パレルモのマッシモ劇場前の路地で銃撃?!の衝撃と旧市街の治安

どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

ボン先輩は元気です!美味しくミートボールを食べてます。

▶︎ボン先輩 伴走マガジン「闘病記の裏側で」vol.10

先週のボン先輩、口の中に謎の白い物体を発見して半狂乱になりました。

今日は、飼い主がお肉でベタベタの手を止めて見入ってしまった衝撃的なパレルモの最近のニュースをご紹介します。旅行で来られる方も、一応知っておいた方が良いかもしれません。

マッシモ劇場からわずか数十メートルの路地で起きた銃撃事件

先週末の土曜日の真夜中、パレルモ旧市街にあるマッシモ劇場の近くでナーンと銃撃事件がありました。

場所は、マッシモ劇場前の大通り(マクエダ通り)を挟んだ、ちょっと入り組んだエリア(オリベッラ広場界隈)にあるロカーレ(パブ)。

昨今、この付近に飲み屋さんが増えており、週末の夜ともなるとたいそうな賑わいを見せていたんですが…。

発端は、あるお店のテラスでの喧嘩。仲裁に入ったお店のオーナーの息子さんパオロ・タオルミーナさん(21歳)が、切れた客の1人に銃で撃たれて、即死…。

※犯人は、翌日すでに逮捕されています。

木曜日の朝、パレルモ大聖堂カテドラルで葬儀が行われました。

シチリア州知事スキファーニ氏、パレルモ市長ラガッラ氏、シチリア州議会反マフィア委員会委員長クラコリチ氏も参列。港では、船の汽笛が鳴らされました。

マフィアの抗争…ではないのが、また恐ろしい

パレルモで銃撃、といえば、「あーマフィア?」と思われがちですが、いやーこれが、、、マフィア無関係。

特に、撃たれたパオロさんは、ご両親のパブを継ぐ予定だった真面目な学生さんだったのです

コロナの時にオンライン料理レッスンをしてくれた友達パオロ先生の学校の生徒さんでもありました・涙。

真夜中の飲み屋街での酔っ払い同士のケンカ、仲裁に入った人に切れた客が反撃して、収まらずに警察沙汰。なんて話は、どこの街でもあるでしょうけれど、まさかピストル?!と、パレルモ中が上へ下への騒ぎとなったわけです。

「じゃ、やっぱり撃った方がマフィア?」と思いきや、これもまた違うんですよ!

…ただの頭の悪い無教養のダメな若者でした。

SNSなどの情報によれば、マフィアに憧れてたとか…呆。歴史を正しく知らないと、シンプルに憧れちゃうバカって世界中にいるんですね。

ただ、出身エリアがパレルモ郊外のZEN(ゼン)なんですよね。

80年代のマフィア抗争の時代には、もう戻らない?

ZENは、戦後、爆撃を受けた市街地に居住していた労働者階級を救済する目的で計画された、低所得層向けの公営住宅地域の一つで、環境・治安があまりよくない地域として知られています。

何か問題があれば、「ああ、ZENの…なるほど」となるような地域。

必然ともいえますが、歴史的にもマ○ィアに絡んだ麻薬売買や武器密売等の温床にもなっており、昨今は特に、ZENの治安、その手の仕事に手を出す若者が増加してることが、薄々問題になっていました。

実は、今年の春頃にもZENのチンピラ同士の抗争で、モンレアーレで銃撃があり3人の若者が亡くなるという事件もありました。

とはいえ、多くのパレルモの人にとっては、物理的にも心理的にも遠い地域なので、ZENの治安については、無関心…。という印象でしたが、今回の銃撃事件を受けて、ちょっと街の雰囲気が変わったようです。

翌日の日曜日と月曜日の夜、ポリテアマ劇場からマッシモ劇場までの長い通りを埋め尽くしたキャンドル行列。パオロさんの冥福を祈るのと同時に、「BASTA! いい加減にしてくれ!」というスローガンを掲げたデモ行進がありました。

パレルモの治安保護(特にZEN)に、国や州、県や市がもっと関わるべきだ。という訴えがコンセプト。市長も参加したりしてました。何もやらないくせに…「出て行け」とヤジを飛ばされてましたがw。

また、葬儀の後にも学生たちの「沈黙すべきではない」と訴えるデモも。関係機関が青少年の暴力問題を構造的に取り組む緊急性や、若者と関係機関が継続的で組織的な対話を確保できるようなシステム作りを求めていました。

このまま、ZENの治安の悪さを野放しにしておいたら、パレルモ中心部まで広がり、また80年代頃にマフィアの抗争が激しかった頃に戻ってしまうのではないか?と危惧する人も多く、また、かつて「沈黙は賛同」と反マフィアの運動が広がり平穏を取り戻した経験のある街では、これ以上ひどくなることはなさそう。と感じますが…さて、どうでしょう。

パレルモ旧市街の週末のレッドゾーン

これらの騒動を受けて、早々に措置が取られたのはよかったかな、と思っています。

ZENで、壮大な一斉捜査が行われたほか(現在も続行中)、今週末からパレルモ旧市街の3つのエリアが「レッドゾーン」に指定され、週末の夜の監視体制が強化がされることになりました。

▼レッドゾーンエリアの詳細を追記しました!

ま、監視強化されるのは、そもそも”そういった”若者が多数出没する店と周辺がメインなので、日常的に、そんな店には行かない。大人な暮らしをしていると、「あまり関係ない…」感じもしなくもないんですけども。人々の関心が高まるのは、悪くはないですよね。

昼間に歩いてる分には何の問題も変化もないですし。

これからパレルモにいらっしゃる方は、レッドゾーンのみならず、夜、特に週末の夜中過ぎは、旧市街の繁華な場所や、むやみに人が集まってるところには、近づかない方が良いとは思いますよー。

昼間でも、駅周辺、旧市街のひっそりと暗い裏路地は避けた方が無難かも。←私も車以外では、ほぼ行きませぬ。

ちょっと考察してみた

どうぞ安全な良い日曜日を!
Buona domenica!

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