イタリア、気温35度以上でリスク高まる職業に休業補償

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どうも皆さま、ボンジョルノ♪

いやー暑い。暑いですねぇ。先日、島で熱中症で倒れた方がいて、救護ヘリコプターが飛んできましたよ。※島には病院がないので(小さな健康相談所はある)急病・怪我の時は、シチリア本島にヘリで移動します。

地中海を越えてきたよ〜

ここ数日はちょいと暑さも平年通りに戻ったかと思ったけど、まーたアフリカ熱波がくるのだとか。平均気温10度以上になるかもと…天気予報にビビる時代になりました。

そんな中、なかなかよろしいニュースがあったのでご紹介します!

気候変動に合わせて見直された天候事象による休業補償

長らく労務規範としてはあったものの、この度、改めて労働省によって再承認され公式ウェブサイトにも明記された。これは、将来的に気候変動が労働環境(ひいては社会保障)に影響を与えることを示唆する。

企業は、気温35度以上になった場合、従業員の一時休業補償(日中の短時間も対象)をINPSに請求できる。と、酷暑で労働者が死亡するケースもあり、INPSとInail(国立労災保険機構)は警告ー先週木曜日に2名が死亡した。

アンドレア・オルランド労務大臣は、「体感温度もその対象とみなすことができる」と発言。Inailと政府は、この長く続く記録的な酷暑において、路面工事、外観・屋根の工事、太陽にさらされる場所での労働や高温耐性のない資材を使う作業など、特にリスクの高い職業を懸念している。

暑さのみならず、全身防護服など仕事上の安全を守る保護具着用が義務付けられている職種で、怪我、最悪の場合は死に至る危険が高まる場合にも、INPSは応じる。

職場での熱による健康被害を防止するこのガイドラインによって、企業側とINPS側の足並みが揃うことを労働組合は歓迎する。「これによって建設現場や採石場、工場などで働く人々の健康と命を守ることができます」。

休業補償申請の際、企業は作業停止および縮小日数と仕事内容の詳細を提示する義務があるが、気温の証明をする必要はない。さらに、天気予報によらず、安全管理者が「労働者の安全と健康をリスクにさらす危険がある」とし、業務停止を命じたすべてのケースで申請が認められる。

過酷な労働環境にいる人々の命と健康を守るために…

ここのところの衝撃的な暑さは、ほんと殺人的ですよね。灼熱警報で「なるべく家にいてくださーい」とやってる最中でも、工事現場が稼働してたりするのをハラハラして見ていたりもしたので、このニュースにはちょっと心が温まりました(暑いのにw)。

救助ヘリ、到着〜!ヘリポートが左下の草むらの中にありますよー

安全管理という点で、そもそも危なそうな工事現場ってのはよくありますけど(ラフな格好で歌いながら工事、とか…)、まあ、それはそれとして、今、早急に対応しなければならないことと言ったら暑さ対策ですから、この対応の早さは良いなと思いましたよ。

…めっちゃ不正申請とかありそうだけどw、まあ、それはそれとして……。また追々解決に向ければ良いのでしょう。

イタリアはなんでも遅いけど、こと命に関わるとなると政府の動きが突然早いですね。ここ2年半は特にそう感じます。9末の総選挙でどうなるかな。。。

暑さが続きますが、
どうぞ健やかな水曜日を!
Buon mercoledi!

チンチアさん
チンチアさん

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