パレルモの人気中華へ!赤坂四川飯店の麻婆豆腐を思い出してはいけない

どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

今日も20度まで気温が上がり、モンデッロビーチでは泳ぐ人もいました。

ちょっと気温が上がると、すぐ海に入る人が現れますな、しかしw。平和で健康で、何よりです。

そんな浮かれた小春というより大春日和は、今日まで。明日から下り坂で数日雨になる様子です。浮かれて、洗濯をし損なったのが悔やまれます。

巷で評判のパレルモ町中華

さて、世界のどこにでもある(いる)のが、中華料理屋さんと日本人妻。

ここ地中海の真ん中に浮かぶシチリアの州都、パレルモにも中華料理店が多数!…ございましたが、その多くは、和食ブームの到来と共に、怪しげな和食店へ変貌を遂げ、ジャパニーズスーシーを出さない、いわゆる中華のみの店は、もはや数えるほどになってますけれど。

その決断の早さと、ポリシーのなさwというか、ビジネスチャンスは逃さないガッツに感心します。

近所でよくお世話になっている夫婦2人で朴訥に中国家庭料理を作り続ける店は、以前もご紹介した頃から変わらず、今も変わらず中華一筋。

ラストサムライならぬ「ラスト中華」の如く、初心を貫く小さな店の評判は上々で、週末はいつも満席状態の人気店となっています。

あ、そうそう、この中国野菜を指定させてくれない彼、BMWに乗ってました。お店に対する切なさが消えました。

パラパラで美味しいリーゾ・カントネーゼ(広東風炒飯)

そんなお店に長年通って、そろそろ全メニュー制覇?なんてことにはならず、いつしか頼むメニューが固定化(保守的な常連にありがち)。

↑↓の2品と、毎度何が出てくるか不明の中国野菜の炒め物に、ピンキー(夫)が好きな春巻きと甘酸っぱいというか甘い酢豚…ばかりw。と言った具合。

肉厚の皮とアツアツっぷりが美味しいラヴィオリ・アッラ・ピアストラ(鉄板焼き餃子)

長年通った結果、まあまあ美味しい手堅いラインナップが構成されたとも言えますが、少々飽きもきてたので、今回、頼んだことのないメニューをオーダーしてみたのでした。

辛いソースの豆腐を「麻婆豆腐」と誤訳?

まずはエビチリ〜。

ガンベロ・イン・サルサ・ピッカンテ(エビのチリソース)

と思ったけど、なんか違ったw。

大好きな麻婆豆腐に至っては、マーはなくてラーのみで、なんかどころか大分違った…。

トーフ・イン・サルサ・ピッカンテ(麻婆豆腐?)

いや、トーフ・イン・サルサ・ピッカンテ=「辛いソースの豆腐」、つまりこれは「ラー豆腐」?マー(麻)などとは、どこにも書かれていないのだから、これで合ってるのでしょう。

…そもそも、世界的に知られる有名中華メニューを並べる「町中華」みたいな店なんだから、辛い×豆腐=麻婆豆腐でしょうよ…という気持ちは、捨てきれないw。けど、イタリアのどこの中華屋でもしっかり「マー」が効いた麻婆豆腐に出会ったことはないので、イタリアではラー豆腐=麻婆豆腐って解釈なのかも。

頭の中で、辛いソース×豆腐=「麻婆豆腐」と期待と共に自動変換していたため、麻婆豆腐の口で、ラー豆腐を食べながら、麻婆豆腐の思い出を反芻する、残念で複雑な事態に陥ってしまいました。

反芻した麻婆豆腐はこれ。

秋の帰国時に久々に食べた赤坂四川飯店の陳麻婆豆腐

あーーーーちゃんとした麻婆豆腐食べたいw!

そういえば、帰国話も骨折で中断してたことも思い出しました。マー好きなので、帰国中一回はマーな日を取り入れます。

地中海の果てで頑張る店に多くは求めませんが

スマホに残る10月の帰国時の四川飯店の写真を久々に眺め…黒酢酢豚も見てしまったw。

禁断の比較。

ピンキー(夫)が好きな甘い酢豚
四川飯店の黒酢酢豚

いやぁぁぁw!

うそ。甘い酢豚は、これはこれで結構美味しいですよ。給食に出てくる酢豚みたいで。

…そう、これはこれ。ってのが大事なんですよねー。納得のいく美味しい麻婆豆腐がすぐ行ける範囲にない暮らしでは。

そして時々日本に帰り、「これー(涙)!」と心底歓喜するのが、また楽しいのです。と、自分に言い聞かせるパレルモの夜です。

どうぞ美味しい中華で良い日曜日を!
Buona domenica!

↓よかったら、俺も常連のボン先輩に応援クリックお願いします♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました