どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
今日は、朝から激アツのパレルモでした!最高気温26度ですよ。。。この流れで行くと…6月は40度、7月は50度かしら〜?とゾッとしていますw。
そら豆はおろか、テネルーミ(パレルモの夏野菜)まで出始めてますが、一応、今は春野菜が旬。菜の花系野菜が、山積み叩き売り状態です!
菜の花に似た野菜といえば、チーメディラパが有名
そんなわけで、モシャモシャと幼虫気分で美味しくいただいておりますが、イタリアの菜の花系の葉野菜、種類豊富でいつも混乱します。
まずは、日本でも有名な菜の花系野菜といえば、チーメ・ディ・ラーパですね!

こちらは、カーボロと呼ばれる菜の花系野菜です。

…同じじゃないか。。。いや、似てるけど、風味も食感もまあまあ違う。といいつつ、ほぼほぼ使い方は同じですw。
実際、学名的には両方ともアブラナ科アブラナ属。
ただし、”分類”が違います。
チーメ・ディ・ラパはアブラナ科アブラナ属ラパ種。
カーボロは、アブラナ科アブラナ属ヤセイカンラン種。
はいはい、そうですかー。ってなもんで、ここまでくると、ただのマニアな世界感が香りますねw!ざっくりした人なら、「同じ」で良いと思いまーす(テキトー)。
チーメディラパ、カーボロの他にもまだある似た感じの菜の花系野菜
さらに、やや紫がかったカーボロ・トゥルンツォや、濃い緑のカーボロ・ネーロ。ゴワっとした野生感高いカーボリチェッリなどがございます。

どうせ、クタクタになるまで茹でて、オリーブオイルとニンニクで炒めるので、ほんと、どれでもいい…んですけど、やっぱり微妙に味わいが違います。
いつもはサニーレタスもアイスバーグも、レタス系はなんでも「インサラータ」ってまとめて呼ぶイタリア人も、急に「おお、カーボロ・ネーロが入荷してる!」なんつって、細かく喜んだりします。不思議w。
ところで、チーメディラパと並び、日本でも知られているイタリア菜の花系野菜に、フリアリエッリもありますね。
そう、ナポリやナポリピッツァが好きな方なら、「ああ、あれ!」とすぐに思いつくはず。たいてい、サルシッチャとセットで出てくるヤツです。
フリアリエッリは、ナポリ・カンパーニア州の伝統野菜
フリアリエッリは、チーメ・ディ・ラパのナポリの呼び方…という認識ですが、実は、カンパーニア州で生産されたものに限っては、きっちりイタリアの農林食品省に「カンパーニア州の伝統野菜」として認定を受けたブランド野菜となります。
イタリアは、この辺とってもしっかりしてる。モッツァレッラも「カンパーニア州の」をつけてブランド化してますよね。
カンパーニア州で生産されたのに、「チーメ・ディ・ラパ」って呼ぶと、フリアリエッリ業界のおじさんに「おいおい、これはフリアリエッリですよ」と注意を受けることになります(嘘ですw)。
産地をチェックしてから呼ばないとwってなわけで、やっぱりイタリアの菜の花系野菜は、ややこしいですな。
ローマのブロッコレッティ、え?実は日本生まれ?
そうそう、ローマによくあるブロッコレッティも、菜の花系野菜。よく食べましたねぇ、サルシッチャと一緒にw。←菜の花系のちょっとした苦みとサルシッチャは合うってことですね。
「チーメ・ディ・ラパのローマ的な呼び方なのかなー(フリアリエッリ的な)」と勝手に思っていましたが、今、調べたら…、
日本生まれ
と出てきて、びっくりしましたよ!サカタのタネが開発した野菜ですってよ、奥さん!
日本ではスティックセニョール?と呼ばれてるようですね。←訳すと、棒紳士?は?
ブロッコレッティは、アブラナ科アブラナ属ヤセイカンラン種。チーメ・ディ・ラパ(フリアリエッリ含む)はラパ種だから、似てるけど違う。あぁぁぁぁ(混乱)!
もう、一括で「菜の花」で良いのでは?と力尽きそうになりますが、カンパーニア州の伝統野菜だったり、サカタのタネだしw。一応、ちゃんと覚えておきたくはあります…。
アブラナ科アブラナ属には、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーはもちろん、青梗菜、水菜、からし菜、そして白菜!…もあるから、やっぱりまとめて菜の花と呼ぶのはムリか。
巨大ファミリーすぎますね、アブラナ科アブラナ族。なんなの?シチリア人なのw?
グローバルに展開する多国籍企業のようだなー(ネスレとか)と感心する夏っぽい春の金曜日でございました。
▼基本の食べ方と合わせる具材は?あえてトマトソースで実験してみたよ
▼王道のシンプル菜の花春パスタレシピ
どうぞ美味しい野菜で良い土曜日を!
Buon sabato!
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