どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
昨今、イタリアもセルフレジが導入されてます。ユニクロはもちろん、大型のスーパーマーケットや郊外のDIY系ホームセンター「レロイ・メルリン」(確かフランス系だっけ?)とか。
▼バスタブ買った店よー
週末のレロイで、ピポッとやりながら、この前の帰国時に、いろいろと衝撃を受けた日本のセルフレジを懐かしく思い出しました。
と言うのも、イタリアのセルフレジ、全然しゃべらないからw。
日本のセルフレジは、よく喋る
あれは、帰国直後のこと。
とある都内某所のスーパーに行くと、セルフレジがズラーリ。
「2023年の帰国時には、まだ人間がいたけど、1年でずいぶん変わるんだなー」とある種の日本人らしさに帰国を実感しました。
しかし、お会計でレジ前に行くと…
それぞれのレジが「○○してください」「いらっしゃいませ」「お支払い方法を…」を時間差で発してる。
なんだこれw音声ガイダンスの輪唱!
…う、うるさい…。
そこに不規則に加わるピッピピッピと、バーコードを読み込む音。ちょっと…トランス状態に陥りそうになりました。

「日本の街は、人間の声より、電子音や音声ガイダンスがよく聞こえる*」と言ったイタリア人がいますが、たしかにその通り。
*日本は、公共の場で周りの迷惑を考えて、イタリアみたいに大声で無駄話をする人がいないからですよね。
▼理学療法中も黙らないしね。
人間の話声は全く聞こえない中に響き渡る音声ガイダンスの臨床に、クラクラしながらお会計を済ませつつ、まさか日本で「うるさい」を感じるとは。(あと軽い恐怖も)。
日本に慣れてない自分にもちょっと衝撃を受けたのでした(寂)。
まあ、滞在後半は気にならなくなりましたけど。慣れですよね、慣れ。
忘れられない日本のセルフレジの光景
一方、イタリアのセルフレジは無言。
客とセルフレジ係員がワーワーと、おしゃべりする声がうるさいw。のが、いつもの光景です。
日本は、セルフレジがうるさいけど、係の人がとーてーも静か。
特に、輪唱スーパーとは別の都内某マ○エツ・プチでは、思わず見入ったくらい、係の人の「無」が印象に残っています。
無言じゃなくて、「無」です。

お豆腐や油揚げを詰めたオープンの冷蔵棚の前に、野菜や果物のコーナー。を挟んだ向かい側の壁側に、3、4台ほど並んだセルフレジ。
その割と狭い空間に、いつもいつも…セルフレジ係の方が2人佇んでいるんですが、混んだ時間は、買い物客の邪魔にならないように、左右前後にスッ、スッっと移動されるんですね(結構テクニカル)。
手を前に組み、おしゃべりもせず、客と挨拶を交わすわけでもなく、ただただ無言でレジを見つめ続けるレジ係…。
時に穏やかに、時に激しく流れる川の中で、ゴロン、ゴロンと揺れはするけど、決して流されない”石”。
まるで禅僧のようで、ついつい眺めながら思わず合掌しそうに…(ウソw)。
そんな禅僧は、セルフレジに戸惑う門徒があれば、察知して、サッと立ち寄りそっと耳打ち(のように見えた)。
ローマのユニクロで、イタリア人たちが使い方に戸惑ってるのに、店員が無視してて(おしゃべりしてて)教えないから、誰も使ってない。って場面に遭遇。聞かなきゃ、教えないって態度は、イタリアあるあるデスねー。
ははぁ、これが日本人の仕事っぷりか〜!と感動していると、友達が「万引き対策では?」と。
なるほど。背後から、無言の緊張感を持って「見てますよ」と暗に警告してるってわけですか?
あ、そういえば、日本のセルフレジってゲートがないですもんね。
セルフレジの出口にゲートがない
イタリアのセルフレジはゲートがあり、出るときに、レシートのコードをピッとやって出ます。空港みたいに。
セルフレジなのに、ずっと立って後ろから見続けるなんて、、、だったらレジ打たせてあげた方がw?
だって滅多にトラブルも起きないし、勤務中、無言で立ってるだけって結構ツラそうな仕事だなーとも思ったんで…。
なーんて思ったけど、そうか、ゲートの役割も担ってるのかーと腑に落ちました(正解かどうかは不明ですけどもw)。

ゲートがあれば、おしゃべりしたり、要請があるまでせめて座ったり。もうちょっとリラックスしてお仕事できるのでは。ゲート設置費用>人件費なのか?人間監視の方が効果的なのかな?
などと、日本のスーパーでいろいろ考察したことを思い出したレロイのショッピングでした(ピポっとカーテン買ったわ)。
イタリアはゲートがあろうとなかろうと、リラックスした仕事っぷりは変わらないであろう…w。←無問題。
ではでは、どうぞ禅の心で良い木曜日を!
Buon giovedi!
↓よかったら、「レロイは犬もウェルカム」一緒にピポッとやったボン先輩に応援クリックお願いします♪
コメント