どうも皆さま、ボンジョルノ♪
空は青く輝き、海風がそよぐ爽快な5月。昨日はズームおしゃべり会をして(東京・ソウル・パレルモを繋いだよ♪)、気分も上々↑ご機嫌で日常に戻ったところで、
水が出ない!
ことに気づきました…。キッチンも洗面所もバスルームも、ありとあらゆる蛇口をひねってみても、何も出ない。
手がかりを探しに外へ
どゆこと?!と情報を探しに外へ出ると(情報は待っていてもやってこないのがイタリア暮らし…)、ご近所さんがざわついていました。
どうやら、うちのパラッツォだけで急に止まったようです。
管理人に電話をし、折り返しを待つと「修理業者さんは明日の朝来てくれることになりました」とのこと。
つまり…明日朝まで水なし?!
仕方ないか〜などと口々に呟き、各家に戻ったわけですが、よく考えると緊急事態ではないですか?
たしかに店じまいの19時過ぎではあったけど、緊急対応ですぐ来てくれないの?などとは誰も発想にないあたり、相変わらずですw。
そんな私も家に戻り、ランチの食器がそのままそこにある流し台見て「ハッ!どうすんの、これ…」と緊急っぽさに気づいたのだけど。
…まあ、食器は良いとして、歯を磨けないしトイレも流せない。植木に水もあげられない。美容にもこだわるキラキラとした友人たちをzoomで見た(そりゃ東京とソウルだもんねぇ)直後だけに、せめて毎晩顔くらい洗おうと思った矢先だったのに。。。
じいさんは山へ芝刈りに、ばあさんは川へ水を汲みに
そこへピンキー(帰宅)。
どうする?ミネラルウォーター買い足しとく?などと話していると、いきなり「バケツを持って隣のパラッツォのピッポさんに水をもらいに行く」などと言い出したので、「え。それならモンテ・ペレグリーノの湧き水の方が、気を遣わないんじゃない?」
※ピッポさんは、隣のパラッツォの管理人さんで、ご近所おっさん井戸端会議連盟のひとり。ピンキーはサブ会員。
グラス一杯の水をもらうわけじゃなく、数リットルの水をくれって言うのも、無理して親密なパレルモ風ご近所付き合いっぽいことしてる風だよねぇ。なんて話にもなり、行き先は山に決定w。
さあ、車で山へ水汲みに!
歩きやすいようスニーカーを履くと、お散歩かと浮かれ出したボン先輩を「緊急だから待っててね」と説得し、なんだかちょっとワクワクしながら車を発進したところで、実家の方が近いことに気づきました。
行き先を山から街へ!じいさんは、街へ水を汲みに。ばあさんも街へ水を汲みに。ちょっと近代的なじいさんとばあさんです。
しかしまー、シャンプー中とか土いじり後とかでなくて良かったし、山に水を汲みに行かずに済んで良かったねー。と、早くも「水無の夜」を乗り切った感満載で、陽気に実家に向かいました。

…戦下の人々を思えば、ひと晩くらいどうってことない。
途中で遭遇した別の階の人も「これから実家に帰るー」と言ってたし、他の住人たちもきっとなんとかしてることでしょう。
夫婦2人+犬1匹がひと晩で使った水の量は…
空ボトル、ワイン用のポリタンク、床掃除用のバケツ…に計42リットルの水を車に積んで、

家に戻ると、玄関階に張り紙が出てました。

そうか。やはり、汲み上げポンプか。とここで知る。
夕食は、買ってきたサラダパックに、義母作のサーモンのトルティーノ、チーズなど、できるだけ食器を使わないもので構成。
サクッとデリバリーにしなかったのは、前日がお持ち帰り中華だったので「2日続けて外のものはイヤ」とピンキー(夫)が健康わがまま発動したから。コンビニがあればな〜〜とは思うけど、なければないでなんとかなるね。
で、ボン先輩の散歩帰りの足洗いや、人間の歯磨き等をして…夫婦2人+犬1匹で、一晩で4リットルしか使いませんでしたよ…(飲料用のミネラルウォーター除く)。
節約すると、水って結構使わなくても済むもんなんだなーとなんか感心しました。お風呂は入ってないし、食器も洗ってないけど…。
そして、今朝。
きっちり8時半から作業が始まり、9時過ぎには復旧(ホッ)。水あり生活に戻ることができました。
ちなみに、管理人さんからは「復旧しました」のお知らせもなければ、「ご迷惑おかけして…」とか「今後はこんなことがないように…」などもありません。けど、言われても仕方ないし、誰も期待してないから問題なし!
たったひと晩だしね(1週間とかになったらさすがに問題になるでしょうけどね、補償とか)。細かいことで、ゴチャゴチャ言い合う方がストレスになるので、さっと水に流しますよ!水が出るってサイコー。
ところで、残った約38リットルばかりの水は…どうしましょうね?お返ししようかしらw。掃除とバルコニー菜園に使うかな〜。
ひねると水が出る。
素晴らしいです。
どうぞ良い休日を!
Buone feste!
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