ラグーザお玉の壁画が残る100年前のお屋敷でパーティ!@パレルモ

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どーも皆さま、ボンジョルノ!

プチバカンスから戻ってきてから、空っぽになりかけた脳…を取り戻しつつ!パレルモの平日話の戻りますよー。

さて、先日パレルモ市長選がありましでね。

現オルランド市長が再び立候補。選挙前のパーティがあったのですが…それが!なんと!

ラグーザお玉が描いた壁画があるお宅

だと言うじゃあないですか。そりゃ、行きますよねw!

100年前の空気感がそのまま残るリバティ様式のお屋敷へ

場所は、パレルモ新市街。

と言っても1900年代初めに開拓されたエリアで、当時流行だったリバティ様式(アールヌーヴォー)のお屋敷が立ち並ぶ通りにあります。かつてはブルジョワジーの憧れのエリアだったそうな。

玄関ホールの吹き抜け

お屋敷は、1906〜1908年にかけて、建築家フィリッポ・ラ・ポルタが設計・建築。外観は、当時のまま。

瀟洒な塔がある、いかにもリバティ様式のお屋敷

さて、中はどうでしょうか?!早速、お邪魔します!

アール・ヌーヴォーのバスルームがおしゃれ!

お邪魔しまーすと中へ入ると…。

当時の空気感がそのまま残されているようで、使い古された言い方ですけど、ホント100年前にタイムスリップしたような気がします。

先へ進むとヤバイ空間に入り込んでしまいそう

元々の家主は、お玉さんの自叙伝にも登場するお医者さん、カルーソーさん。その後、件のオルランド市長ファミリーの所有になったそうですが…、

全然使ってる気配がないやんけ〜w!

アール・ヌーヴォーのビデと便器が素敵〜

そうか、資産として投資か…w。

部屋数は、全部で20以上だそうで、そのまま開かずの扉…になっている部屋もあるとかないとか。

まあ、おかげで(?)100年前の生活感がそのまま残っており、生きた歴史博物館にもなっていて、見学する方にとってみると、逆にありがたい感じです。

廃墟好きにはたまらない。

誰も揺らしてないのに、揺れ始めたり…しないか、ドキドキ

…絶対、なんかいますよね。うん、いるいる。もう気配がする!などと、ひとさまのお宅で盛り上がるのも、大変失礼ではございましたが盛り上がりました。

というか、ちょっとキャーキャーやってないと、怖くて…w。長居は無用!な香りもしたので、とっとと階下のパブリックスペースに移りました。

ラグーザお玉さんの壁画が描かれたダイニングルーム

市長の選挙応援(?)パーティでしたが、目的は、ラグーザお玉さんの生壁画。

どこだどこだと、探したら「ダイニングにありますよー」とのことでした。

ハイ!

こちら!

壁の漆喰に直接描かれているのどかな風景
※スマホカメラ(アンドロイド)で画質悪くてごめんねー!

お玉さんの自叙伝には、「カルーソー家の大サロンの天井壁画…云々」とあったので、てっきり天井画かと思いましたが、当の天井は木製。そしてこちらは、大サロンではなくダイニング。ってことは、大サロンにも天井画があったのかもしれませんね。

パーティでは、やっぱり内蔵バーガー!さすがパレルモ〜

では、ここからはオマケでパーティ様子をどうぞ!タイムスリップしかけますが、現代ですw。

おもむろにピアノを弾く市長の娘
木製天井の大サロンでまったりする紳士淑女
ガーデンでブッフェやってますよー

オルランド氏の演説の前に、ガーデン・ブッフェがありましたが、さすがパレルモ!

パーティにも内蔵バーガー「パーネ・カ・メラサ」(パニーノ・コン・ミルツァ)ですw!しかも、名店のニーノさんが出張でおいでなすってました。

名店”ニーノ・ウ・バッレリーノ”のニーノさん
手がギットギトになるけどハマる味

パレルモ名物ストリートフードのひとつですけれども、たしかにストリートフードは立ったまま食べるものだから、こう言うケースにピッタリではありますね。

世界文化遺産のプーピ(操り人形)劇団のクティッキオ・ファミリーの催しなどもあり、友人知人とガヤガヤ楽しく過ごしてるうち、閉幕…万歳三唱とかは、ないんですねーw。

ゆるくてデカダンス❤️なパレルモの夜。(市長選とかすっかり忘れて?)楽しみました♪

しかし、こういった正真正銘のアンティーク家屋は、住むというよりイベントで活用されるケースが多々です。ピンキー(夫)実家もそうだし。まあ、1700年代築のあの家と比べると比較的新しいパーティルームではありますw。

イタリアのこういう…古いものを当たり前に利用するところ、エコですよね!

コメント

  1. しんしん より:

    日本の立候補パーティーと違いすぎ!!歴史的お屋敷活用も含め興味深いレポート、ありがとうございました。あの便座に座ってみたい!
    しかし、”しゃもじ持って”に笑った直後、木馬に凍りつきました。
    松谷みよ子著『ふたりのイーダ』の椅子を思い出して・・・誰かを待っているのかも。

    • sawabon より:

      >しんしんさん

      >あの便座に座ってみたい!
      えーチャレンジャーwww。なんか不思議な形してるんですよね、幅広でまあるい。不思議…。ドレスと関係があるのかなー?などと想像してみました。

      …誰かを待っているのかも。ですねw。

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