッジョ・カラブリアのパルミ海岸(ピエトレネーレ、トンナーラ、シナー)で、他州からきた2名に陽性が発覚。現在8名の陽性者が確認。必要最低限の商業活動を除き、最大限活動制限中。
しかし、イタリア保健当局の追跡スピードは驚異的で、感染者が発覚すると即座にルート検索してスクリーニング検査を行い、ピンポイントで隔離する「部分ロックダウン」で経済を回すスタイルを確立。
専門家も「大事なのは素早く境界線を引いてコントロール下に置くこと」と冷静に分析していました。
3月に、近所のホテルでクラスター(と言っても当時は3人)が発生したときも、周辺になにも起きませんでした。たしかに、境界線を引ければ良いんですよね。
7月中旬|緊急事態宣言の延長と「持ち込み感染」懸念
7月中旬は、かつての惨状が嘘のようにロンバルディア州でゼロの日が出たり、シチリアでも重症・死亡ゼロが続き、ほぼ終息してる感が漂っていました。
もはや…日本の方が、日々の新規感染者数が多く、まさかこんな展開になるとは…でした。地中海の果てから、母国への心配が尽きませんでしたし、早く帰りたかった。もう納豆がなくて…(そして、自作することに)。

しかし、政府は集会禁止などの対策を7月末まで延長し、緊急事態宣言も10月15日まで延長することが決定。
緊急事態宣言の延長については、大学教授、判事、知識人250名からなるシンクタンクから「重大な憲法違反になる可能性」の検証がされ、野党(フラテッリ・ディタリア党のメローニ氏ら)が「独裁だ!」と猛反発も。

これに対し、コンテ首相は「感情論ではなく法律的に扱いましょう。ロックダウンする話ではありません」と優しく論破…。
緊急事態宣言の延長によって以下の事が可能になります。
・レッドゾーンの指定。
・学校再開で必要になる感染防止策資材の購入(マスク、消毒液、プラスチック隔離ボードなど)。
・感染第二波拡大時に病院以外のホテル、兵舎の隔離施設化。
・航空路線の制限(州間および国家間)。
・スマートワーキングの推奨。
イタリア歴代首相ランキングで、この時期、人気NO.1の首相でした。
インポート感染と経済のバランス
この頃の一番の懸念は、海外からの「持ち込み(インポート)感染」。
下記の13カ国からの入国拒否が指定される中、
アルメニア、バーレーン、バングラデッシュ、ブラジル、ボスニア・ヘルツェゴビナ、チリ、クウェート、北マチェドニア、モルドバ、オマーン、パナマ、ペルー、ドメニカ共和国。※今後、メキシコなど感染拡大が懸念される国が追加される可能性も。
我が家も「万が一ウイルスを持ち込んで島の人を苦しめたら…」と考え、いつもいく「俺の島」へ渡るのを諦めて「シチリア本島を出ないバカンス」を決断。周りの友人も同様に慎重でした。
「行った先でロックダウンとか、2週間の隔離とかになったら?」だし、持ち込むのも怖いし、持ち帰るのも怖いし、現地でブロックも困る。というわけです。
ウィルスは人が運ぶもの…だから、旅行者が戻れば経済的には助かるけど不安も大きい。
不安と経済のせめぎ合いは、どこも国も同じ。移動解禁は、かなりの「賭け」になるのはわかっていても経済を回したい人と、感染を防ぎたい人と。両極に分かれて揉めてますね。
感染拡大が予見されている中での日本でのGo Toキャンペーン前倒しは、本当に謎です。責任も取れないのに、政府が行けと推奨するのは、いかがなものだったんでしょうね?

マスクが曖昧な人が多いですが、マスクをしてない人でも、まだ閉所は義務だから、持ち歩いています(お店によっては入店を断ることもあるで。意外とマジメです)。
イタリア人夫が「マンマ・ミーア!」と言った日本の連休自粛
ところで、「海の日の連休、日本は『自粛のお願い』だって!」と話したら、ピンキー(夫)が眉毛をキュッとハの字にして、
「マンマ・ミーア!平日は満員電車で通勤して、お休みは遊びに行きたいだろうに、自粛って!しかもちゃんと守るんだよね?日本人のような国民を持てるのは奇跡なのに、日本政府はなぜもっと大切にしないんだろう」
と、涙目になってました。

連休直前のやんわりとした「自粛のお願い」でも、日本では空気圧となって効くでしょうけど、イタリアだったら誰も聞かないだろうし、暴動が起きそうです。いや、その前にまず検査デモが起きそう。
7月後半〜8月上旬|感染者が微増…水際・難民・バカンス」の3重奏
7月後半から、Rt(実行再生数)が1以上になる州も出現…ポジティブムードから一転、8月上旬にかけて、「微増」が懸念され始めました。
空港での持ち込み(インポート)感染の検出
ローマ・フィウミチーノ空港をはじめとする各空港で、全員検査を義務化したことで、これまで見落とされていた無症状陽性者がカウントされるようになり、海外からの渡航者や、バカンス先(ギリシャ、クロアチア、スペイン等)から帰国したイタリア人による「持ち込み感染」が次々と発覚。
まだまだ感染拡大中の国は多く、入国拒否国も増えました。
バカンス地での気の緩みと「若者クラスター」
そんな水際対策に必死になる傍らで、移動解禁に伴い、リッチョーネやポンツァ島など各地の有名バカンス地では、夜のロカーレやビーチで「超密」状態が発生。強制閉鎖になる店も出ましたが、10代〜20代の若者を中心としたクラスターが相次ぎました。
イタリア保健当局も黙ってはおらず、リグーリア州で寿司バー・クラスターが発生。あっという間に38名感染者を特定したり、カターニャで手術前の事前検査から感染ルートを遡ってセネガル人男性(感染源)に行き着いたりと、感染者「No.0」まで追跡する、執念のスクリーニングを展開していました
また、ウンブリアで陽性発覚したペルー人のエスコート嬢。シチリアのモディカに2週間滞在していたそうで…短期間レジデンスを賃貸し、そこにお客さんを呼んでいたらしいのですが、果たして…経路追跡できるのだろうか?なんてことも話題になっていました。追跡もプライベートもあるから、大変ですよね。
こんな感じで…あともうひと息ってところでなかなか収まらない。「ウィルスはまだいる。輸入もされている。引き続き注意して!」と保健省とイタリア市民保護局から、日々警戒メッセージも出されていました。
難民船や移民の集団感染と受け入れの課題
また、シチリアに到着する「難民船」での集団感染。数百人単位で救助された難民を全員検査すると、無症状の陽性者が多数発覚し、他の州の保護施設への移送途中に、バスの運転手やスタッフにも感染が広がるケースも多発。
さらに、検疫期間中に保護施設から逃亡する難民もいて…過酷な人道支援と感染対策の狭間で、現場は戦々恐々としていました。
感染爆発して入国制限になっているルーマニアやブルガリアなどからの移民は、イタリアにおいては重要な人手でもあります。ブドウの収穫など農業を移民に頼っている地域では、人手不足の問題も発生しました。
世界が収まらない限り、収まらない。コロナは一つの国の問題ではないですね、ホント。
8月|バカンス、クルーズ船の帰還、そして迫る再拡大の影
バカンス本番の8月は、さらにバカンス関係の感染が増え、9月の学校再開を前に、第2波到来が具体的に心配される月となりました。
大型クルーズ船の再開と、観光客で溢れるパレルモ
世界を震撼させたダイヤモンド・プリンセス号の悲劇から半年を経て、イタリア政府は大型クルーズ船の運航再開を8月15日に許可。
8月20日、ロックダウン後初となる巨大客船「MSCグランディオーザ号」がパレルモ港に寄港しました。

MSCクルーズのCEOジャンニ・オノラート氏のインタビューでは、「私たちの最新のクルーズ船に再びお客様をお迎えし、故郷イタリアの海で再び航海できることを光栄に思う」とのこと。
乗客全員の事前PCR検査、船内医療システムの強化など「最強の感染対策プロトコル」を掲げ、船内での乗客と船員の安全性を確保。各港では赤十字が万全の体制でフォローするそうです。
大型船からは、続々と観光客が下船。パレルモの街には、住民(66万人)より多そうな観光客が溢れました。そんな風景は、コロナ前と同じ…。
港近くのバールでロックダウンを振り返る
ちょうど寄港した日は、奇遇にも港近くのバールで、久々に再会した友人たちとブランチ。

「フィウミチーノ空港で7回も体温測られた!」
「機内は布マスクNGで、薬局へ外科用マスクを買いに走らされた」
やり出すと、極端なまでに徹底するイタリアの底力…(やらない時は、徹底的にやらない)。
有事のために平時は余力を残すイタリア人
そんなイタリアに、「イタリアは、よくやってる」と口を揃えて言うイタリア人の友人たち。特に「ロックダウン中の人々の他人への配慮には感動した。ローマでさえ、助け合いがあちこちであった」と言います。
イタリア人得意の自画自賛ではなく、感染初期は辛かったけど、、、たしかにロックダウンからのイタリアは、よくやってました。ロックダウン中も、やたらと誰もが親切になっていたのはホント(近所のスーパーのおばさんも優しくて、つい訝しんでしまったことを思い出す)。
日常的には隠せていても、有事には人間の本質が出るもの。人道とか倫理とか、他人を思いやる心の余裕。人生を豊かにするアレコレがとってもしっかり根付いているのかもしれないなーと思ったりもします。それは…教育か宗教か哲学か。
平時にパッツパツで頑張らず、有事のために余力を残しておくのは、大事と学んだイタリアでのコロナ禍でした。
サルデーニャがイタリアの武漢?無神経な人もいる
8月後半になると、とうとうイタリアのコロナ感染者が再び1000人を超えました。懸念されていた感染再拡大が現実のものとなります。
せっかく日本がピークアウトしてきたのに、今度はイタリア。気が休まる時がありません!

サルデーニャ島の高級リゾート地でのディスコ・クラスターや、バカンスで浮かれた若者たちが無症状のままウイルスを持ち帰り、ローマや各州で感染者が激増。
「サルデーニャがイタリアの武漢になった」などという無神経な声も聞かれて…。バカンスで持ち込んで、ディスコで感染しあって、さらに持ち帰っておいて、何言ってんの?って感じで聞いてて腹が立ちました。
世界中のどこにでも無神経な人というのはいますが、コロナ禍では、ある種の人々の無神経さが浮き彫りになりましたね。
「コロナはただの風邪派」はイタリアにもいる
今回の感染拡大は、平均感染年齢は30代へと低下。世界のトレンドと同じく、無症状者が多くて重症化が少ない(でも若者の重症者もいる)。
そのせいか、「ただのインフルエンザ」「騒ぎすぎ」「マスコミが煽りすぎ」「コロナは存在しない」と主張する否定派(Negazionista)も増え、有名歌手のヴァスコ・ロッシが「テッラピアッティスタか!えー加減にせーよ」とSNSで一蹴してトレンド入り。
Terrapiattistaテッラピアッティスタは、「地球は平だ」と信じる人たちのこと。「地球は丸い」の反対派ですw。
変異したウィルスの感染力は増しても、弱毒化?というのは、まだはっきりとしたエビデンスがないから「まだ待って」とイタリアの研究者が発言。関連性もまだわからないし、後遺症もわからない。
臨床研究結果を、大人しくじっと羊のように待ちながら、マスクをしてテッラピアッティスタを眺める夏でした。
9月|6ヶ月ぶりの学校再開!狂乱のプロトコルと「子供は国の礎」
9月14日、イタリアで学校が再開。ロックダウン&夏休み(←そもそも3ヶ月もある)で6ヶ月ぶりです。
細かすぎる感染対策と、遺跡での授業
WHOが「世界で過去最多の感染数」と警告する中での学校再開。親たちや先生たちが「本当に開けられるのか?」と連日激しい議論を戦わせていました。

国が打ち出した学校再開プロトコルは、驚くほど綿密(かつ過酷)なものでした。
・時差登校: 混雑回避のため7:30〜10:00の間で分散。
・1m間隔の1人乗り机: 二人用デスクは全面禁止。追加の机と教室が足りない!
・マスク着用: 7歳以上義務。ただし1m離れて着席中は外してOK。国からサージカルマスクを大量配布。
・発覚時の猛追跡: 1人でも陽性が出たら、即座にクラス全員+家族+教員の過去2日間の接触者を特定・隔離。
などなどなどなど…。
圧巻だったのは「教室不足」への解決策。
なんと、劇場や博物館、果てはローマの古代遺跡「クリア・ユリア(元元老院議事堂)」までもが教室として解放されることに!
千年前の歴史の中で数学や歴史を学ぶ子どもたち…この豪快で贅沢な解決策を、イタリア人たちが「まあ、場所があるなら使えばいいじゃない」とスルッと受け入れている姿には、この国の歴史の深さと柔軟性を感じずにはいられませんでした。
メディアの視点と、政治家の「向き合い方」
この時期、文部科学大臣を務めていたシチリア出身のアッゾリーナ大臣とコンテ首相の会見がよく報じられていました。
連日、親や教員組合から激しい怒号と批判を浴びながらも、「子供は未来であり、教育は国の礎。何があっても学校は守る」という強い言葉に感動もしました。
日本って、政治家の「パンケーキ好き」や「1000年に一人の美人大臣」といった表面的なトピックがよく報じられますが、、、政治家の熱い議論。聞いてみたいですw!
喧嘩しながらも本質的な「教育と未来」に向き合うイタリア。この国の持つたくましさを改めて実感した9月の幕開けでした。
※と言いつつ、美男美女が気になるーw。アッゾリーナさんを見ていると、モニカ・ベルッチの映画「マレーナ」を思い出すのよねぇ。ちなみに、アッゾリーナさんはシラクーサ人。いかにもシチリア東岸の典型的な美人ですな。ああ、私も表面的w!

コメント