どうも皆さま、ボンジョルノ♪
昨今、日本でもお目にかかるようになったシチリア産ピスタチオ。特に、エトナ山麓のブロンテ村が名産地として知られ、小さな村には、ピスタチオ専門の生産者さんや製品加工業者さんが、なんと数百以上も軒を連ねています。

今回、ボン先輩を連れてブロンテ村のピスタチオ畑に収穫体験に行ってきました〜!
緑の宝石?!ブロンテ産ピスタチオの収穫を体験
ピスタチオは、古代から地中海・ペルシャ界隈で生産されてきたナッツ。シチリアでは、8〜9世紀ごろから栽培が始まりましたが、何もこんなハードなところで育てなくても…ってくらい、ピスタチオの木々は、エトナ山の溶岩がゴロゴロ転がる溶岩原に点在しています。
ミネラル豊富な火山性土壌とシチリアの強烈な太陽、そして激しい寒暖差。この世界でも珍しい特異なテロワールから、他国産よりも濃厚な風味と美しいエメラルドグリーンのピスタチオができるわけです。
ピスタッキオ・ヴェルデ・ディ・ブロンテDOP(ブロンテの緑のピスタチオ)という名称で、EUが認めるブランドにもなっています。

溶岩のごつごつした急斜面は、機械化は無理。4つ足の先輩はスイスイですが、人間は、斜面に足場を確保しながら…手摘み、もしくは棒で叩いて下に広げた布に落とすわけですよ。
しかも、収穫期は真夏…。
そりゃもう大変ですよ、疲労感と人件費が。そりゃお値段も高くもなるわねーw。
2年に1度しか収穫しない奇数年のプレミアム
その上、2年に一回しか収穫ができない。
と、いうのもブロンテでは、2年に1度(奇数年)だけ収穫するのが伝統だから。偶数年は「安息年」として、わざと収穫しないのですが、、、
なんと、春先に咲く花をあえて摘み取って、木に実をつけさせずに休ませるんですってよ、奥さん!ちょっと酷いわw!な感じもしますが、そうすることで栄養を2年分、凝縮。最高品質の味と香りが爆発するわけです。一粒で3000メートル、いや、2年分!(←昭和ーw)
そうすると、市場に出回る絶対量が半分になるわけで、ブロンテのピスタチオは、世界のピスタチオ生産量の1〜2%くらいしか出回らないらしいです@ISTAT(イタリア国立統計局)。
その希少さ、美しさに加えて、DOPの厳格な栽培基準をクリアした本物のブロンテ産ピスタチオは、その市場価値の高さから「Oro verde(緑の金=緑の宝石)」とも呼ばれています。
(盗難や産地偽装もあるから、収穫期は警備も強化。カラビニエリがヘリコプターで巡回します)
ピスタチオの実(殻)は可愛いピンク色!
というわけで、宝探し気分で、捻挫の危険を冒しながら、「緑の宝石」を探してみると…
ピンクやないかーいw!

思いのほか、可愛いピンクでしたw。
この実を剥くと、中から綺麗な緑が現れます。ま、要するに「殻」になる部分ってことですが、ピンクが白くなったら、収穫にちょうど良いタイミングなんだそうです。
と、言っても一斉に白くなるわけではないので、、、収穫に良さげな実を探して、足場の悪い急斜面を移動しながら手摘み…。そりゃお値段も高くなるわね…(再)っていうか、盗難もあるらしいけど、盗むのも命懸けよね。
真夏の暑い時期の過酷な作業!樹液も危険
太陽が容赦なく打ち付ける時間に、せっせと摘んでは移動。せっせと摘んでは、移動…ってもう、汗だく!

人間たちがヒーハーしながら詰む傍らで、溶岩原を陽気に走り回っていたボン先輩が戻ってくると…背中にごっそりドロドロベッタベタの白いブツをつけていました…。
それは、ピスタチオの樹液。
強力接着剤レベルで、ちょっとやそっとじゃ落ちないらしく、「髪についたら、終わり…」と言われていたのに。…体毛。かなり終わってますねw。
そこにいたピスタチオ生産者さんたち、つまりピスタチオの専門家たちがアルコールで拭いたりてみたり…してくれましたが、全然取れず、、
「これはもう、剃るか抜くかしない!」
と言うんで、笑いましたw(いや、笑ってる場合ではない)。
抜くのは可哀想だから、剃るかw!ツルッとしたボン先輩も見てみたいな。なんて思ったけど、それも気の毒なので、諦めてもかわいそうなので、、、諦めました!しばらくは、ベッタベタの白い樹液付きで生きていただきます(そのうち取れるでしょーw)。
美しい緑のピスタチオの実が、実は可愛いピンクだったり、強力な樹液を出してたり。本場に来ると、発見がありますね!
本物のピスタチオを使ったジェラートは、緑じゃない?!
さて、そんな収穫体験の後は、溶岩の合間でピスタチオランチです♪

ピスタチオをたっぷり使ったアンティパストやパスタ、手作りカンノーリやジェラート。まさに地産地消ですな!

ちなみに、これが本物のピスタチオを使ったジェラートの色なんですって。
ピンク→白になった殻を剥くと、お馴染みの鮮やかな緑色をしたピスタチオが出てきますが、粉砕してジェラートやグラニータにすると、うっすら緑がかったベージュになるのが無添加&本物のピスタチオなのだそうです。
ごっつい緑色をしていたら、たいてい着色料を使ってるとか。
本物のピスタチオジェラートは、思いのほか緑じゃない。はい、これテストに出ますw。いや、覚えておくと、フレーバー選びの際に役立つかもですね!
今回は、日本にも輸入されているEMMAさんの畑にお邪魔しました(日本では伊勢丹Da Romaで購入できますよ)。
▼ピスタチオ収穫体験やランチの詳細はこちら!
ブロンテ村のバールでピスタチオのある暮らしを覗き見
翌日は、EMMAさん御用達のバール・カフェテリアでピスタチオが身近にある町の暮らしを覗き見しました。

そ・し・て、イチオシのピスタチオのグラニータも!

んー香ばしくて甘くて、シチリアのからりとした陽気に、こんな合う食べ物あるー?!ってくらい美味しかったですよ!
本場ブロンテ流のカフェの飲み方
そうそう、この収穫体験の前に某輸入業者さんの視察で、ピスタチオ工場の見学に行った時に、美味しいブロンテ流のカフェの飲み方を教わったことがありました。


香ばしいピスチオの芳香に包まれる工場内で、代々ピスタチオ農家を続けてきたオーナーさんに、ピスタチオ愛に溢れる話をたっぷり3時間お聞きした後…にいただいた、エスプレッソに甘いタイプのピスタチオ・クリームを投入した「エスプレッソ・アル・ピスタッキ」。

クリーミーなナッツの香ばしさと甘さがエスプレッソに良くあって、とーてーも美味しいカフェでした。ピスタチオクリーム(甘)、コルネットに入れたりドルチェに使う以外に、こんな使い方もあるんですね。
ブロンテ界隈のバールなら、当たり前にオーダー出来ます。
▼エトナ山は、シチリアの美味しい山の幸の宝庫
炎天下の収穫は、熱中症も気をつけないと…ボン先輩の熱中症騒ぎ
ところで、収穫した日の夜、近郊のホテルに移動すると…ボン先輩が、グッタリ。え?熱中症?!と大騒ぎにもなったんですよ…。

大慌てで水シャワーで冷やして、クーラーをガンガンにしてよく休ませると、翌朝は、元気に戻りましたが…。

いやービックリしました。いくら丈夫なワンコとはいえ、炎天下で気ままに遊ばせすぎましたね…。
チルネーコ・デッレトナ”エトナ山のチルネーコ”が混ざっている保護犬ボン先輩。ルーツが同じで風景に馴染むーとか言って好き放題させてると、いろんなトラブルが発生しがち。反省です。
以前も、フランク・コーネリッセンさんのブドウ畑で耳の中に稲穂?を二つも入れて、翌日全身麻酔で引っこ抜いたこともあったね…。
以上!ボン先輩とエトナ山ブロンテ・ピスタチオ収穫レポでした♪



コメント
ボン先輩の三つ指、かわいい!
2021年の収穫ツアーは万難を排して参加します!!
熱中症対策万全で臨みますよ~!
あの世からでも籠下げて参加するかも?!いえ、強欲だから”背負って”参加(笑)
>しんしんさま
おお、早くもご参加表明ありがとうございますw。
まだどうなるかまったく不明ですが〜多分やります!
乞うご期待くださいませ♪。