どうも皆さま、ボンジョルノ♪
「そろそろ大腸内視鏡検査(大腸スコープ)をやった方がいいよ」と、周囲から言われ続けるも、怖くて聞こえないふりを続けていましたが、友達が大腸ポリープ切除。「1年放置してたらヤバかった。とお医者さんに言われた話にゾッとして…、とうとう決断。
初体験してきました!もちろんイタリアでw。
予約を入れてから、約半月、とてつもない緊張の日々でしたよ。今、無事に終わってホッとしてるところです!
今日は、イタリアの病院事情、費用や下剤ミッションをご紹介がてら、恐怖に打ち勝った記念に顛末を記録します。どなたかさまのお役に立てれば、これ幸いでございます。
予約は半年後?保険が効かない?イタリアの病院事情
まずは、イタリアの医療システムと費用について。
イタリアは、ホームドクター制(無料)。何はともあれホームドクターに相談し、そこから専門医療(公立・私立)に進みます。
- 公立病院:ホームドクターの指示があれば、費用は無料または格安。ただし、順番待ちには指示のカテゴリーに沿って、「超緊急(U)」「早め(B)」カテゴリーなら、数日から数週間と、割と早い予約も可能ですが、ただの検診目的は「計画可能(p)」。ゆったりw半年待ちなどになります。
- 私立病院:費用は全額自己負担。その代わり、予約が数日〜数週間でスムーズに取れます。また、公的医療協定私立病院もあり、状況により公的医療扱いになる場合も。
ピンキーパパ(義父)が大腸ガンの手術をしたガン専門の公的医療協定私立病院で、予約することにしました!やはり専門病院だし、しっかり診てくれそう…だし。
この病院の大腸内視鏡の費用は、ただの検診の場合は250ユーロ+生体検査代でした(すでにガン患者の場合は無料)。
ちなみに、ホームドクターへの相談〜予約完了、すべてオンラインで完了。コロナ禍以降、イタリアのくせに便利になってますw。
検査前が一番ツライ…食事制限と大量すぎる下剤!
さて、予約完了後は、病院から「検査までの注意」メールがきました。これが、細くて厳しい!

大腸内視鏡検査前は、食事制限があるとは聞いていましたが、3日前から?って結構、厳しいですよね。肉・魚以外食べるものないじゃんw。
一方、繊維が残りそうな「海藻」の項目がなく、日常的に海藻を食べる習慣がないから議題に上がらないんだなーと、食生活の違いを感じたりしながら、ニンニクは野菜?梅干しは…?と深読みしてると、キリがない。
面倒だから3日間、お粥ばかり食べ続けました(テキトーだけど真面目なのw)!卵、パルミッジャーノチーズ、オリーブオイル、塩、醤油と、味変しながら…で、なんとか乗り切りましたが、検査前日にはすでにヘロヘロ。
ローマで受けた友達は、ズッキーニとか野菜も食べてよかったらしく、「パレルモの人は、普段から必要以上に栄養摂ってるから、3日くらい絶食してもどーってことないってことなんじゃ?」と言うのに、妙に納得しましたw。たしかにねー。日常的な栄養過多を計算に入れたメニューなのかもしれません(知らんけどw)。
前夜の下剤ミッション”3リットル”が超ハード
そして、前日。

下剤ミッションがスタートしたら食事なし。水かお茶カモミールで耐えろ、と…
さて、下剤。
前夜と当日、2回に分けて飲みますが、その量が奥さん!各1リットル。それだけでも「え”」となるのに、各下剤の後に水分(水かお茶か、お砂糖入りカモミール)を0.5リットルずつ飲めと、指示書に…。
つまり、トータルで3リットル。

そんなに人は飲めるものなのか。楽しい飲み会でもなく、ただ1人でまずい液体を飲み続ける…虚しさに、心が折れそうにもなりつつ、まずい!トイレ!まずい!トイレ!で、大忙しw。
ほとんど寝る暇もなく、飲んでは走りを繰り返しながらいただく「下剤後のお砂糖入りカモミール」が、心に染みるほど美味しかったです。味や香り、食感って、本当に人を幸せにしますね。
そうして、ヘロヘログッタリ&体内にはもう内臓しかない状態で、検査へ!
検査当日!可愛い紙パンツと鎮静剤のミラクル
検査前に、お医者さんとのコンサルで、鎮静剤や「ポリープがあったらとって良い?」などの質問事項にサインをして、更衣室へ案内されると、紙パンツが用意されてました。
その紙パンツが、超可愛いw!
品の良い紺地に、イギリスの小学生みたいな膝丈。お尻が割れてなければw、履いて帰りたいくらいのクオリティだったんですよー♪

可愛い紙パンツに浮かれていると、看護士のおっちゃんが迎えに来てくれたので、一緒に検査ルームへ。
おずおずとベッドに上がり、鎮静剤注入用のプラスチック製カテーテルをぶっ刺されたので、「これ苦手!」とギャンギャン言ってたら、おっさん看護士に、以前手術した時の先生と全く同じことをされました(無理やりギュッと肘を曲げられる)w。定番なのか。
そして、先生登場。
「検査中に目が覚めたりしないように、たっぷり打ってください!」とお伝えし、「ハイハイ、心配しないで〜。じゃ打つよー」「絶対、鎮静剤切れないですよね?」「大丈夫よー」とかやってたら……。
「ハイ、起きてー」と肩を叩かれ、ハッとする。
「あ!いつ始めるんですか?!」
「もう、終わったよ」
…ビックリしたw。冒険は、知らないうちに始まり、そして終わっていました。
衝撃!ポリープを「お持ち帰り」するシステム
鎮静剤ミラクルに感動しながら、着替えて診察室に行くと、医師から画像付きの結果報告書と共に透明なプラスチックカップ(蓋つき)を手渡されました。
中には、さっき切除した数ミリのポリープがプカプカ浮かんでる…(驚)。
「じゃあ、これ、検査に回してね」
え?私に言ってる?看護士じゃなくて?
なんと、自ら再びホームドクターに生体検査の依頼書をもらい、自ら再び窓口に提出するという仕組みでしたw。「このまま置いていっても良いよ」と言われましたが、その場合は100ユーロ(自ら持ち込めば、20ユーロ)。
「持って帰りますw」とポリープと共に、病院を出た次第。そのままマイ・ポリープちゃんとスーパーに行ったわー。こんなシステムだと、無くす人もいそうね。
* * * * *
持ち帰ったポリープの生体検査結果は「良性で問題なし」。3、4年後にまた検査を受ければ、良いよ。と言われて、ひと安心です。
恐怖で何年も逃げ回っていましたが、やってよかった。下剤を乗り切り、鎮静剤さえあれば、なんでもない検査でした!まだの方、頑張ってーw!
▼3年後に、公立病院で体験!
おまけ:検査はコロナ禍ーイタリア・コロナ病院事情
ところで、検査はまさにコロナ禍でのチャレンジでした。
この病院は、コロナゼロ状態をキープしていたので、日帰り入院を含む、入館者は片っ端から検査検査で、陰性証明なしには、お見舞いはもちろん、付添人も入館不可。

大腸内視鏡検査の前日には、病院から陰性確認の電話がありました。まだ検査してなかったんだけど、日常の暮らしぶりをインタビューされ(100%引きこもり)、証明書がなくてもOKにしていただきました(融通が効くのがイタリアの良いところ?)。
ffp2か医療用マスク着用必須、手指消毒のアルコールで入館すると、


ソーシャルディスタンス完璧!でも、院内のバールでは、マスクを外した人々が、楽しそうにカフェw。

待合室には数人いましたが、いつものおしゃべり患者トークはゼロ。とても静かでしたが、声が出せないなら目で話そうとする人もいて笑いました。
厳しいんだか、詰めが甘いんだか。なんだかよくわかりませんでしたがw、イタリア人って結構、素直で真面目だよなーと思うことがしばしばあったコロナ禍の病院体験でございました。



コメント
ポリープと帰宅・・・だけではなく一緒に買い物!
最近、多少の事では驚きませんがこれはちょっとビックリ!!
前回の手術&入院レポートもそうでしたが、お国違えばで面白いです。
ちなみに、私は鎮静剤無しでしたが胃カメラに比べたら天国でした。知り合いの医師から「私もあの人。ここらでは一番上手い」と薦められた方だったせいか「鎮静剤は希望するなら打たなくはないけど(要らないでしょ)」と。周囲に聞くと「初回は必ず」とか「鎮静剤を推奨する」というほうが多いような気がします。