イタリアの中でもうんまーいものが集まっているシチリア。
シチリアの中でも、うんまーいものが集まっている州都パレルモ。
そんな街で暮らす食い意地の張った食いしん坊のパレルミターニが通うパレルモの2大巨頭と言われる(一部で)トラットリア2軒のうちのひとつが、
ローザ・ネーラ。

ピンクと黒は、パレルモ郷土愛
ピンクと黒…?
サッカー好きの方なら、おわかりですね?
そう、パレルモのチームカラーです!

メニューもピンクです。

とてつもなく読みにくい…から、読まない。口頭のおすすめから、適当にオーダーします。
(だいたい頼むものはいつも決まってる)
店員さん(と言うかオーナーとオーナーの家族と友達)の態度がとっても雑だけど、彼らなりの優しさを感じるのが、パレルモのこの手のお店。
2年前まで住んでたローマのこの手のお店と比べると。だけど。
※ローマのトラットリアの店員(特に女性)は、雑な上のコワいんだもの・大笑。

パレルモ郷土パスタは出汁炸裂
さて、名物的なものを頼み、紙のテーブルクロスの上に、雑に置かれた激ウマのパンをいただきながら、料理の到着を待ちますよ。

パンとワインだけで終わりにしていいよ。ってくらいウマイ。
なーんてパンを激褒めしてると、
ハイ、プリモ到着~。

こちらは、「グラッサ」というパレルモの家庭料理パスタです!
▼別名肉じゃがパスタ©️さわぼん
カレー色に見えるのは、パレルモ料理得意のサフランですね。
お肉を茹でた(別に料理になる)出汁をベースに作るパスタで、旨味炸裂の出汁パスタ!
食欲のない時でも、ホッコリ食べられそうな出汁うどん風のパスタです。
島国スピリッツを感じるパレルモ風カジキ団子
ハイ、続きまして、セコンドは、カジキマグロのポルペッターーー!

黒の粒はチョコチップではありませんよ!
これも、パレルモ料理に欠かせない、松の実とパッソリーナ(干しブドウの一種)です。
ポルペッタをさっくりと揚げて、甘酸っぱいトマトソースに絡めた一品。
魚&甘酸っぱい=和食スピリット。同じ島国の何か根底に流れる同じもの…をこんな地中海の真ん中で感じたりするわけです。
お弁当のおかにも良さそう。ニッスイの冷凍食品におススメしたい。そんな一品です。
ついでにもう一品。魚介のいろいろフリット。

決して良質な油で揚げました。ってなもんではないけど、魚介が新鮮なうえ、手早く揚げてるからか、サックサク。
テーブルの真ん中に置いて、つつき合うのがサイコー。だって居酒屋だしw!
ナマチューひとつ下さい…な感じの店、ローザ・ネーラでした。
オーナーさんと、美味しかったでーすの会話を交わすと、「キッチンは俺の奥さんが担当」とのこと。
「素晴らしい腕ですね、奥さん。」「ああ、そうなんだよ。」
イタリアではよくある会話。うちの愚妻が、とか絶対言わないところが好きですよ!
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