どうも皆さま、ボンジョルノ♪
今年も平和にイースターがやってきました。

が、昨年末のクリスマスと大晦日同様に、全国一律ロックダウンですよー。去年は、初のガチのロックダウンでドキドキしましたが、今年はもうね〜…皆んな慣れたねw!人間は習慣の動物なんですよ。
▼去年のパスクア:ビーチに野良犬が映るニュースを見ながらピクニック気分@家でキッシュ食べてた。

「どうせ何もできないから、ヒマ〜」と今朝も大晦日と同様にオンラインピラティスでした(参加率が凄かったw)。
イタリア直近のコロナ感染状況データ
さて、最近(ドラギ首相に変わって以来、すっかり興味が薄れて会見動画もご紹介しなくなったせいか)、「イタリアってロックダウン中?」とか「ワクチンもう打った?」などとよーく聞かれるので…久々にイタリアのコロナ感染者事情をご紹介しますね!
ではまず。
昨日(4/2)のイタリア感染者数データ
新規感染者数 2万1,932人
検査数 33万1,154件
陽性率 6.6%
死者 481名
重症者数 +23名(現トータル 3,704名)
有症入院者数 ー245名 (現トータル 28,704名)
退院/回復 1万9,620名
日本と比較すると…規模がでかいですね〜相変わらず。だいたい日々こんな感じの数字感で推移しています。グラフィックで見るとわかりやすいかも↓。
感染者数の多い州:
ロンバルディア州 3,941名
カンパーニア州 2,057名
プーリア州 2,044名
ピエモンテ州 1,942名
ラツィオ州 1,918名
ロックダウン目安は新規感染者数のみならず:10万人あたり250名とRt1.25以上が基本指数
各州で5万〜2万検査をしています。イタリアでは以前と同様に色分けシステムが継続しており、レッドゾーン=ロックダウンは単なる感染者数のみが目安にはなりません(なので、感染者数多いけどオレンジゾーンだったりもします)。
レッドゾーン目安は、主に人口10万人あたり新規感染者250名以上、または実効再生産数1.25以上など。ほか、病院逼迫率や人口比による感染者増加率など数十項目の指数から、状況の把握&対策を繰り返しています。←効果有無に関わらず、この辺は意外に緻密。
毎週金曜日にISS(イタリア国立衛生研究所)のモニタリング結果が発表され、全国の状況、次週の色分け等が発表されます。
4月6日からのイタリア各州規制〜ISSモニタリング結果より
全国一律レッドゾーンのイースター(4月3〜5日)後、4月6日からは下記の色分けになります。

レッドゾーン:ロンバルディア州、ピエモンテ州、ヴァッレ・ダオスタ州、フリウリ・ベネチア・ジュリア州、エミリア・ロマーニャ州、トスカーナ州、カンパーニア州、プーリア州、カラブリア州
レッドゾーン→オレンジゾーン:トレンティーノ・アルトアディジェ州、ベネト州、マルケ州
オレンジゾーン:ラツィオ州、リグーリア州、ウンブリア州、アブルッツォ州、モリーゼ州、バジリカータ州、シチリア州、サルデーニャ州
参考レッドゾーンやオレンジゾーンの規制詳細は、下記をご参照ください。

11月に決まった規制はマイナーチェンジ(美容院はレッドゾーンで休業要請など)はありつつ、ほぼ継続されています。
オレンジ色だと州境はおろか、市境越えも基本できません。レッドならご近所まで。なーのーに、イースターバカンスでちゃっかりスペインの島が人気だったりしてますよ、不思議ww。
イギリス型変異株が9割!新規の変異株も?!
変異株の割合はぐんぐん増えて、結局9割近くがイギリス型になったそうです。ブラジル型は4%、南アフリカ型は0.1%。そこに加えて、イギリス型×ナイジェリア型の新変異株がノヴァラ市(ピエモンテ州)で見つかったとか?!

現在発見されている変異株と感染性、致死率が高まる確率は低いとの見込みですが、さらなる調査が進められています。
変異は繰り返されるもの。何かのきっかけにやたらと感染しやすい脆弱株が現れて、置き換わっていくと良いのにね…。
ワクチン接種、4月からは倍速で!
一応、変異株にも効くという前提で、イタリアもワクチン接種が急がれています。
▼リアルタイム・イタリアワクチン接種状況
2020年末からスタートし、約3ヶ月で約1090万回分が接種済みとなっています。医療関係者(老人介護施設も対照)はほぼ2回接種済みで、第2カテゴリーの公務員(学校の先生や消防士、警察官アド)も接種進行中。一般の方の年齢別では、80歳以上の60%が少なくとも1回の接種を終了。70歳台には、10%以上が接種しています。
ピンキーマンマ(姑80歳)も2回接種済み!ピンキーパパ(舅)もそろそろです。

昨年12月に政府が予定していた2800万回分の半分しか到着しておらず、だいぶ遅れている雰囲気ではあります。ファイザーとモデルナは予定通りながら、アストラゼネカは1/4量、Curevacに至ってはゼロなんだとか…。J&Jも承認されましたがいつ来るのだろう?
現在は1日25万接種。4月以降は、倍速の予定になるそう。なんとか夏までに勢いを継続し、ワクチンパスポートと共にバカンス再開!を目指しています。どうやら世界でワクチン=経済再開の切り札になっていますね。
ワクチン接種する?人の心を動かすのは科学よりムードか
ワクチン反対派もイタリアにももちろんいるし、以前は「どうする?打つ?」みたいな会話がありましたが、最近の空気感としては「早く打ちたい!」に変わってきています。
イスラエルやアメリカ、イギリスの改善状況を見てると…そうなるのもわかるし、(アストラゼネカ含めて)周囲にもワクチン接種済みの人が続々と増えてくると、もはや打つのが当たり前なムード。それに、今後の旅行にはワクチン必須(?)ともなれば。。。
…要は流されているわけですけど、人の心を動かすのは、所詮、科学よりムード。副作用より旅行w。なのかもしれません。
もうロックダウンしたって感染は増えるし、多少は抑えられても、もはや広がりきった感染は留まるところ知らず…。ワクチンさえ打てば!とやみくもに期待をかけていますが、それが暗闇を照らすわずかな光のようでもあり、先の見えなさすぎる不安感が多少なりとも払拭されている…ってなところでしょうか(打ったところで、今のところ6ヶ月しか効果ない件にはあえて触れないw)。
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vaccinato/a
ヴァッチナート/タ
ワクチン接種済みの〜
※persone vaccinate ワクチン接種済みの人々
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