どうも皆さま、ボンジョルノ♪
イタリアの映画館では、映画はもちろん、イタリア人の生態観察wも醍醐味。この冬、映画館で観た映画5本をまとめてご紹介します。
若きミック・ジャガーの髪型に釘付け!異次元の美しさ『パフォーマンス』
パレルモ旧市街の人気カフェで企画されたイベントで、ミックジャガーの初主演映画『パフォーマンス』(公開1970年)を観てきました。

当時、キース・リチャーズの恋人だったアニタ・パレンバーグがミックの相手役で、結構なポルノシーンを演じたことが話題になったらしいことは置いといて、
スゥインギング・ロンドン炸裂!
ストーリー自体はかなり眠くなる退屈さで、ドラッグの館がすごい埃っぽいのと(観てるだけでクシャミが出そう)、バスタブのお湯が汚いことが気になりましたがw、映像がサイケでロックで魅了されましたー。
あと、なんといっても目を奪い続けたのは、若いミック・ジャガーの美しさ!アニタ・パレンバーグが普通の人に見えるくらいの異次元の美しさで、思わず「あの髪型にしたい…」と呟いてしまうほど…。
そんな夢を聞き逃さなかったイタリア人たちに、「髪質が違うでしょ!」「顔も!」「目の色も!」と、冷静に突っ込まれて、イラっとしましたw。わかってるよぅ、そんなこと!だから、髪型だけでも…。
Youtubeにトレイラーがありました!
唇も、かなり今風。ヒアルロン酸を入れた「めくれた風の唇」を作る女性が大変多いですが(ラブラ・ア・カノット「ゴムボート風唇」と呼ばれてます)、もしや、この唇が発端なのでは?と思うほどのセクシーさ。
ただただ、ミック・ジャガーを眺めるだけでも、感性が刺激される映画でしたよ!


夜な夜な人で賑わうカフェの奥にあるサロンで開催された映画会。いわゆる、カフェ・カルチャーですね。
こじんまりした雰囲気で、趣味の合う人が集まって、あーだこーだ言いながら映画を楽しむ…なかなか良かったです。家みたいでw。
フランス人もよくしゃべる…映画『ノン・フィクション』
イタリア語で観たフランス映画『ノン・フィクション』。
ベネチア国際映画祭でも話題になったアサイヤス監督の新作コメディで、フランス語の原題は、Doubles Vies「二重生活」で、イタリア語題は、Il gioco delle coppie「カップルゲーム」。
こんなに題名の雰囲気がバラけるものなんだろうか?

インターネットに翻弄される出版業界をベースに、デジタルの台頭に戸惑うアナログ世代の人たちが、戸惑いながら、結局、どちらが良い悪いではなく、曖昧に混在する世界とどう折り合いをつけるか…。とダブル不倫に気付きながらも離婚せず、結婚生活はどうなるのか…。を重ねて展開していくのが、なんだか洒落てて、さすがでした。
と言うわけで、三者三様の題名になってしまったのもわからなくもない「ノンフィクション」。
全体の感想は:フランス人もよくしゃべる(そこw?)
いや〜全編通して、しゃべりまくりのしゃべり通し。
さすがのイタリア人たちも「ウッディ・アレンも真っ青だね…」と怒涛の会話劇に疲労感を漂わせてましたが、ジュリエット・ビノシュが、女優ジュリエット・ビノシュを語ったり、面白ネタも散りばめられて、気軽ーに観られる映画です。耳が疲れるけどw。
それにしても、SNSの「いいね」の数が世論。なんて発想が、フランスにもあるのが意外でした(フランス人は他人の意見に惑わされなさそう。はステレオタイプな偏見ですねw)。
あと、トマージ・ディ・ランペドゥーサの名作「山猫」の有名なフレーズ、「全てを変えないために、全部変える必要がある」が引用されていたのが印象的。やっぱり、「山猫」は名作なんだな〜と改めて感じましたよ。
祝アカデミー賞受賞!映画『ローマ』はモノクロなのに色が見えた
映画「ローマ」は、ただいまNetflixで配信中の話題の映画。アカデミー賞発表の前でしたが、イタリアで”オリジナル言語”で劇場公開されたのを観てきました!
ほぼほぼ100%吹き替えになってしまうイタリア。たまにあるオリジナル上映が見逃せません。イタリアの吹き替えは、とても上手なんですが、、、やっぱり、外国語映画はオリジナル音声で観たい。
英語でもなくスペイン語の映画をイタリア語字幕で…。観る前は、「…途中で寝るかも」と心配しておりましたが、ところがどっこい。引き込まれすぎて、途中からスペイン語理解しちゃってる?自分…って思うほど、聞いてるのか字幕読んでるのかよくわからなくなるくらい映画の中にすっぽり入り込んでしまいました。
ドキュメンタリー風の映画は、ややもすれば「たいくつー」になりがちですが、「いろんな事起こりすぎっ@@!!」でどんどん引き込まれるエンターテイメント性がすっごい。
そして、極めて美しい映像とメキシコ風のスペイン語が作りだす空気感。さすがキュアロン監督。たしかにオリジナル言語で見なきゃダメです、これは。
なんでしょうね、不思議な事にモノクロなのに色が見えましたよ。

最後は「終わらないでー!」と思うくらいのめり込みましたが、当然ですが映画は終わります…。終わった後は、「ケ・メラビリア…(なんと素晴らしい)」と呟く人が続出でした。
最終的に、監督賞、撮影賞、そして外国語映画賞の3部門で受賞した映画「ローマ」。
今回観たアカデミー賞受賞前の映画上映会では、映画館の館長さんが、アカデミー賞について、映画「ローマ」について、めっちゃ熱く語っていました。

「外国語映画賞には、日本の映画「万引き家族」もノミネートされていて気になるところですが、さて、どうなるでしょう?」なとと言っていましたよ。日本人的にはちょーっと残念ですが、映画「ローマ」、素晴らしかったです!
あ、あと、犬がめっちゃ出てくるのも個人的には着目ポイントでした。(ウ○コの掃除がめちゃくちゃ大変そうだった〜!)
映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』で心が折れそうに
ゴッホの伝記的映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』(原題:At Eternity’s Gate イタリア語題 Van Gogh-Sulla soglia dell’eternita’)は、世界中で周知の苦悩と狂気に満ちたゴッホの生涯を改めて描いた伝記モノと思いきや、これは、叙情詩。
”そこにいるゴッホ”が見ている世界を、哲学と音楽と映像で語りかけられるような美し〜い映画で、なんといっても、ゴッホを演じた主演のウィレム・デフォーが、あまりにもゴッホで素晴らしかった。
「ちょっとゴッホさん…生き返りましたか?」ってくらいソックリ!あ、もちろん生ゴッホは知りませんけどw。
耳を切り落としたり、精神病院に入院したり、ストーリー自体は知ってる話ですが、そのひとつひとつの場面でのゴッホの心情を、丁寧に表現するデフォーが切なすぎて、最後の方で、鳥肌ーが立つくらいゾクゾクしてたら、隣で見ていた友達も「鳥肌…」と呟いて、ビックリしてたら、
ピンキー(夫)が、「泣きそうだから、噛む!」とグミを爆食www(なんだそりゃ…)。
イタリアの映画館では、終わった瞬間からザワザワ大騒ぎになりますが、今回は珍しく、しばらくシーンとしていたので、皆さん、心が折れかけていたのかも…(グミがなかったんだね)。

ココロが折れないように、グミを噛まずにはいられない。そんな映画です!
映画館の帰り途、ピンキー(夫)が、ニューヨークで初めてゴッホの生絵を観たとき、ゴォ〜っと「音」が聞こえた話を始めました。
物理学者が、ゴッホの絵はエネルギーの動きをとらえていると解説していたそうですが、「あの音はエネルギーの音だったのかも」としみじみとしながら、「ゴッホは未来の僕たちのために描いてくれていたんだね」ですって。
キリスト教信者の多いイタリアだけに、宗教観みたいなものも影響して、心を打たれた人が多数なのかもしれませんが。機会があったら、ぜひ!
映画『ボヘミアン・ラプソディ』をリンゴと共に
日本でも人気ですが、イタリアでも大人気の映画『ボヘミアン・ラプソディ』。「今年イタリアで最も観られた映画」だそうです。

映画は、ネタバレになるので詳細は省きますが、ライブエイドの再現がスゴイ。フレディ・マーキュリーはもちろん、クイーンも本物みたいで、映画が終わると、号泣&拍手喝采でした! イタリア人はわかりやすいw!

ついでに、「生しょうが」もいただきました。冬は、小さくカットして小瓶に入れて持ち歩いてる彼女です。「風邪予防に最適」なんだそう。真似してみようかな?
そして、昨夜から我が家のBGMはクイーンです(当然かっ!)

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