浴衣で大失敗！からのナイスリカバー？！の巻き

どうも皆様、ボンジョルノ♪
再び灼熱のパレルモ〜からでーす。

一昨日の友人宅でのパーリーでのことでございますよ。

お誕生日やらなにやらをお祝いする会でございまして、
随分以前から、主催の友人から「浴衣着てきてねー」と言っていただいておりましたの。

▲激しく美味しかったマッザーラ湾の赤海老✖️チーズ。

が、しかーし。

やすく請け負ったのち、着付けができる友人が、日本に一時帰国中であることが発覚。

ガビーン！！！

 

でも！
「そんなわけで着ていけない」とも言い難く（日本人としての意地的に）、
ま、着物じゃないしなんとかなるか。
とも高をくくり、

当日の夕方。

薄い記憶を頼りに、Youtubeを見ながら思い出しつつ、
そのくせ時間ギリギリになってから始め、
大慌て〜で着たものの、
なんとかそれなりにはなったので、
そのまま会場へ向かったのでございます。

▲会場はとても暗いから、多少おかしな着付けでも大丈夫なはず。

そうして到着したパーリー会場では、
「ソービューティフォー」とか言われていい気になって、
エビを食べながら楽しく過ごし、
パタパタしていたセンスを格好良く胸元にしまおうか、

となったとき、ハタと気づく。

…あれ？しまえない。

 

▲日本人アーティスト・MutsuoHirano氏作のシャツが飾られた玄関

右手で持ったセンスがサクッとしまえない？

つまり…

そう、おわかりですね？

 

左前に、着てたのです‼︎
||||凹(◎凸◎;)凹||||

 

ぎゃーーーーー‼︎

 

▲ロングドレスの方もいれば、Tシャツの方もいれば、ワンコもいる。そして左前の浴衣のアホも…ドレスコードはフリーダム。

 

や、やばい…。

ピンキー（夫）とそのとき周辺にいた友人たちに、
「間違えちゃった、エヘッ」とか言ってみたところ、

「別に大丈夫じゃない？」
「わからないよ、暗いし」
「どっちが前が正解か知ってる人もいないんじゃない？」

 

たしかに。

イタリア人だけだし、
暗いし、まーいーか…とか思いつつも、
なんでダメなのか聞かれたので、

 

「うん、左前は棺に入る時の着方だからね」

と言ったら、
周囲半径２メートルくらいが、

…凍りつきました。

…だよね。
日本人としてもダメ。恥さらし。

 

友人宅は全ての部屋をパーリー会場にしていたため、
着替えられる部屋がない！
160人もお客さんがいたので、
バスルームを長時間占拠するわけにもいかない！

…着替えにに帰るか…。と、
とりあえず外に出たところ、

おや？上の階への踊り場にひと気がないな…。

 

▲１9世紀建築のパラッツォなので、踊り場は暗くて怖いが、かなり広いの。

 

踊り場で、左前→右前にチェーンジ！してみました♪

だって、全身脱ぐわけじゃないから。
だってだって、合わせを変えるだけだから…。

 

汗だくにはなりましたが、無事、成功…ホッ。

不思議なことに、完全に着付けも覚えていた…。
そうか、本当は記憶にあっても引き出しにしまわれちゃてると、
ぼーっとしてると出てこないもんなんだなー。
うっかり合わせも間違えちゃうし。あははー。
人間の脳ってすごいなー。
やる気になるとできるもんだなー。

 

なんて、自分に感心しながら、
明るいところで見たら、

た、丈が短いっ！！！

くるぶし出てる。。。アンクル浴衣…。

 

まーこれくらいでも良いのかもですが、
長めが落ち着いてて好きなので…、
なんだか気分は、山下清。

しかし…もはや、再度着替える余力はなく。。。

ぼ、ぼ、ぼくは、もう、つつつかれたんだな。
山下清のまま、パーリーに戻った次第…。

▲肩にトリナクリアを入れてる友人の新作タトゥー。守護聖人サンタ・ロザリア。郷土愛が過ぎるだろう・笑！でも、ヘンテコな漢字やヘッタクソな桜とか入れてるより全然カッコイイ。

 

今日の教訓：浴衣は落ち着いて着よう。

 

お、おなかがすいたんだな。さて、ランチにします。
どなたさまも良い週末を！