世界遺産エオリア諸島・フィリクーディ島。
街灯もなく、わずかな家々の灯しかない真っ暗闇の島。
そんな島の夜は、月の明るさがとーてーもありがたく感じます。月が出ている夜は、懐中電灯がなくても歩けるし。
海の向こうにチラチラと光っているのは、シチリアの暮らしの光。東京と比べたら、極小の光だけれど…「ああ…人がいる(涙)」とちょっとホッとしたりもしますw。
暗すぎて、他に見るものもないから月を見る。
あとは、星を見る。
波の音を聞く。
風の匂いをかぐ…。
動いているのは星の瞬きと雲くらい。
「そりゃ、ギリシャ神話も生まれるわ!」
と、この島に来る度に思います。
圧倒的な自然の営みの迫力に、
想像力が掻き立てられる…人もいるでしょう。
ボンさんもおとなしい。
月を見ながら、一句読みそうな背中です。
Mi è venuto voglia di leggere un Haiku…ボン先輩のインスタグラムより
ボンさんも想像力を掻き立てられているのかい?
「え?俺?」
雲にまにまに隠れる月に照らされて、
ボンさんが集中していたのは、
はす向かいの猫たちが立てる、
小さな音と匂いでしたw。
…はす向かいには猫が住んでます。
15匹も!
日々の猫たちとの合戦に備えて、
作戦でも考えていたのでしょーか?
「やる?負けるよ、きっと」
ボス猫、こわいwwww。
こちらで飼われてる猫たちは、全部保護猫!素晴らしい。避妊手術も完了し、大事に育てられている猫たちは、ひろーいお庭で悠々自適。出入りも自由です。
良い環境にお暮らしですなぁ。
でもお世話も大変そうです。
オーナーさんはパレルモと島を行ったり来たりしてるご夫婦。不在時には、ご近所の人に”莫大な金額(オーナー談)”を支払って面倒を見てもらっているそうです。
莫大な金額なのは…エサや水の世話だけじゃなく、
毎日、全員に話しかけてご機嫌伺いも、お願いしてるからなんだそう。例えば、「今日の調子はどうだい?」から、「今日もかわいいね」「毛艶が良いね」とか、
「素敵な耳だね」
などと、褒めちぎるところまでインクルーズ。
…素敵な耳。
…素敵な耳wwww。
(とてもツボにはまりましたw。)
猫は、耳も褒めるポイントなんですね!
オーナーさん曰く、「話しかけてあげないと体調悪くなったり、褒めないと機嫌が悪くなるからね。」
はぁ、なるほど。それで、耳もw。
「猫だけじゃないよ、犬だってそうだよ。」
たしかに。
ボンさんもカワイイ!とかカッコイイ!ブラーボ!と褒められると嬉しそうです。ついでにピンキー(夫)もw。
今度は、「素敵な耳だね。」も追加しよう!
ピンキー(夫)も耳を褒められたら嬉しいだろうか?
人間も。
褒めるところは、いっぱいありますね!
続く。猫との戦いも続く。
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