ボン先輩はフカフカに弱く、特にポカポカ陽が当たったモフモフしたところではイチコロ。

そんな様子を眺めながら、「そういえばイタリア語では、なんて表現するのが適してるんだろな〜。」とふと思い、ちょうどそこにいた(画面の中。チャットで日伊翻訳のお仕事中でした)アシスタントのアンドレア君に聞いてみたところ、
アンドレア(以下ア)「soffice o morbidoですかねぇ」(ソッフィチェかモルビド)
とお返事が返ってきました。アンドレア君は日本語を話せるので、日伊混ぜ混ぜの会話です。
フワフワにもいろいろあるけど、合うイタリア語はなんだ?
辞書的には、
soffice ソッフィチェ : 弾力のある、しなやかな、柔軟な、フワフワとした
morbido モルビド: 柔らかい、ソフトな、フカフカとした
とありますが、イタリアで日常的に使う場面を思い出すと、ソッフィチェのフワフワはシフォンケーキ的なフワフワで、モルビドはフニフニを表すときに使う感じです。
なので、
サ「んーと、太陽をたっぷり浴びたオフトンのフカフカとかモフモフって感じは?」
と深掘りしてみると、
ア「モフモフ?」
サ「そう、モフモフ」
モフモフ表現に初めて出会ったイタリア人は…
そうしてしばらく無反応になった後、
ア「モフモフってこのモフモフですか?」
と、リンクが送られてきました。
このモフモフ…このモフモフ…この…ぶはははっ!「このモフモフ」のフレーズに、なぜかウケてしまいましたが〜、このモフモフ…が指し示す、モフモフの解説がとても上手で、ニコニコ大百科ってすごい!辞書より使える!と感動しました。日本語勉強中の人には欠かせないですね。
モフモフに初めて出会ったらしいアンドレア君は、
ア「このモフモフなら、sofficeでよいと思います。」
と結論を出しました。ほぅ。
じゃあ、バフバフとかホワホワは?
サ「そうですか。ちなみに、モフモフのほかにも、ボフボフとか、バフバフとか、フニフニとか、ホワホワとかあって、それらはすべて違うものなのですけど、それらもsofficeですかね?
と聞くと、またしばらく沈黙の後(ニコニコ大百科か?)、
ア「…そうですね、良いかと。イタリア人がsofficeと聞くと、「暖かくて優しい柔らかさ」を想像します。」
サ「そうですか。すべてsofficeでまとめられるのは、とても残念ですね。」
ア「日本語はスゴイですねー。」
サ「ねー。」
と、この話題は終了致しました。
こうやって一語一語、気分に合うように訳すのは、とても大変です。特に日本語→イタリア語が…(汗)。
日本語は、どんどん新しい言葉ができるし、擬音・擬態語が多く、”感触”をつかむのがなかなか困難。日本語を勉強してるイタリア人(外国人)は本当に大変だな、と思いますよ。
日本語話せてよかった~!(そこかっ・笑)
イタリア語を勉強中の皆さま、モフモフ、ボフボフ、バフバフ、フニフニ、ホワホワは、まとめてsofficeソッフィチェでよろしいようですよ!楽だね♪
2015年4月のameblogより転載
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