止まらない円安…イタリアのバールでエスプレッソ１杯は何円？

どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

日本は、G.W.突入ですね？！イタリアも…4月25日の解放記念日から5月1日のメーデーまで、学校が休みだったりもして、全体的にバカンスっぽかったりもしますが、そうでもなかったりもしますw。

私も昨日は祝日なのに、普通に仕事してましたし、今日のジムも普通に激混みでした。←連休でガラーンとしてるかと思ったのに…勝手にガッカリw。

みるみるうちに下がる円…

つい昨日、34年ぶりに１ドル155円台にビックリしたところでしたが、本日の日銀政策発表を受けてポーンと156円台になったかと思った！ら、先ほど、157円台！

原因としては、日米金利差が縮まらない予想（アメリカの個人消費物価指数も上振れましたね…）のほか、さまざま言われてますけども、国力の衰退も要因とか読むと、ビビるわぁ。。。

先ほど、ハワイ便がGW期間中に10万円！のニュースにも驚きました(あまりの安さに)。なんでも日本からの海外旅行者が減って空席を売り出し中だとか。

海外旅行もそうだし、この円安じゃあ留学生も大変ですよね。

っていうか、今、安くて大人気の日本に、ハワイからは行く人が少ないんでしょうかね？イタリアからの日本便（ITA）は、イタリア人旅行者が多いのか、普通に高いまま。桜の時期は、エコノミーで片道3000ユーロとかあったり、お盆時期は、5000ユーロもあって。ちょっと笑っちゃいましたw。

そして、ユーロですよ、ユーロ。

ユーロ円も、昨日は166円！で驚いてたら、今日は168円台(再度、驚く)。ぐんぐん上昇中だし、ペースが早い！ですね。

バールのエスプレッソは、今や200円超え？

つい数年前までの1ユーロ128円くらいで推移してた頃と比べると、168円になると、だいたい1.３倍程度、値上がり感ですよね。なにもしてないのに。

その上、イタリアの方でも、全体的にお値段が上がってますから、円で考えると…円安×イタリアのインフレで、ダブルパンチにぶっ飛ばされます。

ちょうど昨日、こんな記事が出ていました。

▼イタリアの日経みたいな新聞、il sole 24 oreより要点まとめた超意訳でご紹介。

https://www.ilsole24ore.com/art/dal-meteo-avverso-brasile-crisi-mar-rosso-ecco-perche-tazzina-caffe-ormai-sfiora-140-euro-e-puo-aumentare-ancora-AFeB0CiD?refresh_ce&nof

現在、1日の始まりの儀式に1ユーロで済む都市は、ほとんどありません。イタリア企業・メイドインイタリー省のデータによると、平均価格は1.2ユーロ。

輸入業者と焙煎業者は、”パーフェクト・ストーム（同時に発生する複数の厄災で、破滅的な事態になること）”が巻き起こっており、2ユーロも目前だ。と警笛を鳴らす。

輸入、卸売、焙煎の各業者からなる全国協会では、ロブスタ種で約90％、アラビカ種で55％の値上がりが見られた。ロブスタ種のコーヒー豆が過去６ヶ月で実質２倍。

原因は、ベトナムからの供給の大幅縮小、ブラジルの悪天候、ユーロドルの為替レート、そして紅海を避けるための輸送コストの増加。コーヒー豆輸入の全体のコストへの影響を与える要因は、６ヶ月前と比べて最大50％増加している。

一杯あたりの価格が、最も高額なのはボルツァーノで、1.38ユーロ。カタンツァーロが0.99ユーロで最安。値上がりの影響を最も受けたのは、ペスカーラで、2021年比で28％上昇した。次点は、バーリで＋24.4％。

2021年には、エスプレッソの全国平均価格は1.03ユーロだった。イタリア人は、14.9％の値上がりにすでに苦しんでいる。

全国公共サービス利用者協会（AU)の代表メッルーゾは、今後数週間でバール、スーパー等のコーヒー粉価格がさらに上昇する可能性を懸念する。

「イタリアでエスプレッソは、公共の場で年間約60億杯消費され、年間売上高は約70億ユーロであることを考慮すれば、たとえ数セントの値上がりでも、消費者にとっては大打撃となるだろう」と述べた。