<前回のお話>
芝生も凍ったある寒い朝。
ボンさんは、トレニイタリアのアスティ駅におりました*:・( ̄∀ ̄)・:*:。
地味だけどキレイな駅。 パレルモの駅とは大違いな駅!
さて、まずは切符を買いますよ~。
「犬1枚ください!トリノまで!」
そう、行先はトリノです。ピエモンテ州の州都トリノ。
アスティ駅からほんの小一時間、乗り換えなしで行ける州都。せっかくだからボンちゃんと歩いてみたい。きっとボンちゃんも歩いてみたい(想像)。ってことで、電車旅を決行することにしたのです。(ずーっとお世話になりっぱなしの友人を少しは自由に過ごしてもらいたい…というのもありましたよー。24時間毎日おんぶにだっこじゃ疲れますからね。ま、長期滞在の鉄則ですね。)
チケットは、乗る前にガチャコンと打刻しなければなりません。
ん?ボンちゃんのチケットに、「CANE(犬)」と書いてあるwwww!
本当に「犬1枚!」なのねぇ。すごい、イタリア。相変わらず変なところで几帳面・笑。
じゃあ、なにかい?もし、ネコだったら「GATTO(ネコ)」って書いてあるのかい?ぜひ知りたいところ。ご存知の方いたら、コメントくださいw!
キレイなアスティ駅構内を抜け…
電車が着くホームへ移動。
そう言えば…ボンさん、電車に乗るの初めて。シチリアにも電車は一応走っていますが、まーず乗ることないですしね(特にシチリア島の西側は激しく不便)。車も、船も、そして、飛行機も無事クリアしてきましたが、さて電車はどうでしょう?
電車が轟音を立ててホームに入ってくると…、
興味津々!「オォ~♡!」とでも言ってそうです。
…男子ねぇ。
ぜんぜん怖くないのねぇ。ゴゴゴゴ~って走り込んでくる物体に、ビビりまくるかと思いきや。まったくご機嫌で何よりですよ(^▽^;)。
こちら、いわゆるローカル線。空いてそうな車両を選んで、乗ってみたら、臭かったw。イタリア各地の普通電車は、いつもどことなくな~んか臭いんですけど、なんでだろう?
ボンちゃんも微妙な面持ち。
「…なんか臭いよね?」
だよねぇ、鼻が敏感だからツラいよね。なんて会話を目で交わしていると、ギュルルっと電車が動き出しました。
まあ、車窓でも眺めて気を紛らわしていただきましょうか。
抱っこして外の景色を見せると、見えてるのか見えていないのか。じーっと窓に顔を向けていました。平坦な冬枯れの大地が続くその先に、海を探しているのか…シチリア犬よ。
そうして、電車のゆらぎが心地よいのかぐーっすり寝てしまっていたある駅で、なんだか可愛らしい男の子が乗ってきましたよ。
ボンちゃんを見ると、口笛をヒューと吹いて「Che bello(キレイな子)!」
「触ってもいい?」と近づいてきたので、「どーぞどーぞ」と撫でてもらうと、ボンちゃん、ムクッと起きました。
そして…乗っかる…アワワ(°Д°;)!
「ひースミマセン!」と慌てて降ろそうとしたら、「僕もピットブルを飼ってるから!ぜんぜん大丈夫!」とのこと。すっかり甘えさせていただきました(´Д`;)。
犬の香りがするのでしょうか?それか、やっぱり犬には犬好きがわかるのかな?
ボンさんの親愛の表現、耳ペロペロ攻撃にさらされる犬男子w。
やだ、若い男子がじゃれ合う姿はええわっ♡!
犬(好き)男子いいな~和む!ネコ好きでもいいけど、動物好きはやっぱりいいですねー(ムツゴロウさんレベルまでいっちゃうとアレだけど)。
しばし、楽しくじゃれ合い犬話などをしているうち、電車いつしかトリノ駅へ。
到着したよ~降りるよ~!
なぜか、ものすごい訝しむボンさん…。
「ここ…どこ?」
なぜでしょう?急にビビりが顔をもたげたのか、降りないボンさん…。電車が気に入ったのでしょうか?それか…下り階段が苦手?(←まさかw)
ホレ!降りて!
無理やり降ろして、トリノ初上陸!
さあ、トリノ観光するよ~!
<続く>
極寒のトリノをお散歩します♪
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