イタリア人✖️日本人の国際結婚の我が家では、イタリアでの暮らしながら、夕食後に必ずお茶とドルチェをいただきます。
ピンキー(夫)は、どうしても食後は、甘いものが食べたいイタリア人。
私は、どうしても食後は、お茶で締めたい日本人。
そんな我が家で、お茶を入れる役目は、なぜかピンキー(夫)です。
イタリアのご家庭でも、食後のコーヒーを淹れるのは男性。ってケースをよく目にするので、その流れでこうなりました。お茶・コーヒーは、ピンキー(夫)。
コーヒーを淹れてる姿がイタリア人ですが(当たり前)、食後に「さてっと、お茶でも淹れよかねー」と立ちあがる姿は、どう見ても日本人なのが不思議です。馴染みすぎ。
イタリア人夫が放った「おじいちゃんを飲もう」にズッコケタ
さて、そんな我が家のお茶ラインナップは、消化系・代謝系・利尿系などのハーブティーのほか、昆布茶、玄米茶、ウーロン茶など各種取り揃えてはいるのだけど、ピンキーがお茶と言ったら、緑茶。
緑茶が相当お好きなようです。
先日、友人が来ていた夕食後、いつものように緑茶を入れようとすると、友人が、
「緑茶だとカフェインが多すぎて眠れなくなる」
と言い出しました。
そこでピンキー(夫)が、「じゃあ、アレにしよう、アレ。えっと、なんだっけ…えーっと…」と考えた挙句に放ったのが、
「そうだ。 そうそう、
おじいちゃん!」
え?
「あったよね、おじいちゃん!」
は?おじいちゃんは、ないよw。
イタリア語は、Hを発音しないから
おじいちゃんは、多分、ほうじ茶のこと。
イタリア語で、フランス語同様に”H”を発音しません。特に単語の最初のHは消えてしまうことが多いのです。
例えば、HONDAは、「オンーダ」。HOTELは、「オテール」と言った具合。で、後ろから2番目の子音にアクセントをつけます。(ペルファヴォーレ!とかプレーゴ!とか、最後が伸びるのはそういうわけ)
つまり、ほうじ茶をイタリア人が発音すると、HOJICHA 「オジーチャ」が自然なのです。
そこに、日常の会話の中で、おとーさん、おかーさん、おばーちゃん、おじーちゃんと日本語のプチ単語が出てくるので、オジーチャが、つい「オジーチャン」になっちゃんたのでしょうw。
そうして、ほうじ茶を入れて一服。
ほぅとため息混じりに、
「おじいちゃん、美味しいね!」
とか言われると、訂正するのがもったいなくてw。このままで良いかなーと思ったりもします。
一応、正しい日本語を教えてあげたけど
が、やはり、家以外で恥ずかしい思いをするのはかわいそうなので、
「ホージチャだよ。オジーチャンじゃなくて」と教えたのですが、これ以降も、
「お茶淹れる?緑茶?それとも…
オジー茶ン?」
と聞いてくれています。
どうしても茶の後に小さい「ン」が入っちゃうのねー。おじーちゃんの影響力の強さよwww。
「食べ過ぎた後は、緑茶と梅干しが最強」などと言って、かなり日本人化が進んだイタリア人ピンキー(夫)ですが、どうも「ほうじ茶」(の発音)は苦手なようです。
ま、ありますよね。外国語でどうしても、こうなっちゃう。みたいな発音。タオルミーナが、何度直しても「タルオミーナ」になっちゃう日本人の友達もいます。

▼やらかし夫ピンキー話まとめ


コメント
ご主人がテーブルに手をついてよいしょと立ち上がるお姿が目に浮かびます(笑)
またの機会には美味しいオジーチャンを持っていきますね~!
しんしんさん、こんばんは!ふふふ、アタリ・笑。「よっこらせ!」って感じです!