どうも皆さま、ボンジョルノ♪
「俺の島」エオリエ諸島フィリクーディ島のバカンス話の続きです。
島の食生活に欠かせない塩漬けカッペリと干し玉ねぎ
毎夏のことですが、バカンス中は自炊がメイン(滞在が長いんでね)ですが、食材集めがなかなか大変。
お肉は隣のリパリ島まで買いに行かねばならぬし、魚は気まぐれ漁師から買うしかないので…パレルモから持ち込んだ、冷凍肉&魚に、ご近所の農家さんのお野菜や卵をプラスしてます。
ベジタリアンでもないのに、野菜が多めになる島暮らし。


食べたら死ぬヤツだよ〜。と、農家さんで干されて保存(?)されている玉ねぎやニンニク、トマトを買ったり。
これが結構新鮮なんだけど、干すと保存期間が延びるんでしょうか?数ヶ月イケるって話ですけど?
▼3ヶ月らしい!
島であちこちに(雑草のごとく)生息しているカッペリ(ケイパー)も、大事な食材、大事な調味料。

さすがに自分で塩漬けにするには時間が足りないから、できたものをご近所さんから買います。

塩漬けカッペリを食べると…酢漬けのケイパーはもう食べられなくなる危険がありますが、ぜひ機会があればご賞味くださいな。
▼この後に行ったサリーナ島でも極上のカッペリ工房へ!
生まれも育ちもフィクーディ島のガチ島人と島で人気のピッツェリアへ
さて、そんな島の食材を使って自炊以外、たまには外食もします。
ある夜は、毎年島で会うバカンス友達と”本物(?)のフィリクーディ島人”✖️ローマ人カップル+2歳半のベイビーと、ピッツァディナーをしました。

フィリクーディ島生まれのフィリクーディ島育ちのサンティーノさんとローマ人の奥さまは、バカンス中に恋に堕ち結婚に至ったそうですが、だからと言って、旦那さんの故郷フィリクーディ島に居を構える覚悟をするとか、なかなかだと思います(ええ、余計なお世話だけど、すごい秘境なんだもの)。
彼女曰く、「ローマになんの未練もない」そうですけど…w、サンティーノさんは、島の向かい側にあるシチリア島と島を結ぶ拠点となる小さな港町ミラッツォでさえ、「人が多くて酔う」と言い、「ローマでは具合が悪くなった」そうなんで、えてして島に住むしかなかったようですけどwww。
小さな可愛いベイビーも島で生まれ、夏以外の人口が減少傾向にある島に貢献してるし、彼女の覚悟と愛に感心してしまいました。
ベイビー氏は、2歳半ながら海でガンガン泳ぐし、釣り船に乗って、「揺れる船上で立ったまま」なんだとか。島人らしい脅威の体幹を、早くも獲得しているようです。素晴らしい。
想像を絶するフィリクーディ島、元羊飼いの暮らし
なんたってサンティーノさんの幼少期の話が面白かった!
サンティーノさんのご家族は、代々羊飼い。今はもう、廃業してしまったそうですが、小学生の頃は、フィクーディ島全域に放牧している何百頭もの羊を追って、暮らしていたそうです。
ところで、火山が隆起し、山頂の1部が島になっているような小さな島フィリクーディには、海と山しかありません(平坦な土地がない)。
石段が組まれた急勾配の段々畑、何千年かけて降り積もった火山灰が、蟻地獄のように流れ落ちてくる斜面(毎年何名か死亡)も、彼にとっては庭。かつて、私が恐怖のあまり引き返した死のロードは、「整備された道がある」どっちかというと(島的な)都会のカテゴリーwだそうです。
で、島中に放牧された多数の羊をどうやって回収するか。
角を掴んで海に放り投げ、船で回収してた!ですってよ、奥さんwww。
いったい…何時代の話をしてるんだろう?とクラクラしましたが、ほんの10年くらい前までの話だそうです。まあ、島に電気が来たのも、90年代ですしね。
同じく島人であるお店の人たち曰く、「彼ら(サンティーノファミリー)が羊をたくさん飼ってた時は、この島でも羊肉が買えたんだけどねー。今は、リパリ島に行かなくちゃならないんだよ」と言ってました。大事な産業が、商業化と近代化で失われたんですね…。
元羊飼いの島人は、普通にボン先輩と会話
そんな話をしていたら、いきなり「ボンちゃんが、水欲しいって」と言うから、ビックリしましたよ。

用意すると、ガブ飲み…w(飼い主が気づけなくて、申し訳なかった!)
食事中、二人(サンティーノさんとボン先輩)で、ちょいちょい戯れては、楽しそうでしたよ。ボン先輩の異常ななつきぶり…初めて見たレベル。
人間という動物としてのポテンシャルが、とても高い人だなぁと感じました。サンティーノさんは、今は漁師と大工をしていますが、どちらもめちゃくちゃ優秀なんですって。でしょうねぇ、身体能力も危機管理能力も、なんかとっても高そうだもの。
島は小さいけど、世界は広い。面白い人と知り合いました。
暗い島では素敵ディナーにも虫は多数
またある夜は、よくお世話になる友達の別荘で、お夕食。

夕食は、主に外のテラス。漆黒の闇の中、ろうそくの灯で食べるのが当たり前の島暮らし。
一体何を食べているのか、たまに虫でも食べてるんじゃなかろうか…と心配になりますが、フィクーディ島大好きな友人は、「タンパク質だから大丈夫」などと言います。島好きすぎが高じて、虫まで好きになったのか…。

たしかに、細かいことを気にしていたらキリがない。
小さいけど地球のエネルギーが漲る島では、人間も動物だし、自然とうまく渡り合っていく暮らしがちょうど良い。心も丈夫になりそうです。
続く!







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