どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
毎年3月後半から4月頃になると、パレルモの街を歩いていると、ハッとするほど甘く爽やかな、素敵な香りが漂い始めます。
香りの正体は、白いオレンジの花。

街路樹から降り注ぐ天然の香りで癒される…それもパレルモ暮らしの良いところでもあります。
シチリア人が愛する香り『ザガラ』とは
イタリア語でオレンジの花は、「Fiori d’arancio」。オレンジの花の香りは「Profumo di fiori d’arancia」と呼ばれても良さそうですが、この花の香りが漂うと、イタリア人たちは「ザガラ!」と言います。
『ザガラ(Zagara)』は、オレンジのみならず、レモンやベルガモットなど、柑橘類の花の香りを指す言葉。アラビア語(az-zahār)に由来します。古くから純潔の象徴とされ、イタリアでは花嫁のブーケにも使われるなど、伝統的にも愛されてきた香りでもあります。
シチリアは、ご存知のようにオレンジ、レモンの一大産地。各地に、柑橘の木々があり、広大な農園の近くでは同様に春先にこの甘く瑞々しい香りで満たされます。エトナ山近くに壮大なオレンジ農園がありますが、脇を走る高速道路を走行中に、車の中にまで香りが届くんですよ〜。

このパレルモのオレンジの花の香りは、「セルジュ・ルタンス」の「フルール・ド・オランジェ」が、完全に一致するんですよね…主観ですが。
シチリアの『ザガラ』でもないし、マツコ・デラックスさんも愛用してるらしいフランスメーカーですけども。その上、出会ったのは、昔々、ローマに住んでいた頃に行ったトスカーナの取材中。リピート大瓶ボトルは、ナポリの旧市街で購入と…シチリアに暮らし始める前から、シチリアとは全然関係ないところで、シチリアの愛郷の香りに惹かれてしまっていたとは。←もう、シチリア移住は運命としか言いようがありませんねw!(と、自分を納得させるw)。
▼楽天でも売ってる…でもさすがに、大瓶100mlはないか…生使いきれないかも。
シチリア発のブランドでも『ザガラ』はたやすく見つかるので、大瓶が終わったら変えるつもりですよ、ええ。
シチリアの香りを持ち帰る!「ザガラ」をお土産に
知る人ぞ知る地元パレルモ生まれのフレグランスブランド「ZUMA(ズーマ)」。

『ザガラ』はもちろん、アクア・ディ・パルマならぬ「アクア・ディ・シチリア」や、直訳すると塩水になってしまうw「アクア・ディ・サーレ」などもあり、シチリア土産にも良さそうですね。
▼以前書いた記事ですが、必見のパレルモ考古学博物館のミュージアムショップにも置いてますよー

あと、オルティジャ Ortigiaのザガラシリーズも見逃せません!
オルティジャは、シラクーサ発のブランドですが、パッケージデザインがパレルモのノルマン王宮シチリアの王様の部屋のモザイクなんですよ。
ザガラの香りを嗅ぐと、まるで春のパレルモの街角に立っているような…シチリアン・ブルーの空をバックに鮮やかなオレンジやレモンがたわわに実る風景が甦り、いつでもなんだかちょっと懐かしい気持ちにもなります。シチリア人でもないのに、不思議w。
▼香りをお土産にするって素敵だと思うのよ。
パレルモの街路樹にオレンジを植えた人
ところで、パレルモでは、特に新市街中心地にある歩行者天国、プリンチペ・ディ・ベルモンテ通りが、春先のオレンジの花の香りのメッカ。

先日、この通りでアペリティーボをしている時に、「いやーホント素晴らしい!このオレンジ植えた人に感謝してるわー」と言うと、一緒にいた友人の1人が一言。
「あ、それ、私のおじいちゃん」
ですって。戦前のパレルモ市長だった方で、街路樹にオレンジを選んだご本人のお孫さんでしたが、ピンキー(夫)とは、30年来の付き合いになる友人。そこにいた仲間全員が「知らなかったー!」と驚くのにも、驚きましたw。
この素敵な香りをもたらす街路のオレンジの花の香りは、街の人たちにとって当たり前なんですよね。恵まれた人たちですよ、ホント。まあ、わが町の良さには、そこにいる人の方が気づかないってのは、世界共通事象ですね。
香りで癒され、目も幸せなパレルモの街角
またある朝、同じプリンチペ・デル・ベルモンテ通りを歩いていると、素敵な香りのほかに、イケメンの香りがしました。
思わず振り返る女性多数のイケメン・ルストラスカルペ(靴磨き)がいたーw!

オレンジの花の香りとイケメン…癒しと目の保養が同時に享受できて、サプリより効果高そう。
パレルモって良い街デス(と思い込むのが異国で暮らすコツ。脳を騙してナンボです)。
あ、でも実際、造作自体が美しいイケメン&美女に出会う確率は、パレルモは明らかに高いです(さわぼん調べ)。やはり3千年も、いろんな国の人が混ざり合ってきたからですかね。
昨今は、オレンジの実が完全に落ちる前にすでに咲き始めるという地球温暖化の影響を受けてるっぽいオレンジの木々。

ちなみに、街路樹のオレンジはビターオレンジです。ジャムにすると美味しいらしく、手の届くあたりは、誰かに収穫されてたりしていましたがw、ここ数年は、結構放置状態。「街路樹からオレンジもいで、ジャム作ろう」などという牧歌的な人が減ってるのかもしれません。
いつか、春先にパレルモに来ることがあったら、ふっと香るオレンジの花の香りもぜひ体験してくださいね。
どうぞ良い香りで良い月曜日を!
Buon lunedi!
↓よかったら、「俺がマーキングしてるオレンジの木だぜ」まあ、犬ですから…。あー養分が元になっている香りか…などと想像しないで、ボン先輩をクリッククリックお願いします!



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