どうも皆さま、ボンジョルノ♪
東北大震災から10年目ですね。今日は日本の友達と爆長ZOOMする間、当時の状況を語り合ったりもしました。あの日は…東京の品川駅のホームにいて、ワインが倒れた構内のレストラン、しゃがみこむ人々、タクシー乗り場の黒山の人だかり、遠くに見えたお台場の噴煙、タクシーの車窓、TVで見た…海に飲み込まれていく…誰かが丹精込めて作った畑。脳裏に鮮明に焼きついています。
津波で連れ去られたままだった方達が、今、見つかることもあると聞きました。やっと…やっと…おかえりなさいができて良かった。やっと帰れて良かった。でも、まだ会えない方々も多くいますよね。この先も見つからないままかもしれません。それは本当に酷なこと。残された方々が気持ちの整理をつける日々の苦悩を想像すると、心が痛いです。
もう10年、まだ10年。大きな悲しみを乗り越えた人や乗り越えようとしてる人たちが今もたくさんいることを、忘れないでいたいと思います。
人間の10年は長くて短いけど、犬にとっては何時間?
10年か…。すっかり我が家の重要な一員でもあるボン先輩は、10年前はいませんでした。10年って短いようで長いし、長いようで短い。月日というのは不思議です。
犬には時間の感覚がないと言われていますが、本当でしょうか?ハチ公が渋谷駅で飼い主を待ち続けた10年は、ハチ公にとっては長くなかった。なぜなら感覚がないから。という話ですけどね?
ぜひそうであって欲しい。人間の感覚に当てはめると長いけど、感覚がないままだったら長くも短くもないわけで、それはつまり、飼い主を待つ長く辛い時間から、”長く”がないなら…少しは救われるじゃない?
10分ぶりでも1日ぶりでも反応が同じボン先輩
ちなみに、ボン先輩には明らかに時間感覚はなさそうです。10分ぶりでも1日ぶりでも反応が同じです。
トイレから出てくるたびに飛び上がって喜ぶ様子は、お留守番の後とあまり大差がない…。
トイレのドアの前で茶色のツヤツヤしたイケメン犬が「久しぶり!会いたかったよー!」とブンブン尻尾をふって、キャッキャとまとわりついてくる。まったくもって、トイレを出る甲斐があるってもんです(同時に多少のプレッシャーも。一応「ありがとう!私もよ!」とかって応えないとアレかしら?…とか思うから)。
二人暮らし初日の夜は待ちわびすぎて拗ねたボン。
残された人(犬)が幸せであって欲しい
でも、10分と1日は同じ反応だけど、3日過ぎると……これがちょっと変わります。照れるのか、怒ってるのか、忘れるのか(←ボン先輩ならあり得る)。しばらく目を合わせてくれなくなります。
あ、ってことは時間感覚はあるのかな?犬によるのかな?3日でサクッと切り替えができるタイプなのかしら。
それならそれで、頼もしくて安心してしまう。もし10年も待たせることになるのなら、3日で切り替えて9年と362日を楽しく送ってもらった方が嬉しいから。
残された人(犬)が幸せでいてくれること。それは、残す側が必ず願うこと…。
震災で失われた多くの命に、改めてご冥福をお祈りいたします。そして復興に尽力されている皆さまに感謝します。遠くから…想うことしかできませんが…応援しています。悼みを知る国だからこそ、どんな人にも優しくいられる国でありますように。
どうぞ良い1日を!
Buona giornata!
コメント
絵文字が出ませんでした^^;
ボン先輩のところ♡たくさんです!
船酔いしそうな揺れでしたね。
原発がなければ、もっと寄ってたかって
助けに加担できるのに。
NPO法人 SORAアニマルシェルターに
リクエストのある物資を送っています。
あの時から、行き場を失ってしまった動物達を保護している所です。
10年たって、歳をとってきて
虹の橋を渡りました、という報も多いです。
細くて微々たるものですが
末長く見守っていけたらなぁ。
我が家では去年、19歳の飼い猫を亡くしまして、
買ったばかりの
チュールをもらってもらいました。
この瞬間だけ!に生きている動植物は
見事ですよね。
心から見習って、生き生きと幸せで
自分らしい日々を過ごしましょう。
過去記事から
ボン先輩のお小さい時の猫背
ツヤツヤでのびのびの今の様子もです!
>Maiさま
素敵なコメントをありがとうございます❤️。
>原発がなければ、もっと寄ってたかって
>助けに加担できるのに。
本当。まったくその通り。最近、某ドキュメンタリーを見て、日本政府の危機管理のなさに(改めて)呆然としたところです。。。
SORAアニマルシェルターのこと、教えてくださってありがとうございます。
イタリアからもアマゾン経由で支援したりできるか調べてみます。
震災直後に始めた西会津で米作りも、仲間は増えたけど私自身はここ数年なかなか参加できず、
何かできることをしたいので!
動食物たちにとってはホントに良い迷惑…。
でも、文句も言わずに一生懸命生きていて、尊さを感じるし、
人間の謙虚さの足りなさも痛感します。
せめてご縁があってそばにいるボン先輩とは良い関係を築いていきたいものです。
愛猫さんのご冥福をお祈りします。