イタリアの洗濯機はなぜ3時間もかかる?温水洗いが主流の理由と使い方のコツ

どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

雨が降ったり止んだり。不安定なお天気ですが、シチリアの晴れた青空の輝きたるや!思わず、見とれてしまいました。天高く馬肥ゆる秋ですなぁ。

…とか言ってる場合ではなく、急いで帰宅。

なぜなら、洗濯物が溜まってるから〜w。

イタリアの洗濯機、時間がかかるのはなぜ?

というのも、イタリアでは、白もの、薄い色もの、濃い色もの、デリケート素材…etcと、いちいち細かく分別して洗うのが、デフォルト

その上、時間がとーーーーーってもかかる!んでね…。

夕食前に、あ!忘れてた…と慌てて洗濯を始めても、洗い上がりが夜中。なんてこともw。

タイミングを見計らってるうちに忘れちゃって、なかなか洗濯物が減らずに溜まりがち。

先日、日本からパレルモに遊びに来ていた友達が、洗濯機付きのエアーB&Bに泊まり、「何かの間違えなんじゃ?」と不安になった声で連絡がありました。

洗濯機が3時間経っても終わらないんだけど!故障?!」

心配にもなりますよねぇ。でも、大丈夫。それ、普通だから!

Q.イタリアの洗濯機が時間がかかるのは、なぜ?

A. なぜなら、結構な温度で洗うから!それも、洗濯機自体がお湯を沸かすから!←電気代かかるー!

ご覧くださいw!90度設定までございますのよ。

我が家の洗濯機は、最低でも20度…。ものによっては、水洗いモードもあるものもあります

我が家の洗濯機は、BOSCH製の今年のモデルです。

ドイツメーカーなんで、イタリアに限らず、欧州界隈では同じように時間がかかるってことですよね。

洗濯機が、勝手に計量して、勝手に時間調整もしてくれる機種なので結構シンプル設定ですがw、メーカーによっては、時間や温度を自分で設定するものなど、様々あって面白いです。

そもそも、なぜにこんなに温度を上げる必要があるのか?といえば、それは、なんたって硬水だから

水に含まれるカルシウム分が、洗剤の洗浄能力を阻害するので、温度を上げて活性化するわけですね(ざっくり)。

実は、大学時代は洗剤の基礎研究のゼミにいたんですよ〜(排水の生分解研究で微生物を飼育したな…辛)。人生、何が役立つかわからないですねw!

40〜60度のエコモードでだいたい3時間強

イタリア旅行の際には、エアーB&Bなど、洗濯機付きのお宿に泊まるケースも多くなった昨今。

洗濯機を使うときに、少しでもお役に立てれば良いなーと思いつつ、我が家の洗濯機の機能とイタリアでの洗濯のコツをチラリとご紹介してみます。

<ダイヤルの左側>

・60度で力強く洗う
30度で素早く洗う(15/30分)
・40度でミックス素材
・40度か30度で化学繊維
・30度でデリケート素材とシルク
・すすぎ

<同右側>

・20度でコットン
・40度でコットン
40〜60度でエコに洗う
・40度で下洗い
・60度でコットン
・90度でコットン
・30度で毛織物

一番下は、脱水/排水です。改めて見るとコットン洗いのこだわりがすごいですねw。

Oh! 3時間20分ですか…長いぞ!

素早く洗うモードやデリケートは30〜40分でいけますが、それ以外は主に2〜3時間。90度の場合は4〜5時間といった時間がかかります(表示を見るたび、震えるw)。

朝始めても、干すのは昼過ぎ…。それがイタリア生活。

我が家では、「色もの」と「薄い色もの」は素早く洗うモードで、「白もの」はエコモード(40〜60度)を多用。

あ、色にこだわって分類するのは、やはり温度を上げて洗うから、めっちゃ色移りするんですよ。テキトーに混ぜて洗って、白いTシャツをピンクにしたことがありまして。ピンキー(夫)がめちゃくちゃ気をつけて分類してますw。

で、…「白もの」をエコモードで3時間かけて洗うと…ね。まー真っ白!ほぅ…と感心するくらい。

ピンキー(夫)は、各色をエコモードで洗いたいらしいですけど…いちいちそんなに時間かけてられませんから。汚れの落ち具合が目立つw白ものだけをしっかり洗いにしてみています。あと、本当は素材でも分けたいらしい(却下w)。何回洗濯機回したいのか…イタリア人は洗濯へのこだわりが強いですなー。

もっと白さにこだわりたいときは、90度コース(我が家は、滅多に使わない)。テーブルクロスのトマトソースやワインのシミも、パキパキに真っ白になります。熱の力はすごいもんです。

パンパン!してから干さない人が多い

おまかせ感の高い我が家の洗濯機ですが、脱水の回転数はなぜか選べるようになっているので、夏は600〜800/冬は800〜1000をセレクト。湿度によって選んでます。

1200まで上げられるけど、すでに乾いてる?くらいにパリッパリギッチギチwになって出てくるので避けてます。布が傷みそうだし、アイロン使わない家なんでw。

「俺も混ざるー」洗濯機前で写真撮ってたら参加してきた

そう、イタリアでは、何にもでアイロンかけるんですよねー。

有名な話で「イタリア人はジーンズやパンツ、靴下までアイロンをかける」というのがありますが、あながち嘘でもない。

そんな大量のアイロンかけ、洗濯機自体にも時間かかるのに、なんなの?1日中洗濯してることにならないw?ってなもんですが、私の友人たちの家では、アイロンかけはだいたいお手伝いさんがやってますね…。うちにはいないんで、「アイロンはかけない」という洗濯、いや、選択です。

アイロンかけが前提だから、干し方も日本とは違い、パンパンしないでシワッシワのまま干す人が多いんですよね。

…でもさ…シワシワでアイロンって…超非効率じゃない?せめてパンパンしてからの方が…とよそのお宅の洗濯物を眺めて、早20余年。

我が家では、もちろん日本式にこだわり、干す前にたたんでパンパンッ!おかげで、アイロンはかけなくてもなんとかなるわけ。合理的で感心するわー自分にw。

「遊ぶ?」遊ばないよーお洗濯だよー

あ、あと、硬水のせいもあって全体的に手触りが硬め仕上がり柔軟剤もマストです。香りが残るヤツは夫婦揃って苦手なので、無臭系。

もし洗濯機を使う機会があったら…色移りとシワにお気をつけくださいね〜。大人の日常汚れ程度なら、RAPIDモードで十分ですよ。あ、コインランドリーは迅速洗いラピッドで30、40分で洗えるタイプが多いよ!

ではでは、ガンガン洗濯して良い土曜日を!
Buon sabato!

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