<前回のお話>
北イタリア・ピエモンテの冬=寒い=雪。
単純な構図を想像していましたが、なかなか雪が降らない。せっかく南国の島シチリアから北イタリアにきたのに。このままでは帰れま10(テン)!!!
ってことで、さらに北に向かうことにしました。
向かった先は、ア・オ・ス・タ。
ピエモンテ州よりさらに北に位置するイタリア最北の州。フランス・スイスの国境沿い…つまり、アルプス山脈沿いにある州です。
出発してから約二時間で、友人の友人のアオスタ人の山男と合流。さあ、雪遊びができそうな山へ、いざ登らん!
くねくねと登る山道は雪に埋もれることなくアスファルトが顔を出していて、なんとなく日本の秘湯温泉に向かっている気分でした。しいて言えば、…加仁湯?
そうして、名湯アオスタ湯に到着しましたが、看板にうっすら「いらっしゃいませ」の文字が見える…。温泉地イメージから抜け出せません。
…はっ( ゚ ▽ ゚ ;)!
アルプスなのにっ!
貧困なイメージしか沸かない自分にガッカリしながら、到着した先はVetanという小さな小さな村でした。標高…2000mくらいでしょうか。空はきりりと青く、空気もヒンヤリスッキリ。うっすら霧のかかる下界から、一気に、天に近づいた感じです。
そう、ここはアルプス(再確認)!
さてさて、いよいよ車からボンちゃんをおろしてみましょうかね~。人(犬)生初の雪体験。どんな反応するでしょう?
期待2.驚いて、固まる。
期待3.驚いて、車から降りない。
要するに、驚くことを期待しているわけです。
さあ、行け!
ポイッと車の外に出してみる( ̄▽ ̄)♪
ズボッwww!
ん?となるボンさん。
んー?????
なんじゃ、こりゃ!冷たっ!
…でも、楽しー!!!!!
うひゃひゃひゃひゃひゃ♪♪♪
…え( ̄ー ̄)。ちっとも驚かないし、怖がらないし、車に戻っても来ないのね、アナタ…。
ひゃっほぅ!
♪犬はよろこび、庭駆けまわる♪を体現してる。昔の人が言うことは正しいんですねw。
(期待はずれに)ぜんっぜん物怖じしないボンさん…今度は顔まで行きました!
ズボッ!
さすがにこれは、驚くかと思えば、
イヤァッ~ホゥッ!!!
テンションだだ上がり。さすが、ラテン犬。雪山でもその陽気さを最大限に発揮している模様です。
早く早くぅ~♪
恐るべし、犬の適応力。ならば、と、もっと広いところを見せてあげたくなりますね。
ドンドン走るボンちゃんを追いかけて、あの坂を登ってみよう!
<続く>
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