朴訥夫婦の中華料理店@パレルモ 地中海の果てで和む

どうも皆さま、ボンジョルノ♪

昨夜、切ない無精髭のイケオジを置いて出かけた先は、ご近所中華でございました。

コミュニケーションが難しいからテキトーオーダー

イタリア語がほとんど話せないご夫婦が経営する中華料理屋さん。

年末年始もなく、真夏でも、開いている(旧正月時期はお休みだけど)小さな店で食べられるのは、故郷の味(?)と思しき、地味で真面目な中華。

皮から手作りするもっちり餃子はマスト

…故郷の味。と言っても、そんなご夫婦に「ご出身は?」と聞いてみたところで、中国語の発音が良すぎてよくわからないんだけどw。

イタリア語も英語も通じないので、グーグルマップで示してもらうと、巨大な中国大陸の真ん中あたりにある小さな町でした(そして読めない)。

牛の形をしたステーキ皿でジュウジュウしてた豚肉の何か

イタリアとの物理的な距離は、日本より近いけど、精神的な距離は遠そうだな…などと想像すると、ちょっと切なくなってきます…が、事情も知らないのに、余計なお世話wではありますが、朴訥とした夫婦の風情は、なんか昔読んだ「ワイルドスワン」に出てきそうで。

▼これ。読んだことあります?

ワイルドスワン

もしや70年代頃に毛沢東の中国を追われた知識階級なのかも。などと、勝手に妄想を掻き立てられています。

説明がわからなすぎて”闇鍋”風の中国野菜

チンゲンサイや空芯菜など、イタリア的にはまだ珍しい野菜もたまにありますが、中国名の呼び方がわからないので、野菜の指定はできませんw。

キッチンにいるご夫婦のほか、イタリア生まれの若い中国人男子がいて、接客を担当してくれるものの、中国野菜はすべて「ヴェルドゥーラ・チネーゼ(中国の野菜)」。何が出てくるかは、毎回のお楽しみです。

今回は、瓜的な何かでした…なんだろうw?

でも、最近は、日本語風の発音で「チンゲンサイ」を覚えてくれたから、「チンゲンサイか中国野菜」に進化しています。次はクゥシンサイを覚えて欲しい。

今回は、帰り際に、おばちゃんがキッチンから出てきて「ピッツァ・チネーゼがあるよ」みたいなことを言いだしました。

中国語にイタリア語を挟みながら、一生懸命してくれた説明によると、肉まんの皮に、野菜が詰まってるらしいので、野菜まん?かしら?

「パオズー・ディ・ヴェルドゥーラ?」と聞いても、「ノーノー、ピッツァ・チネーゼ」と言うばかりで、さっぱりわかりませんでした。うーん、なんだろう?次回、試してみようかな。

いろんなことが曖昧でテキトーで、日本の極上中華を食べ慣れていると「は?」な感じかも…だけど、何しろここは地中海。遠いところでお互い頑張ろうね!みたいな親近感が湧いちゃって、なんとなくご贔屓にしてます。

Felice フェリーチェ

ところで、ピンキー(夫)のみならずイタリア人はやたらと”スプリングロール(春巻)”が好きなんですけど、なんでですかね、あれ?イタリア中華には、まだ謎が多いですw。

コメント

  1. しんしん より:

    緑野菜の炒め物がなんだか美味しそう・・・微妙な渋味が感じられます(食べてないのに)。
    ピッツァ・チネーゼ、判明したあかつきには是非ブログで!
    ツアレポの写真、マルコさんの買い物センス最高!と思ったら奥さんのリモートだったとは(笑)

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