イタリアの怪しい中華麺レシピ「沖で水を切れ」とは?ともかく焼きそばが食べたくて

どうも皆さま、ボンジョルノ♪

12月8日は、クリスマスツリーの飾り付けをする日でした。いつものポリテアマ劇場にもツリーが登場。「今年はどんなツリーかな?」と見に行ったら、なーんと糸杉でしたw!(それ、お墓に植えるやつ!)

不評を買って、裏山にちょうど良さそうな木を探しに行ってるところだそうです。

サボテンで良いんじゃね?なんて声も聞こえてきますが、さて、どんなツリーになるのか、楽しみですよ。

そして、明日12月13日は、サンタルチアの日。パレルモでは別名アランチーナの日。ついでにクッチアの日でもあります。

12月はいろいろありますね。

そして、今日はなんでもない平和な土曜日。唐突ですが、焼きそばにチャレンジしました〜❤️(流れが強引)。

スーパーで出会った怪しい中華麺!

先日、よく行くスーパーマーケットのエスニックコーナーで、中華麺を見つけたんですよ。

インドネシア?マレーシア?インド?アジアな香りのするパッケージ

右下のおじさんはアジア人っぽいし、ミーは麺だし、何かしらに使えそう。とストックしてきました。

※スーパーのエスニックコーナーは、中華を含むアジア全般食材(寿司セット含む)に、ロシア、メキシコ、東欧、アフリカ。といろいろ。世界が混在してるので、実際のところ「なに麺」か、定かではありませんが、中華麺ということにしておきます。

焼きそばが食べたくなったので、いざ開封です!

裏書きの親切レシピの翻訳が微妙におかしい

で、裏に印刷された「作り方」をよく読むと、どうやらオランダ製のようでした。もう、何が何やらw。

インターナショナル麺だな

ざっくりと、「沸騰したお湯に火を止めてから入れ、5分待てば良い」ようですが、

Spegnere il fuoco, aggiungere le tagliatelle e consentire a bagno per ca. 5 minuti.

直訳:火を止めて、タリアテッレを加えて、約5分間浸すのを承諾する

承諾?!

そうか、お湯の中に5分もパスタを放置するのは、イタリア人的には承諾が必要なのかw!

さらに、

Scolare le tagliatelle al largo.

直訳:遠い沖で、タリアテッレの水を切る。

無理〜w!

”al largo”は船長用語的なもので、意味は「沖合、沿岸から離れた」。何を言わんとしてるのか、思いやりをもって想像しても、ちょっとわからない。

5分たったら麺とお湯が入った鍋を持って、小舟に乗り、沖合まで漕いで…水を切るということか?

沖では茹でなかったけど、焼きそば出来上がりー

中国製品とか韓国製品の日本語表記が「ソ」と「ン」が入れ違っちゃってるのとかとは、ちょっと違うレベルの誤植っていうか誤解に、ある種感動しながら(お腹抱えてw)、

…はい、でき上がりー♪

なかなかソレっぽいんじゃな〜い?

カーボロカプッチョ(キャベツ)、ペペローニ・ドルチ(ピーマン)、カローテ(人参)、チポッラ・ジャッラ(玉ねぎ)、ロンツァ(豚の腰あたりのロース)…を炒めて、沖で茹でなかったけど、茹だった麺を加えて。

がっつりイタリア(とオランダ)食材だけど、それなりに美味しくできました♪

▼まあ、カップ焼きそばも売ってるので、作らなくてもよかったんだけど。インスタントは避けたいお年頃なので…。

帰ってきた本日のイタリア語

al largo
アル・ラルゴ
沖合で、岸から離れて
※例えば、navigare al largo:沖合で運航する

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