どうも皆さま、ボンジョルノ♪
まーよく晴れ渡っておりますよ。
昨夜、サッカー界のレジェンド、マラドーナの訃報でイタリア中が大騒ぎ。特にナポリでは、ライトアップされサン・パオロ・スタジアムにファンが大集合。中継でも、涙、涙…。名称もマラドーナ・スタジアムに変更になるそうです(素早い@@!)。すごい愛されてるんだなぁと改めて感動しましたよ。
で、全然関係ないのですが〜地味な日常の中で、何気に感動した話です。
営業時間外の予約ができてもそれは予約不可の意味
イタリアの郵便局、ポスタ・イタリアーナ。できればあまり行きたくない場所のひとつ(※)ですがw、どうしても行かねばならぬ用事ができてしまい…行ってきたわけです。
※無駄に長い行列、数時間を待ち時間で失うことになりがちだから。
今は、コロナ対策で事前予約ができるはずなので、前夜にサイトに行ってみたら、翌日予約できる時間帯が…
17:30〜
は?13:00に閉まるのに?
日本人的発想で、つい「あー今はコロナに合わせて、延長してくれてるんだな!」と思ってしまいましたが、うちのイタリア人は「予約不可ってことだな!」
「え?予約不可なら不可って書くでしょうよ」
「営業時間外の予約って、つまり予約しても無意味ですよーって言ってるんだよ」
はぁ?はぁ?
真相はわかりませんが、たしかに「17:30に予約しましたー」ってスキップして訪問してもシャッターが閉まっているであろう…。ゆえに、ピンキー(夫)の理解が正しそうです。
イタリア暮らしもだいぶ長くなりましたが…まだまだイタリア的発想は斜め上で戸惑うことがありますな。。。
コロナ対策で”待合室”は外!
ってことで、覚悟を決めて朝11時くらいの中途半端な時間に行ってみたのです。←朝イチは混んでそう、終了間近も混んでそうというイタリア的読みを駆使。
外にわんさか…”読み”爆ハズレ。
今、コロナ対策で局内には2組しか入れないらしく、残りは外で待つことになっているのでしたw!(雨の日はどうするんだ?は、雨が降ってから考える)
ボタンを押すとピッと出る順番待ちのカードも中なので、順番…どうなるの?なんて疑問は不要。
外の柱に、手書き順番シートが貼られているから!
と言っても、ただの無地の紙に来た順番に名前を書いていくだけなんですけどねw。まーよくある光景です。
備え付け(紙と壁の間に挟んである)ボールペンもありますが、感染防止に使うひとは少数。マイボールペンで、自由な大きさ、自由な色で名前を書き込んでいきます。
イタリア人たちの見事な共助プレイに感動
誰が入って、誰が出てきたか。自己申告制かと思いきや、こういう場面で必ず一人二人…鍋奉行のような、順番奉行が現れるのです。今回は、上の上の写真にあるブルーのシャツのお腹の出てるおっちゃんでした。
誰かが入るたびに、ピッとチェックを入れて名前を消していきながら、「ブルーノさーん!ブルーノさんいる?あ、いない?じゃあ、消すね。デ・アンジェリスさーん。はい、前に立っておいて。で、次はロッシさーん。ロッシさーーーーん!」
向こうの方でコルネット食べてたロッシさんが走ってくる…。
な〜んて具合。名前書いたままウンザリして勝手にいなくなる人もいるから、誰かが名前を確認して、消去していかないと詰まるんですよね。
おじさん、ありがとう〜!
おじさん以外の人たちも名前チェックや中の様子レポートなど、いろいろ役立つ情報を交換しあって助け合い。
おじさんいなくなったら、仕切る人がいなくなる…なんて心配もご無用で、おじさんが局内に入っていったあとは、別のおばちゃんが担当してました。
見事だわ…。
うっかり点呼を聞きそびれて名前消されちゃかないませんので、ちょいちょい「いるよ」アピールをしつつ、こんな光景をしばし眺めて関心しながら約1時間半(爆)!無事、順番が回ってきてミッション・コンプリートできた次第です。
たった一つの小さ〜なことなのに、やり遂げた感満載w!おつかれ〜自分。
ま〜イタリア暮らしも長くなり、相変わらずいろんなことがスムーズでないことに慣れないし、相変わらず文句ばっかり言ってますが、相変わらず知らない誰かに助けてもらうこともとても多い日々で、相変わらず「ありがとう、その辺の人w!」と思いながら暮らしています。さっき、「そこ犬のうんこ!」と通りがかりのおじさんに教えてもらいました。落ちてることがそもそもの過ちだけど、落ちてるので助け合ってw避けるしかないというイタリアの仕組み。
…自分は誰かを助けられているか?を自問してしまいます…^^;。
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assistenza reciproca
アッシステンツァ・レチープロカ
共助
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