どうも皆さまボンジョルノ!
今朝、窓を開けたら、フワッと春の匂いがしました。ピンキー(夫)が「ドルチェ!」と叫ぶw。お菓子が食べたいんじゃなく、柔らかい春の空気のことを、ドルチェと形容したりします。
シチリアの青空も戻ってきました。
なんでしょうかね、光が変わりました。
昔、ローマからナポリに電車で向かう途中(まだその頃はフレッチャロッサとか早いのではなくインテルシティでありました)、「あ、光が変わった」と感じた瞬間がありました。「え?電気つけた?」みたいなレベルで、急にフワッと視界が開けたようにも感じるほどのまばゆい光。風に揺れる沿道のオリーブの木々がキラキラと、緑を通り越して銀色に輝き、なんだかイヤッホゥ!な気分になる光。
たしか、フォルミアという街を通ったときでした。フォルミアは、ちょうどローマとナポリの中間くらいにある街で、
「あーなるほど。ここから、南イタリアなんだ!」
と、妙な確信を得たのでした。地理学上はどうか知りませんがw、ゲーテの言うところの南イタリア。北の人たちが憧れた光はこれか!と体感したわけです。勝手に。
今朝の太陽は、あのときの「あー南イタリアだなぁ」と感じた気持ちが蘇るような、光の代わりっぷり。
眩しいっす。
シチリアは地理上もゲーテ的にも紛れもなく南イタリア。憧れていた南イタリアに住んでるだな〜と、バスタブがないことも、まずい豆腐しか買えないことも、郵便がまともに届かないこともさておいて、今日は文句を言わずにポジティブになれそうデス…。ご機嫌ちゃん♪
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