ちょっとちょっと…ボン先輩のゴハン用に、冷凍しておいた鶏肉を茹でてる最中のことでした。
ゴミ箱にポイっと捨てた鶏肉を包んでいたラップ。
目を離した隙に、
パクッ!
と、食べちゃったんですよ!
ぎゃー!
犬のラップ誤飲は、犬あるある!まずは落ち着こう!
「出して出して~!」と口を開けようとしたら、むしろ慌ててゴクリ。飲みこんでしまいました…。
慌てて、「犬、ラップ、食べた」でググってみると、出るわ出るわ。結構なヒット数です。
つまり、「よくあることなのか…」とちょっとホッとしつつ(?)、いくつかのサイトを読んでみると…。
「胃腸に張り付いて腸閉塞を起こす」
「最悪、開腹手術」
「排出を促す薬を飲ませるべき」…etc
ひぃぃぃ((((((ノ゚⊿゚)ノ!!!!
救急車ぁぁぁぁぁ!と、思わず取り乱しましたが、ちょっと待って。
ここイタリアではどうするんだろう?と、イタリア語で検索してみたら、
「3日くらいしてウ○チと一緒に出るよ」
「よくある、よくある。でも出るよ」
え?
驚かんばかりに、ライト!
どっちが合ってるの?!とまた混乱w。
獣医さんにも確認し、”お気楽イタリア流アドバイス”を採用!
うちの子になった時からお世話になっている獣医さんの緊急電話に連絡すると、似たようなお気楽回答。
イタリアの獣医さんのアドバイス:
⑴.いつもよりちょっと多めのゴハンをあげる。
⑵.ひねり出すたびに、ほじくり返してチェック。
これを2、3日繰り返して、様子を見る。出てこなかったら…改めて相談する。
まあ、そうだろうな。急に腸閉塞にもならないだろうしね、うん。と、なんだか気持ちも落ち着いてきました。
それにしても、イタリア語のサイトたちは、読めば読むほど…大したことじゃない気がしてくる不思議…。
ボン先輩が飲み込んだ、ラップのその後
アドバイス通り、いつもより多めのゴハンを食べさせると、1日5回はひねり出すブツ(そりゃ、食べる量に比例しますよね)。
毎度顔を近づけ(ど近眼)、祈りを込めて、お箸でブツを崩す…。
これを繰り返して、3日目の朝。
オヤ?オヤオヤオヤ?
これは…?!
ええ、ラップでした!Oh!
全く消化されず、原型を保ったまま…見事に生還したラップ。割り箸でつまみ、冬の日差しに翳すと、光輝いて見えました。

だいぶ長くなった人生ですが、これほどまでにラップを待ち望み、その姿に歓喜したことがあったでしょうか?!冬の光とラップ、美しかったです…(涙)。
犬との暮らしに欠かせないのは、蓋つきゴミ箱と冷静さ
食べたラップは、10cm×10cmくらいの大きさ。クシュっと丸めれば、小さいものではありますが、まかり間違えば命の危険にもさらされていたかも知れず…(日本の検索結果によれば)。
うかつに鶏肉の香りのするラップを捨てたことを、心底反省しましたよ。食べるなと言っても無理だから、危険なものは避ける。それが、飼い主の責任というもの…。

それにしても、日本とイタリアで同じ質問への答えが、ずいぶん違うもんですね。イタリアの犬が、丈夫なのw?というわけでも、ないでしょうけど。
イタリアのアドバイスは、最悪を想定しないで不安を煽らない。という点では、大らかで良いな〜とは思いました。まー万事解決したから言えることですけどね。
いろんな情報や意見があふれる世の中ですが、、、閲覧数を稼ぐために、わざと怖がるように書いてたりもするから。なんたって、まずは踊らされず。信頼できる人のアドバイスを参考に、落ち着いて選択することが大事ですね。
飼い主半狂乱→ボン先輩、慌てて飲み込む。ってのも、よくなかったです。慌てるとワンコは慌てて飲み込んでしまうものだから。
今回の教訓:犬のいるお家は、蓋つきゴミ箱と冷静さがマスト。
ボン先輩がうちの子になってから、1か月余り。まだお互いに、以心伝心までとはいきませんが少しずつ、信頼される飼い主になれるよう頑張りますよ〜。あー出てきてよかった!
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