恋人の手を引いて…キージ宮殿を去るコンテ元首相がかっこ良すぎ!

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どうも皆さま、ボンジョルノ♪

急に寒くなりましたが、また明日から急に暖かくなるようです。一瞬咲いたハイビスカスも慌ててしぼみましたが…また慌てて咲かねばならず、植物も大変ですな。



映画ですか?な手繋ぎシーンがカッコイイ

しばらくドタバタしていたイタリア政界もユーロ札のドラギ首相の各閣僚が決定し、無事(?)コンテ元首相が退任され、ドラギ新内閣発足となりました。

首相交代の伝統セレモニーの中継があったのですけど…ちょっと…もーコンテ元首相がカッコイイ!ったらありませんでしたよー。セレモニー自体も「…素敵」な感じなんだけど、コンテ元首相の「なにこれ映画?」な振る舞いに、見惚れた人は多数だったはず(我が家は100%)。

▼こちらです。

▼クイリナーレ宮殿内での首相交代儀式から出発シーンまでの全編バージョン。


イタリアって…こういうのがいちいちカッコイイよねぇ。首相交代の際に鐘を受け渡す伝統儀式は謎だけど。

この先のイタリア運営は、男性15人女性8人の新内閣で。あまり顔ぶれが変わらない感じもなくはないけど、ただ一つわかっていることは…今後の首相会見が……つまらないなー(←失礼)ってこと…w。



コンテ元首相の最後のメッセージ

FBに投稿されたコンテ首相としての最後のメッセージ。めっちゃバズって127万いいね超えしたとニュースでも話題になりました。

ババッと意訳しますよ。
※平易なイタリア文なので習ってる人は原文を読んでみてね!

キージ宮殿で最も重要な椅子に座り仕事をしてきましたが、最も困難な日の終わりにも、難しい選択をした時にも、イタリアを代表する責任、そして誇りを忘れたことはありません。この二年半、国民の皆さんの支えと情愛、そして批判にも感謝します。それは私自身の改善、思慮、行動を変えさせるきっかけとなりました。

国民全員が示した勇気と力。特にパンデミックの昨年は、本当に信じられないくらいのものでした。倫理と責任、勇気を信じて行動を起こし、恐怖に負けず適切に対処すれば、多くの障害、たとえそれが困難でも乗り越えていける。限界もありましたが、私自身、これらの経験を生かしてきました。

今日からシンプルな役割の市民に戻りますが、今まで同様、日々の暮らしの中にある大小の苦しみ、いくつもの犠牲、でも同時にいくつもの希望がある現実を見続けていきます。

それぞれの国民が我国の政治に積極的に参加すること、特に私たちの生活の質の向上を唯一の目的とする良い政治と、ただその地位にしがみつくだけ人々が運営する悪い政治を見極めることは本当に重要なことです。

持続可能で公正な人間サイズの道を作るために、多くの優秀な仲間たちと協力し合ってきました。私は引き続きこの道を歩いていきます。一つの章を閉じることは、私たちが描きたい物語を最後まで続ける妨げにはならないのだから。
イタリアと一緒に、イタリアのために。
グラッツェ。

熱い人ですねぇ。市民目線の貴重な首相でしたコロナで一番大変な時に、親しみやすい首相でよかったなーと思います。いろいろ勇気もらったよ。今後はフィレンツェ大学教授(法学者)に戻って、すぐ授業だそうです。

ま、市民目線ととはいえ彼女は、ローマ・コルソ通りの五つ星グランデ・ホテル・プラザの娘さんで、お母さんは元スウェーデンのアイドル女優の41歳(コンテより15歳年下)。結構、ゴージャス好みなんだなぁ…wと思ったりもしますが、女性の好みはどうでも良い。食の好みもどうでも良いんだよね、ホント。

コロナが終わり、また熱く抱き合う日まで頑張りましょう!と言っていたのに、終わるその日にいないのは、やっぱりちょっと残念。というか、いったいいつ終わるんでしょうねw?!イタリア、変異株感染増加中ですよー!

帰ってきた本日のイタリア語

La cerimonia della campanella
ラ・チェリモニア・デッラ・カンパネッラ
鐘セレモニー:イタリア首相交代の伝統儀式

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