どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
連日、イラン界隈のニュースで溢れているイタリア。先日、冗談めかして書いたnoteが、あらやだ現実に近くなってきてる?とちょいとハラハラする今日この頃です。
「イタリアは参戦しない」と発言したメローニ首相が語ったこと
木曜日、メローニ首相が、国会を欠席して出演したラジオのインタビューが大きく話題になりました(欠席の理由は不明だけど。「国会来ないで何やってんだ!」的な批判もすごかった)
日本でも「イタリアは戦争状態にないし、参加もしない」の部分が報道されているかも?ですが、実は、結構長いインタビュー。その内容がなかなか良かったので、要約してご紹介しますね。
まず第一に、イラン攻撃によるイタリアへの影響について。
アメリカ・イスラエルの国際法違反に直接的に言及することは、前回同様にありませんでしたが、「主要な同盟国と中東の指導者たちと連絡を密にし、3つの優先事項に取り組んでいる」として、
1. まずは、外交面。イランが交渉再開の余地があるかどうかを探り、緊張緩和を目指す。
2. 現地にいる数万人のイタリア人の安全を確保し、支援を提供。
3. 経済的な影響。エネルギー、食品の高騰を防ぐ努力しなければならない。
とのこと。特に、2は、協力してくれているアラブ首長国連邦とオマーンに感謝を述べていました。
次に、イタリア国内の米軍基地使用と軍隊の派遣について。これはとっても気になります。
イタリアは、イギリス・フランス・ドイツと同様に、湾岸諸国に支援を送る意向だけど、「それは、あくまでも防衛が目的。友好国として足並みを揃えつつ、現地域に暮らす数万人のイタリア人と約2千人のイタリア軍兵士を守りたい。また、エネルギー供給地としての不可欠だから」とのことでした。
軍事基地に関しては、「スペイン政府も、スペインの基地は二国間協定の範囲外でのみ使用されると言ったが、これは全ての国に当てはまること。イタリアとアメリカの二国間協定では、アメリカ軍による軍事基地使用を認めているが、兵站活動や爆撃を伴わない作戦のみで、それ以外の目的での使用要請があった場合は、政府の責任として、議会で話し合い、共に決めていきたい。今のところ、この件に関して要請はない。
そして、改めて強調するが、我々は戦争状態になく、また戦争を望んでいない。」
と、ここで出てきた発言でした。
メローニ首相が「戦争を望んでいない」の部分が、強調されて報道されてますが、すでにキプロス島への海軍は派遣しているし、湾岸諸国への防空支援、国内防空体制の最大警戒といった具体的な軍事措置は取っています。
つまり、実際は、「参戦はしないが、防衛と同盟支援はするよ」なんですよね。
この後、EUの戦略的自立とフランスの核の傘、トランプのBoard of Peace、テロ脅威、国民投票などが、続きます。気になる方はリンクから聞いてみてねー。メローニ首相的には、今月行われる国民投票(司法改革と選挙制度)も大事なポイントですが、これはまた別途。
イタリアの世論調査を見てみよう!
そして、そんな中、昨日見つけたイタリア世論調査。
・イラン攻撃(米国とイスラエルによる共同軍事介入)
反対:56%
賛成:25%
不明:19%
反対は、すべての年齢層と男女で多数派。
政治的立場で分析すると、左派は、反対79%/賛成11%。中道右派では賛成57%/反対33%。メローニの政党「イタリアの同胞(FdI)」支持者は、63%が賛成。
・イタリア人の主な心配事
1位:戦争の拡大 38%
2位:石油・燃料価格上昇による経済影響 37%
3位:イタリア国内でのテロ攻撃 12%
「特に心配していない 4%」が気になりましたw。
・ イタリア政府は何をすべき?
1位:中立と仲介の立場を維持すべき 48%
2位:軍事介入を非難し、即時停戦を求めるべき 29%
3位:回答なし 15%
4位:米国とイスラエルを明確に支持すべき 8%
なるほどーでした。「戦争を望んでいない」は、中立を保つべきという国内世論を意識した発言だったかもしれません。
外交が難しそうなこの時代に
今はどこの国も難しい選択と舵取りを迫られていますよね。イタリアは、
・国内世論
・EUとしての防衛義務
・NATOとアメリカとの同盟
・トランプ大統領との関係性
・中東のエネルギー安全保障
など、互いに矛盾もしそうな条件の間で、全体的にバランスをとりながら、難しい舵取りをしてる。ってところ。日本も同じですよねー。

しかしまーこのところのメローニ首相を見ていると、攻撃直後は雲隠れしてたり、国会休んだり。怪しいw!感じでしたけど、フランス、スペイン、ドイツ、イギリスなどのようにあえて率先して明言しないで、インタビューでしっかりアピール。←国会でヤジを飛ばされないで、落ち着いて、まとめて自分の考えと伝えられる手段を取った。とも言えそうですよね。
全体的に、「お主、策士やな」と感じますw。良い意味で。
今日は、トルコのエルドアン首相と電話会談で、地域の緊張緩和と外交的和解について協議したそうですよ。中東外交のパイプを持つイタリアのプレゼンスが上がりそう?
何はともあれ、巻き込まれないことを祈りつつ、
どうぞ穏やかな日曜日を!
Buona domenica!
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