どうも皆さま、ボンジョルノ♪
なんだか世界中で由々しき事態になっていますね。爆増してるイタリアもちょっぴり戦々恐々としていますよ。
24時間ニュースチャンネルしか見てないですが、会見の質疑応答もしっかり見られるし、政府の方針も明確でわかりやすい。それでもパニックに陥る人はいるらしく、昨日…パレルモの大学病院に「コロナかも!」と泡食ったおじさんが駆け込んできて、救急病棟が大騒ぎになったそうです。結果陰性でしたw(すぐ検査してくれるのが良いですね…。)
街の閉鎖は衝撃的で、買い出しもトレンド。まだ感染者ゼロのパレルモですが、何がどうなるかわからないので我が家も買い出しに行ってきました。
ミラノはお店が空っぽ…ですが、まだぎっしり♪良かった。
でも、いつもは大量に(おかしな)家族連れがいっぱいなのにガラーン…。やばい、誰もいない!さすがのパレルモ人もコロナショックで家に引きこもってるのか?と思ったら、それはランチタイムだったからw。買い物が終わる頃にはいつもの”日曜大混雑”になりました。
現在のイタリアの感染者数の広がりマップ
さて、気になるイタリアの感染状況ですが、一目でわかるマップがこちらです。
ロンバルディア州とベネト州に集中。トリノの3名はロンバルディア州の感染地域から来ていた人など、徹底的に経路も調査されていますが、どうやら最初に感染が発覚した人が行った病院が中心になっているらしい。
イタリアで爆増している理由 日本の検査体制だったら数名?!
なんで?急に?に答える記事をご紹介しますね(長いのでざっくり意訳)。
なぜ北イタリアで爆増したか?
最初の感染者が入院したロンバルディア州コドーニョの病院や、陽性の入院患者を応対したヴェネト州のミラの病院では医療関係者が感染。死亡者1名となったスキアボニア病院では、医療関係者の感染や他の入院患者への感染は確認されていない。
死亡者は10日入院後、検査となったがイタリア市民保護局長ボレッリは、「医師が新型コロナウィルスの症状と判断できなかった」と言う。しかし、それは医師のせいではなく、判断が難しいことを強調した。「イタリアは感染マニュアルの見本のような状況。感染地域からの1人または複数の人から感染し、潜伏期間に2次感染を起きている」。カトリック衛生学教授でWHO理事のウォルター・リチャーディは「医師が感染するのは適切な対策がされてないこと、加えて非常に感染力が非常に強いウィルスであることを示唆する」と言う。
イタリアでは、数日前まで感染の拡大は起きていなかった。今回の感染者は誰も中国に行っておらず、中国から戻ってきた人との接触もなかった。
「患者の症状はインフルエンザと同様で、イタリアでは中国人観光客の感染発覚後感染者の報告はなく、判断に至らなかった」とウィルス学者でミラノ大学生医学部研究員のファブリツィオ・イブレアスコは続ける。
感染予防のプロトコルが実施されていなかったため、医療従事者による感染が広がった。
「イタリアはまるで中国のような状況に陥っているが、大きな違いは中国では報告が遅れ、すでに感染が広がっていたが、イタリアでは即座に使えるデータを公表していることだ。」
厚労省副大臣のピエルパオロ・シエリ保健省副大臣によれば、「詳細で広範囲なスクリーニングで、感染状況の早期発見となっている。感染者数の急速な増大は、約3000以上の検査を実施しているためだ」。
イタリアは漏れなく検査を実施。感染者の積極的発見に努めている。
要するに、院内感染による広がりと検体数と感染者発覚数が比例してるってことですね。
院内感染は武漢でも起きたこと。日本でも医療従事者の感染続々ですが、大丈夫なんでしょうか…。となるとこれはもう検査したら莫大な感染数になるのではないでしょうか…。
ちなみに、緊急条例発動し街の閉鎖など、イタリアの対応早っ!と驚いている一方、当のイタリア人たちは「イタリア中国間の直行便を止めても経由便で入ってくるじゃないか!」「ドイツやフランスから陸路で入ってくるじゃないか!」「判断が遅い!」とか文句言ってる層はやっぱりいます。
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