どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
本日は、再び日本バナシ。ここはどこ?な新大久保からの続き、久々の東京・新宿界隈を歩いた記録です。
昨日、紅葉するシチリア内陸部へ行くなどしてきた話をしようと思ったけど、その話は明日。←インスタで先行中。
トー横キッズはもういない?トー横界隈と狂乱の新宿・歌舞伎町タワー
さて、新大久保から薄暗い路地裏を抜けて、目指すは歌舞伎町!
…都内にいても、新宿ってあんまり行かないんですよね。伊勢丹に行く程度。だから、”変化”を感じるのは難しいけど、「ある令和ジャパンのカタチ」を生られたかな、と思います。写真も撮れるだけ撮ってきました!
まずは、いわゆるトー横キッズが集まることで知られたシネシティ広場から。


思いのほか、広場内は閑散としていましたね。
はて?ここにいたトー横キッズ達は、いずこへ?
封鎖や補導強化によって、別の街に移動してるそうです。そう、ただ移動しただけ。居場所がないと感じる子供たちが減ってないことに変わりはないと思うと、切ないですね。
”日本有数の贅沢な空き地”となった広場の前には、昨年オープンした歌舞伎町タワーが聳え立っていました。
新宿近くに住む案内役wの友人曰く、「中で太鼓叩いてる謎空間」とのことですが?そりゃなんだ?と、意味不明。
中に入ってみると…。


ドンつくドンつく…アホな爆音と色の洪水に度肝を抜かれました!全体がドン・キホーテ。たしかに謎空間!

外国人観光客が期待する日本をテーマにしているんだと思いますけども〜久々の帰国とはいえ、外国人ではないので、まったく「Oh!日本♡!」とはなりませんでしたよ。。。。(お好きな方がいたらすみません。主観ですから)。
後頭部に重低音を響かせながら、とっとと脱出!
激安カフェで日本のデフレと円安を想う
新宿・歌舞伎町タワー前にそびえる天下wのアパホテル1階のテラスカフェへ。
おつまみが1品99円(の生卵やキムチなど)〜に、またまた衝撃を受けました。イタリア・ユーロなら、0.60ユーロくらいですよ。駐車場にいる係の人に渡すチップだって1ユーロなのに。
30年のデフレの影響は隅々まで色濃く残ってますのぅ…。こんなに安くなくて良いんですよ…働いてる子たちはとても頑張っているので、人件費を上げてくれ。と強く思いましたね。ホント、良い子たちっぽかったから。。。
値段なりにw薄いハイボールで乾杯し、行き交う外国人を眺めながら、上を見上げると…。

歌舞伎町の高層ビルと言えば、昨今、自○の名所だそうで…件の友達が「人が落ちて来なくもないから気をつけて」などと言うからビビります。んーそんな危惧をしながら、酒を飲む。これも令和のジャパンか。

見渡すと、たしかに言われてみれば外国人観光客が多い。でも日本人も多い。というか、アジア人の旅行者だったらわからない。んーま、UFOキャッチャー?で獲得したのか、どでかいぬいぐるみを持ってる人が多かったかな。
「KAWAII」、それが君たち(外国人観光客)の日本なんだね?と、ぬいぐるみを小脇に抱えて嬉しそうな外国人観光客を、自○の名所で激安ハイボールを飲む…なかなかシュールでした。
新宿コンカフェの客引きが、几帳面で日本っぽい!
さて、テラスカフェの意外と早いクローズ時間に遭遇したので、御一行さまは、ゴジラヘッド方面に向かいました。
Oh!あのコスプレしてる人達は、なんなの?!…コンカフェの客引きが、なぜかズラーリと1列に並んでいました。


コンカフェは、特定のテーマや世界観に基づいた飲食店。世界でも類を見ない発想と独自性に、日本らしさを感じる飲食店カテゴリーのひとつではありますよね。不思議な雰囲気ではあるけど(そうか、外国人にとっては、日本=不思議ってのもありますもんね)。
昔々、コンカフェの一種であると思われるメイドカフェが全盛期だった頃、Raiの取材で1回だけお邪魔したことがありますよ。イタリア人スタッフのハマりっぷりに驚いたわ。スタンプカードもらって「集めるぅ!」って言ってました。
それにしても、几帳面。
派手なコスプレ衣装を身に纏っているけど、どの子も礼儀正しかったり、根が真面目だったりする良い子たちなんだろうなぁ。などと、おばちゃんは思ってしまいましたよ。
しかしまー、これだけバーチャルな世界を演出する企画(コンカフェ)が発展を遂げているのは、やはり、ある種の逃避、別の世界へ誘われたい欲求(ニーズ)が、あるからなんでしょうかね?
現実逃避ニーズを体現化してるとも言えるコンカフェの客引きの声が、まったくかからないのでw(ターゲット外)、アイラブ歌舞伎町の方へおばちゃん御一行は移動しました。
ギラギラする看板が並ぶビルの陰では
ぎっしり看板を光らせた商業ビルが作る街並みは、日本人にとっては別に珍しくもないけど、外国人が大好きな典型的な日本の風景のひとつですよね。


たしか、昔懐かしいロスト・イン・トランスレーションもこんな風景ばっかでしたよね。初めて日本に行ったら、まずこういう風景を撮りたがるのは、ピンキー(夫)もそうだったのでわかる気はしますよ。
日本らしい風景を嬉々として撮影する、外国人観光客を横目に裏通り向かうと…。
え?
道で寝てる?人やゴハンを食べてる人々がいっぱいいて、いや、そういう方は新宿には昔からいましたが、女性と若者ばっかり!!!に驚きました!
ホストクラブの下で、荷物を投げ出して、荒ぶれながらカップラーメン食べてた女性や、東京都健康プラザで、住んでる風の女性たちの姿も、ちらほら…。

うーむ…。危険は感じないけど(女性が寝泊まりしてるくらいだから)、なんとも言えない気分になりました。だって、都の施設直下ですよ?行政は何やってるんでしょうか?プロジェクト・マッピングって誰が見たいの?
いわゆる、若者と女性の貧困ってやつなのか。それとも、好んで泊まっているのか。
やや気持ち的に下の方に引っ張られつつ、すぐ近くの大久保病院方面へ。
「立ちんぼ」のメッカ、大久保公園で日本の深淵をのぞき見る…
そう、大久保公園といえば、今や「立ちんぼ」のメッカとして知られてますね。
しばしば一斉摘発などされているので、ここも閑散としているのかな?と思いきや…。


普通に並んでるじゃあないか@@!うわーマジか。
それも、スタイルも良くて可愛らしい普通っぽい女の子ばかり。なんで?なんで?としか、言葉が出てこなくなりました…。えーなんで?
友達は、「物色する男性の目が怖い!キモイ!」しか言わなくなる。
一方、うるさいおばちゃん二人を連れた、案内役の新宿の隣町育ちの友達が「あー!」と叫ぶ。
なんだなんだ?「あー!」の先には、有名らしいユーチューバー率いる一団がいたのでした。


警告カードを持って、パトロールをしているそうです。←男性客には一定の効果があるらしい。
その傍では、巡回中の警察官と、ひと悶着してた「立ちんぼ」女性グループが…。警察官に激しく暴言をぶつけていて…どうなることかと思ったけど、警察官が立ち去ると再び立つ。というループも見て、これは、もはや注意喚起や取り締まり云々の話じゃないんだろなー。と思いましたよ。その後、男性と値段交渉してたし。
若い女性が「立ちんぼ」してるなんてことが、あってはならないと思うけど、立たざるを得ない事情や心情、そんな女性たちを平然と”買う”人たちがいて。
倫理観不在のニーズと供給が成り立っちゃってる訳だから、取り締まったところで、別の場所に移動するだけ…なんでしょうね。トー横キッズと同様に。
ほんの数時間、グルッと半周しただけだけど、衝撃的だったし、怖かった。日本は、世界的にも「治安が良い」ことで知られているし、日本人にも自覚はあるけど、、、守られるべき人たちが、そこにそのままいることが、怖い!と思ってしまいました。
日本の社会が内包する問題が、子供や若者や女性を通して表出してるような気がしましたよ。
弱者を守らない社会は、いつか自分が弱者になった時、守ってもらえない。ってことだから。
と言うことで、日本の深淵を覗いた気分になってしまった歌舞伎町界隈でした!
どうぞ日本を心配しながら良い土曜日を!
Buon sabato!
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