どうも皆さま、ボンジョルノ♪
感染者数はもう刻々と変わるので、今は…229名(死亡7名)ですが、あと数分後には新たな数字になるでしょう。街の封鎖もさることながら、観光スポットのクローズなども相次いでいます。ミラノのドゥオモ、サン・カルロ劇場、ベネチアのサン・マルコ広場もクローズ…。
またこの状況を受けて、ロンバルディア州・ヴェネト州からの移動の制限もチラホラ。モーリシャス空港で同エリアからのイタリア人40名が入国拒否や、バジリカータ州で同エリアから戻る住民に14日間の自宅隔離を要請など。オーストリアやスイス、フランスなどへの電車やバスも、運休や制限がかかる可能性もありますね…。
Twitterでコロナウィルスと検索すると…
ところで、日本では厚労省が中心に対応してますが、イタリアではイタリア市民保護局Protezione civileが先鋒を担ってます。局長のアンジェロ・ボレッリさんが現場からの叩き上げって感じでカッコイイ。ボレッリ氏が話すことはすべて真実に聞こえる。それと、保健省Ministero della Saluteです。
で、TwitterでコロナウィルスCoronavirusって検索すると…
こんな画面が出るんですよー。
ガセ情報や妙な治療法など、変な情報に惑わされないように、まずは保健省のHPを見てね。ってことです。一事が万事、しっかりやってる感のあるイタリアです。
さて、件の条令ではどんなことができるのか?内容は、保健省のHPに掲載されていますよ。詳細をサクッと訳してみますね。
新型コロナウィルス緊急措置を可能にする条令
先週末の臨時閣僚会議(もちろんボレッリさんもメンバー)で発令された新型コロナウィルスの感染拡大防止と管理を目的とした条令の内容です。
感染経路不明または感染地域を源としない感染者が少なくとも1名確認された市、もしくは地域では状況に応じ、下記の対策を実施。
・該当する市もしくは地域の封鎖。
・公的または私的な場所でのデモ、イベント等すべての会合の中止。
・幼稚園、学校および遠足・修学旅行の中止。
・美術博物館の一般公開休止。
・不可欠な公共サービスを除く公務員、裁判所の活動停止。
・濃厚接触者への積極的監視を伴う検疫および感染国からの帰国者の管轄保健機関への申告の義務化。
・積極的監視を伴う自宅待機。
・商業活動の休止と商店の閉鎖。
・必要不可欠な外出時のマスク等の条件付加。
・特例を除く商品と人の移動の制限もしくは停止。上記以外にも拡散防止策を目的とした項目の追加もあり得ます。
実施には首相の承認が必要ですが、緊急の場合は各自治体での実施も可。違反者は刑法で罰せられます。
だいたいこんな感じです。なかなかに厳しい…。
この先…突然、適用される可能性もあるので戦々恐々としているわけです。感染も怖いけど、社会活動の禁止と自宅待機も困りますもんね→そしてミラノでは商店から商品が消えるパニックに。
少なくとも一人ってのがまたすごい。本気で感染拡大を食い止めようとしてるんだなぁと意気込みを感じます。さてどうなるか…。もうボレッリさんの名誉のためにも感染しないでー!とか思ってます。
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