どうも皆さま、ボンジョルノ♪
WHOが世界のコロナ新規感染者数が記録更新だとか言ってる最中、イタリアで学校が再開しました。ロックダウン&夏休み(←そもそも3ヶ月もある)で6ヶ月ぶり。
夏の間から、マスクがどーだ、先生の検査がこーだと相当な勢いで喧々諤々。熱心に議論が重ねられていましたが、とうとうその日が来たって感じ。
イタリアの新規感染者数は1,500名前後で推移中
ちなみに、イタリアの一昨日の感染者数はこんな感じです(世界記録を更新した9月13日分)。
新規感染者数 +1458名
検査数 +72,413
死亡者 +7名
検査数は10万検査前後を行ったり来たり。感染者数も1,500名前後を行ったり来たり。欧州が感染再拡大!と言われているようですが、イタリアはそうでもない(1000名越えって結構な数字ですけど、もはやちょっと麻痺…。無症状者/軽症が多いのであまり騒ぎにもなってないかなぁ)。
まあ、再拡大と言っても検査数が爆増してるのも一因でしょうね。フランスの1日あたり1万人を越えも、検査数が莫大で1日18万件くらいだから。イタリアももっと増やす予定のようだから、『感染確認数』として増えていくのではないかと予想します。
イタリアの学校再開プロトコルがかなり細かい!
9月14日から再開ですが、州によってまちまち。今週末行われる国民投票後に再開する州もあります(校舎設備の都合で)。
- 入り口と通学の混雑時を避けるため7:30〜10:00の時間差通学(下校も同様)。
- 先生と教室の調整ができるまで時短授業。
- 自宅での検温(登校時の検温について各州で揉めてる途中)
- マスクの着用
・7歳以上に適用
・1m以上の間隔を開けて着席中(授業中)は外してもOK。
・休み時間や移動中は着用。
・生徒と2m以上離れた教壇からの授業は先生は外してOK。ただし、席を回るときは着用。
※マスクは、サージカルマスクが国から配布される。 - 休み時間は時差で。他クラス生徒との接触は避け、廊下が狭い学校ではクラス内に留まる。
- 給食(食堂)はランチボックスを教室で、または時差でクラス毎に食堂で。
- 体育は屋外、もしくは2m以上の距離を保つ。ジムや更衣室は教室同様毎日消毒。
- 高校で対面&デジタル混合授業(教室内の生徒数を減らすため、交代で)。中学生以下はクラス内で感染者が出た場合等を除き、基本は対面。
- クラスで感染者が出た場合:ただちに隔離、検査、クラス全員、家族の感染追跡、先生の場合は過去2日間接触したクラスも対象になるなど徹底したプロトコルを実施。←参考 ISSによる感染者発覚時のプロトコル
などなどなどなど…超ざっくり訳しましたが、かなり細かく決まってますし、これからも決まるし、そして変わっていくでしょう。しかし、守れるのかどうか…^^;?でも、議論することが大事ですよね。
古代ローマ遺跡で授業受けたい!
机は一人一つ(二人用席はNG)になり、生徒間の距離を開ける=1教室内に滞在可能な最大人数が減るため、追加教室と先生の不足も解消しなければならない問題。
プレハブなど急ピッチで建設されていますが、なーんと劇場や博物館、遺跡も利用されるとか。ローマでは、なななーんと!クリア・ユリア(元元老院議事堂)も教室に〜。
生きた歴史の中で学ぶ。素敵…こんなところで授業が受けたれたら最高ですねー。もっと話題になっても良さそうだけど、イタリア人はスルッと受け入れすぎで贅沢な国民だなぁなんて思っちゃいますよ、ホントw。
国と各州、先生、保護者と関係各位で、まだまだ揉めているし不安も募っていますが「前向きに頑張りましょう」とコンテ首相がまた爽やかな笑顔で会見し、一部で「はぁ?」とか言われてますが、まずは子供達の安全と教育について、不安を抱える親御さんたちと政府と行政の熱心な議論が続いていることがスゴイ…。
子供は未来、教育は国の礎。子供が大事にされている国だなぁとしみじみ感じます。
コンテ首相とイタリア文科省(イタリア教育・大学・研究省)のアッゾリーナ大臣の会見。
ま〜しかし、美男美女。全然関係ないですが…アッゾリーナさん見てると、どうしてもモニカ・ベルッチの映画「マレーナ」を思い出すのよねぇ。ちなみに、アッゾリーナさんはシラクーサ人。いかにもシチリア東岸の典型的な美人ですな。
でも、「1000年に一人の美人大臣」とか「美しすぎる女性政治家」とか、そういう報道は一切ありません!!当たり前。ついでに、首相がパンケーキ好きとかも、ね…(←どうでも良くない?そんなこと…興味あるw?)。
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DAD
ダッド
didattica a distanza(遠隔教育・オンライン授業)の略
最近話題のワードです。
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