アペリティーボより古いメレンダ・シノイラという食習慣|ピエモンテの”食堂”とルケのワイナリーへ

トリノの街歩きを新しいサンダルで楽しんだあとは、

秋のピエモンテ食い倒れツアーの下見を兼ねて、ピエモンテの田園エリア・モンフェラート田舎町に立ち寄ってきましたー。

小麦の刈り取り後の几帳面な幾何学模様が好き

トリノも美しいけど、ピエモンテの田園風景もまー美しい。

メレンダ・シノイラとは?伝統的な”早めの夜ごはん”

拠点は、毎度お世話になるアスティ近郊のポルタコマーロ村。到着早々、ピエモンテ姉さんたちと、近くの村の人気の食堂に向かいました。

この明るさで20時過ぎですよ。ちっとも夕暮れにならない夏の夕方

夕食には、ちょっと早めだったので「メレンダ・シノイラってことで」みたいな話になったのですが、はて?それはなんでしょう?

昼から夜に変わる時間。斜光線で色が濃くなる風景は、季節問わず好きです

ちなみに、20時でも夏はだいぶ明るくて、ちょっと早めの夕食の雰囲気になります。

メレンダ・シノイラは、元祖アペリチェーナ!

メレンダ・シノイラは、ピエモンテに古くからある食習慣で、そのまま訳せば、「夜のオヤツ」になります。

オヤツと言ってもお菓子やスナックのことではなく、ワインを飲みながら、ボリューム感のあるおつまみで軽い夕食をとる感じ。

イマドキの言葉で言えば、アペリチェーナのようなもの(アペリティーボ+チェーナの造語)。

ピエモンテでは、昔からアペリチェーナを楽しんでたんですねー。さすが、アペリティーボの発祥の地。

そう、アペリティーボの習慣もピエモンテ州の州都トリノ生まれなんですよ。

ただ、その歴史は浅く(1700年代後半)、メレンダ・シノイラはそれ以前からあったそうなので、アペリティーボの習慣も、メレンダ・シノイラ的発想があったからこそ生まれたのかもしれませんね。

地元客が通うトラットリアで、本場のメレンダ・シノイラ

なんて話をしているうちに、街道沿いのトラットリアに到着しました。地元のおじさんたちが、おひとり様ごはんをしてるような食堂っぽいお店です。

エノテカやバールでアペリティーボやアペリチェーナは多いですが、トラットリアでメレンダ・シノイラをやってるところは、だいぶ少なくなってきているそうです。

夏はさっぱり(?)生肉から!

ワインを飲みながら、伝統料理。カルネ・クルーダ(生肉)や、ペペローニやカルチョーフィのオリーブオイル・黒胡椒などをつまみながら、〆に手打ちのタリアテッレ。

モチモチの手打ち麺に、シンプルなラグーがよく合う

まー…要するに、居酒屋で会社帰りに飲む感じですね!

ご満悦〜の帰り道。22時の夜空。ピンクとブルーが混ざり合う魔法の時間…

実際、メレンダ・シノイラも農作業を終えた後に、小腹を満たすためのものだそうなので、まさに会社帰りの一杯。そういう意味では、日本人は、すでにメレンダ・シノイラをやってるじゃないか!って話ですなw。

バローロも良いけど、ルケも良い!ピエモンテの伝統ワイン

本当にもーこれでもか!ってくらい美味しいワインが、ざっくざくのピエモンテ。

バローロやバルバレスコのみならず、バルベーラやドルチェット、ガヴィ、ブランケット…そして、ルケ

家族経営のルケのワイナリーへ!とても大事にされている香りがする…

ルケは、ブドウ畑の風景が世界遺産に指定されているエリアの一つ、モンフェッラート地区の伝統的な黒ブドウ品種

バラのような華やかな香りと、アメリカンチェリーのような酸味と渋み。存在感があるのに後口がキリリとしています。

一時期衰退したこともありつつ70年代頃から復活し、クオリティの高いワインも誕生。「ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート」が、格付け最高峰DOCGに昇格しています。

ホッコリしたムードの小さなワイナリー
賞もいっぱいとってて、かなり優秀なワイナリーさん

ピエモンテのDOCGワインの中で、最も生産量が少ないワインだそうで、ワイナリーもほとんどが、家族経営の小さなところばかりなのだそう。

オーナーのダンテさん

お邪魔したワイナリーでは、子供の生まれた年のワインを成人のお祝い(18歳)で開封するそうな。そういう伝統があるんだそうですよ。面白いですよね。

家族の成長を祝った歴代のビンたち

家族経営は、家族のみんなが手伝うワイナリー。ワンコも番犬として頑張ってました。

一応吠えるけど、すぐに懐いてくれたプント君(カワイイ役立たず❤️)

箱買いしそうになりました。持って帰れそうな2本だけ、パレルモに持って帰ります。

秋のピエモンテ食い倒れツアーでは、食堂トラットリア、バローロ・バルバレスコのワイナリーのほか、こちらのルケのワイナリーも訪れる予定ですよー。

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