この美しき数学の世界〜華麗なる王宮礼拝堂のモザイク

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シチリア州の州都パレルモには、
世にも美しい世紀の遺産がザクザクありますよ。
このブログでは、主に”パレルモのアホゥw”な部分に着目して書いてる事が多いですが、実は街自体は素敵。

世界遺産にもなっている「アラブ・ノルマン様式の建築群」は、奇跡のように美しい。特に王宮にある礼拝堂の美しさたるや…感動しないのが難しい。

緻密な金のモザイクに覆われた内部上部、木彫りの天井の凄まじい細工に驚愕しますが、何がすごいってアナタ…

下部と床❤️。

※↑写真がスライドできます。

モザイクは、数学(幾何学)。

小さな図形をある空間にビシッと合わせて収めるなんてことは、数式無くして、偶然ではできませぬ。IQテスト的な…小学校お受験的な…カタチとカタチを見事に合わせる技術。当時の数学技術や技巧に感心するばかりです。

コンピューターのない自体に、
紙とペンで計算したのでしょうか?
(…そりゃそうでしょうね)

12世紀の遺跡ながら、じーっと見ているとアラブ人もユークリッド原論を勉強したのかな〜などとちょっと親近感が湧かなくもない。

しかしまーほんと、色のバランスやカタチのセレクトなど美的センスもさる事ながら、キチッとおさまる角と角。結果としてのモザイクが美しいのは、やはり正確な数式があってこそではないか、と。製作者の”頭脳”を感じさせられずにはいられません。

 

…床のモザイクは、怒涛のように押し寄せる見学者に踏んづけられまくりなのが、ちょっと心配。はよ、強靭プラスチック張りとかにした方がいいのでは?などと余計な心配もよぎります。

ねえ、市長さん?(おまけ↓この方がパレルモ市長さんです)

 

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