“金色の光に喜ぶ天気の奴隷”とカミュは言ったーボン先輩はいつもそうですけどね

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どうも皆さま、ボンジョルノ♪

今日からオレンジ色のシチリアです!新規感染者数は昨日時点で716名(検査数3万2850 陽性率2.17%)。イタリア全体では5.2%なので、検査頑張ってるなーという印象です。

オレンジ色になると飲食店はクローズのママだけど、ショップが開くのよね。まーなんとなく開いてたといえば開いてたけど…生活必需品に限られていたので(下着屋やおもちゃ屋、コスメショップも含むw)、靴や洋服などサルディをやりたいお店にとっては、ホッとひと息なところです。

学校もオンライン授業だった中学2、3年生も登校に。でもまだ高校生は100%オンライン。学内より通学で感染するケースが多いそうで、公共交通機関を自力で使う高校生はまだ。というわけですが、来週から50%オンライン/50%対面になります。

それに合わせて、シチリアでは公共交通機関を600便増加。(ヒマな)観光バスやNCC(運転手付きの車両)の協力を得て、さらに300便追加予定だそうな。「私たちの子供たちを守るために」だそうです。なかなかやりますな、シチリアも。

こんな風にして頑張って感染を抑えているのだから、パスクア(イースター)でまた全国大移動で再拡大とか…になったら、笑いますよ…ええ。さて、どうなるか。何しろ早く収まって欲しいものですなー。



おや?この香りは…春?

週末の旧市街。ポカポカ陽気の18度で、青空も広がっていましたが、光の感じがもう冬じゃありませんでした。

「ム…この香りは…」

「春なのだ!」

ドヤ顔ーw。良かったねー、裸でも寒くないよ。



太陽と雨と気持ちが左右されるもの

ボン先輩もコンファームしたし、これから寒くなるーより、これから暖かくなるーは、それだけで希望!←単純。

そんな自分の状態が、カミュの「ペスト」にありました。

ーその日暮らしに、そしてただ一人天空に対しつつ、生きることをうべなわねばならなかった。…たとえば、市民のなかのある連中の場合など、彼らはそこでまた別の奴隷状態に陥り、太陽と雨によって意のままに支配される人間になってしまった。…単に金色の光線が訪れたというだけでいかにもうれしそうな顔つきをしているかと思うと、雨の日にはその顔面にも想念にも、厚い帳がおおいかぶさるのであった。

カミュ「ペスト」より

奴隷かよっ!と突っ込みながら、「そうそう、そうなんですよ!」とまさかのカミュに頷くコロナ禍。

カミュの「ペスト」。ロックダウン中に読むのに、これほどピッタリの本があるだろうか。また読んでみて、いや、ほんと、そうなの。まったくその通り!ってことばかりで、見事な小説だとそして再び賞賛するのでありました。まだ読んでない人は、オススメですよ。…人間ってそんなもんよね。

ちなみに日本語訳が妙ちきりんで時々無理!ってなるけど頑張って読むとそれなりの効果が得られますw。

帰ってきた本日のイタリア語

schiavo
スキアーヴォ
奴隷

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