ナポリでも現金入りバックが戻った!ー”偏見”を考える…

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どうも皆さま、ボンジョルノ♪

ちょっともー激暑!今日はまたもや40度越えました。また海がぬるくなっちゃうw!

先週の嵐で「もう秋かしら」なんて思ったのは、ほんの数時間だった模様です。。。まだ、ぜんぜん夏ですねぇ。

イタリアのスリ・置き引き状況がちょっと変わってきてる?

さて、先日、タクシーに置き忘れたスマホがサクッと戻ってきた話を暴露(?)しましたところ、

友人たちから、こんなコメントが届きました。

渋谷でスリにあってお財布も免許証も盗まれた。トラステヴェレでは口を開けたバックを持ってて無事だったのに」。

「モトリーノでスマホ落として、家に帰ってから気づいて慌てたけど、失くしたスマホに電話をかけたら、たまたま拾って持っててくれたタクシー運転手が出てて、無事手元に戻った(@ローマ)」。

イタリアは、スリや置き引きが多いってことになってますが、最近はそうでもなくなっているのかもなー。などと思っていたところ、こんな記事(↓)を読んで「へー」と思ったことを、思い出しました。

「現金の入ったバックが戻ってきた!」という話です。

ナポリ…パレルモから行くんだって、ちょっと気をつけちゃうナポリでねぇ、へー。

日本昔話みたいなナポリの物語

話の概要はこうです。

彼は、現金と貴重品が入ったバックの持ち主を見つけるために、多大な努力を惜しまなかった。このハッピーエンドのおとぎ話の主人公は、ナポリ人ピーノ・モビリア。グリーンヨーロッパの地域評議員フランチェスコ・ボレッリが語った。

ピーノは、そのバックをサンタ・テレーザ・デリ・スカーリ通りで見つけた(※トレド通りの上の方なので、結構街なかです)。中には、大量の現金と貴重品。財布の中には、持ち主が確認できる書類があったので、ピーノは友人にスクーターを借り、書類に記載された住所へ向かった。

到着した住所には、小さな女の子。彼女が両親に聞くも、何も失くしてないと言う。ピーノは諦めず、近所の人たちに書類を見せて問い合わせると、彼らはすぐに、以前ここに住んでいた正直な働き者の外国人だと認めたが、しばらく見ていないと言う。

ピーノは、バックを拾った場所に戻り、その人物を知っている人がいないか探した。すると近くの郵便局員が常連客であることに気づき、電話。持ち主は感謝と共に、安全のために貴重品を持ち歩いていたのだと語った。

この話は、私たちの街を覆う固定概念を覆るものだ。と、ボレッリは強調する。他人への敬意、市民の良識、誠実さ。他人への敬意と協力し合う行動が、より良いナポリを築くことができるのだ、と。

…安全のために持ち歩いてて置き忘れるってww。見つかって本当に良かったですよね!

「正直な働き者」ってところで、この話をするボレッリさんの声が市原悦子になりましたよ(まんが日本昔話のナレーション♪)。

ピーノさんには、きっとバックより大きな葛籠(つづら)が届くのでしょう。

「〇〇ってこうだよね」はほどほどに…

「イタリアは治安が悪い」
「イタリア人は怠け者」
「イタリア人男性はすぐに女性に声をかける(←これは本当かw。でも、ただのコミュニケーションの一環ってだけだけど)

などと、耳にしますが、実際に住んでいるとそうでもないけどね?と感じることは多々あるものです。

パレルモも!「マフィアがいて危ない」とか聞くと、ちょっと笑っちゃいます^^;。ただの旅行者など相手にしないです←コストパフォーマンスが悪いから。下っ端チンピラのスリ程度はあり得ますがね…。

まあ、かつてはナポリでスリ・置き引きが多発してたのは事実だし、ANSAがわざわざニュースにするくらいだから「これはやっぱり珍しいことなんだ!」と思わなくもないですけど、街の人の多くは善良なんですよね(この前も書いたけど)。

「ナポリは、こう」「日本は、こう」「イタリアは、こう」。

そこに主観や先入観を加えた「〇〇ってこうだよね」的な決めつけや偏見ってのも多々あるものですが(しかもそう言い切らせるに至った情報元が、△△が言ってたとかTVとか…wってケースも多々)

偏見は、知見の浅さ、観察力のなさ、現実認識力の甘さ…などを同時に表明してしまうものでもあるから、時には滑稽だったりするし、不要な差別を生むこともあるので…私は、偏見持たずになんでもじっくり見よう。と、心がけております♪

視野を広くニュートラルに、
良い木曜日を!
Buon giovedi!

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