サンタ・ロザリア祭の夜、花火に怯えるボン先輩を救ったシチリア・オペラの奇跡

どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

スペインとフランス以外は、例年より高温らしく、最高気温33度…ですが、ここ数日は湿度が高くて、暑いー。湿度が70%越えると、クーラーないとツライですね。ボン先輩を冷やすために、1日中クーラーかけっぱなしです!

祝400回目のパレルモ守護聖人サンタ・ロザリア祭

さて、昨日は、パレルモ守護聖人のサンタ・ロザリア祭でした。恒例の7月14日の前夜祭は、400回目とあって例年以上に、街中がすんごい騒ぎ。なんでも35万人が参加したとか!

ぎっしりー!こわいーw

ボン先輩が若かりし頃は、出かけたり、パーティしたりと騒ぎに紛れましたが、年々、怖がりっぷりが増すので、今年は窓をきっちり閉めて(家まで届く狂乱)、お家でのんびり中継を見ました。

▼サンタ・ロザリア祭まとめ、奇跡や例年の様子も

「今夜どうするのー?」の連絡に、「ボンが心配だから家にいる」と返信をすると、皆んなが皆んな「Vero amore!(本物の愛)」とハートを返してくれました(優しい)。

「アモーレな国だなぁ」としみじみしますが、なんたって守護聖人のお祭りの日。ナターレと同様に、宗教の祝日はいつも以上にアモーレ度が高まりがちwなんですよね。

ペストから守られたパレルモ、今は子供たちを大人が守ろうと大司教より

サンタ・ロザリア祭は、ロザリアさんがミラクルを起こしてペストを鎮火させたことを祝う日。名物の巨大山車がメインストリートを数時間かけて歩くっていうのが、前夜祭のメインですが、今回は、大聖堂のオープニングイベントもなかなか気合いが入ってました。

大聖堂もプロジェクト・マッピングー

で、今回は大司教のお説教も熱かった!

400年記念のロゴがかわいい

「今は、ペストの代わりにドラッグが子供達を襲う。大人たちは、子供達の寂しさや孤独、生きづらさを無視してはならない」と、ともかく周りを見て助けましょうという話に、大喝采が起きました。私も聞いてて、ちょっと感動しましたよー(単純)。

いやー…日本もさ、トー横キッズとかさ、生きづらくしてる子供たちを、さらに食い物にする大人たちの存在が本当狂ってるというか。小学生に性的暴行とか、マジでどうかしてる!子供達は未来なのだから、子供達を大切にしない=国の未来を大切にしてないということでもあると思うんですよ。

参考こちらで>>>全行程5時間見られます。大聖堂を舞台にしたプッチーニの『ネッスン・ドルマ』生歌唱は、迫力でした。大司教のお説教は、2:17:30あたり。

サンタ・ロザリアではなくマスカーニに救われたボン先輩

とまあ、そんな感じで21時過ぎに始まったパレード。クライマックスの「海で大花火大会」が始まったのは、夜中1時過ぎでした。←今年は結構時間通りw。

我が家にも、音と煙と匂いが届くので、、、ボン先輩はガタブル!心臓が早鐘のようになり、心臓マヒでも起こしそう…だったので、バスルームで約1時間強、抱きかかえてました。。。

※バスルームが家の中で一番奥。ボン先輩的に、最も音から離れられるところなのです。

抱き抱えながら夫婦で相談し、「何か恐怖を和らげるものはないかしら?何かリラックスする音や音楽を聴かせて、花火の音を和らげてみたらどうかしら?」となりまして、Youtubeでいろいろ試してみました!

もっとも効果があったのは、エルガーの『愛の挨拶』(なんかわかる)とそして…マスカーニの『カヴァレリア・ルスティカーナ』

さすが、シチリア犬w!と感心しましたよ。シチリアを舞台にした名作オペラ。ゴッドファーザー・パート3でも登場しましたよね。

カヴァレリア…を聴かせると、心臓の鼓動がちょっと収まり、口を閉じて私を見る=正気を取り戻したボン先輩。今朝は、いつも通りの正気ですw。

「昨日?なんかあった?」←辛いことは早く忘れる、良い海馬をお持ち

ちなみに、一番効果がなかったのは「馬の走る音とヒヒーンの声」。なんでだろう?!色が同じ動物の仲間なのにね?

どうぞ良い音楽で良い水曜日を!
Buon mercoledi!

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