イタリアでも各地でクラスター発生中!ボローニャ、カンパーニャ州とカラブリア州の状況

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どうも皆さま、ボンジョルノ♪

イタリアの感染状況は、たまにお伝えしてるようにだーいぶ落ち着いてきました。ロックダウン中にもガンガン検査をして無症状でも陽性者を隔離していたことが功を奏しているのだろうと思われます。そうすれば自然減するのは、道理。

ですが、まだ終わったわけではない

ここのところ、各地のクラスターが報告されています。



ボローニャの配送会社でクラスター

https://www.corriere.it/cronache/20_giugno_25/coronavirus-bologna-focolaio-bartolini-piu-40-positivi-0c7b1a90-b6c6-11ea-877f-fd70c3a48db9.shtml

ボローニャの配送会社Brtで家族を含んで64名、DHTやTNLなどでも各2名が陽性。うち症状のある人は9名。関係者にスクリーニング検査中で370名が終了。1000名以上に拡大する予定。

だそうです。感染経路が明確だから、いずれ落ち着くでしょう。

しかし、無症状というのは本当に困りモノですねー。まあまあ大量に検査していても(イタリアでも1日5万以上検査が続いていますが、足りてないという人が多い)、すべての無症状者を捕獲するのは無理←なぜなら無症状だから。

無症状から無症状へ、そして誰かに発症して隔離、ルート検索してスクリーニング検査、隔離して”部分ロックダウン”で、経済はまわす。世界的にはこの流れですね。ドイツの食肉加工場も集団感染が出ましたけど、1550人の陽性って規模が大きい!周辺地域までがロックダウンになりましたが、その懸念がされているのがカンパーニャ州。

カンパーニャ州のブルガリア人地区でクラスター

カンパーニャ州カゼルタ近郊のモンドラゴーネのブルガリア人居住区の集合住宅4棟でクラスターが発生しています。

Mondragone, proteste e tensioni nella zona rossa: esercito in strada. Scontri tra italiani e bulgari: lanci di sedie e finestrini sfondati - Il Fatto Quotidiano
Lanci di sedie dai balconi, ...

モンドラゴーネでは抗体検査を実施し、すべて陰性と確認されていたが、ロックダウンの解除と共に訪れた収穫期に合わせ、ブルガリアから多くの移民が到着。ブルガリアでの感染拡大期でもあったため、最初の感染者が現れたところで居住区でスクリーニング検査を実施。現在までに727検査を受け、43名に陽性が発覚。封鎖された集合住宅のブルガリア人居住者が暴動を起こし、周辺の緊張が高まっている。

違法労働者も多く、失職を恐れるブルガリア人には検査を拒否する人もいるわ、夜中に逃亡する人はいるわ、窓から椅子を投げて抗議するわ。周辺住民(イタリア人)とも衝突しているようで、軍隊が介入する自体になってるようです。

自己主張すごいわね、ブルガリア人…。

火炎放射で有名になったカンパーニャ州のデ・ルーカ州知事100人になったらカゼルタを封鎖すると言い放ち、イタリア人たち(とサルヴィーニ)からすごい口撃されてますが、まったくひるみませんw。って笑ってる場合ではない。

カラブリア州の海沿いの町でもクラスター

南イタリア・カラブリア州でもプチクラスターが発生

Coronavirus, mini "zona rossa" in un comune della Calabria: focolaio con 8 positivi
Una mini "zona rossa" è in v...

レッジョ・カラブリアのパルミ海岸(ピエトレネーレ、トンナーラ、シナー)で8名の感染確認。他州からきた2名に陽性が発覚後、先の2名を含む現在8名の陽性者が確認されている。必要最低限の商業活動を除き、最大限活動制限中。

カラブリア州は感染者数を少なく抑えるために頑張っていたのにねぇ…。バカンスが始まれば、州境越え移動は最も懸念されていたこと(あ、もうイタリアではバカンスが始まってます)。シチリアでも同様なことが起こる可能性は大です(ToT)。

専門家「判定して隔離することが最も重要」

しかし、専門家は「心配することはない」と言います。

Coronavirus, altri 27 positivi nei magazzini di Bartolini. I virologi: "Nuovi focolai erano attesi, l'importante è individuarli e isolarli" - Il Fatto Quotidiano
Nuovi focolai di coronavirus...

パドヴァ大学のウィルス細菌学部長クリサンティ氏とWHO次長ラニエリ氏によれば、「予想されていたこと。伝染病の宿命で、大事なのは陽性者を判別し隔離、感染を拡大しないこと。今回のケースは、素早く境界線が引かれ、コントロール下に置かれたため心配には及ばない」。

ふーん、そうですか。たしかにビシッと感染区域に境界が引かれるシステムは、安心感があります。3月に近所のホテルでクラスター(と言っても当時は3人)が発生したときも、周辺になにも起きなかったしね…。これらのクラスターが発生後もゴーンと陽性者が出たのち、数日でグッと減って下降線だから抑えられているのかと思います。

で、本格的な第2波は秋との見方。捕獲しきれなかった無症状者のウィルスが、免疫力の下がる秋頃にボン!加えて、国外から持ち込まれるケースも増えるだろうから…さて、どうなるか。今はせっせと感染対策を怠らず、旬の食材を美味しく食べて笑って、免疫力UPを目指すしかない。あ、運動もw。←やる気薄い。

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