ヨーロッパの街角って素敵…ですが、そこにウゴメクイタリア人とのやり取りは、壮絶を極めるときもあります。
昨日・今日と、アパルタメントの階下のイタリア人に究極に驚かされ、心がたいそう疲労しておりますよ…。
それは、階下で水漏れ事件が発生！したため。。。
階下の水漏れ事件の原因は、我が家？！
先日、下の階のお住いの天井（つまり我が家の床下）から、水が滲み出てきましてね。「上の階（我が家）が水を溢れさせたのが原因ではないか」と管理人から連絡がきました。
水を溢れさせた？いや、まったくないですよ。
などと言うやり取りから数日後。
水漏れが続いてるので、本当は水漏れさせてるんじゃないか？と言う疑いと共に、床下を通る水道管にトラブルがあるのかどうか…など、原因解明のために管理人さんと建築系の技術者が我が家にやってきました。
そして、家の中の様子を見回して、明らかにトラブルなし。と首を傾げて帰って行きました。
？結局、原因はなんだったのか？謎を残し、また疑われた嫌な感じも残ししつつも、その後はウンともスンとも言ってこなり、約２週間。平穏な暮らしに戻って、ちょっと忘れかけてた昨日、事件は起こりました。
ドアから飛び込むキレた親父
ピンポンピンポンピンポンピンポーン！
けたたましく鳴るチャイム。寝室で大の字で寝ていたらしいボンさんが飛びおき、私の足元にすっ飛んできました。
足元に震えるボンを従え、玄関ドアの内側から「どちら様？」と聞くと、「階下の○○だ！開けろ！」と怒鳴り声。
…は？なんかヤバ〜いムードが厚い玄関扉から伝わってきます。どうしようかな〜と思ったけど、もはや居留守も使えない。まあ、いいか…と開けてみると…。
え？
オヤジ、飛び込んできた・笑！
ひ〜ｗ。
家の中へグイグイ入ると「水はどこだ！水はどこだ！」と叫びながら、キッチンやらバスルームに入り込み、引出し開けたり（？）あちこち覗きこんだり…。
気持ち悪い＆怖い！！！
「ものすごい水があふれてきてるんだ！」とガ―ガ―喚き立てながら「水漏れを隠してる」とも言ってますよ？！
これは黙っているわけにはいかない。
「見ての通り何も隠してないですよ。床下のことはわからないから、管理人に電話してみてくださいよ」と言ってみると「オマエたちは、俺たちがどうなってもいいのか！」とかなんとか。なんじゃそりゃ？で、もう展開がわかりません。
なんか勢い余って刃物でも持ち出されたらマジでヤバいので、遠く離れたところからピンキー（夫）にヘルプ電話をしていると、怒鳴りながら出て行きました。。。
ハァ？？？？？？
ボンの震えが止まらない
そして、電話口のピンキー（夫）。
珍しくぶちキレました！
そりゃそーだw。
ピンキー（夫）が即座に管理人に電話して説明→管理人がオヤジに電話し、一連の流れを確認→管理人からピンキーに折り返し電話→ピンキーが私に報告：という遠回りのやりとりでわかったこと。
オヤジは「ものすごーく丁寧に、入室許可を得てから入った」とか言っていると言うことでした。
ク・ソ・ジ・ジィ…。
と言うか、誰も役に立たない。
「鳩じゃないんだから！」と私から管理人に電話をかけ「話が全然違いますよ。あんな人が住んでるんじゃ、もう怖くて外に出られない。今も（ボンの）震えが止まらないんですけど、どうするんですか」と直接訴えると、対処する。とのこと。
対処か、期待できないな。と思いつつ、足元を見ればボンがいつも以上に小さく丸まっている。可哀想すぎる。しかし…番犬としては、まったく機能しないことが明確になりましたｗ。
ピンキー（夫）帰宅後、震えの収まったボン散歩のついでに、ご近所の「井戸端会議連」を仕切るおっちゃんにも、この一連の話を伝えて（ここ村社会だから、とても大事）この件は”もう考えないこと”になりました。
Non ci pensare piu’もう考えないように。とは、本当によくイタリアで聞きますが、それで良いのか。と思いつつ、考えないことの楽さに慣れていく…。
井戸端会議連の情報によれば
そして、今朝。
再び管理人さんと建築士が我が家にやってきました。
管理人さんは、「二度とあんなことはさせないから、安心して」とは言ってくれましたが、もう全員が「もう考えないようにしよう」としていることは明らかなので何も解決はしないでしょう（イタリアあるある）。
ところで、先ほど近所のおっちゃんに、突然「大変だったねー」と言われました。昨日話した井戸端会議連を仕切るおっちゃんとは別のおっちゃんです。ちゃんと伝達されてる！と村社会っぷりに驚愕しましたw。
ワラワラと集まってきたその他のおっちゃんたちは、「リフォーム中なのに水漏れで中断してイラついてるんだよ」とか、「義父が亡くなったばかりで、気持ちが動転してたのでは？」など、必要以上に階下一家の様子を教えてくれました。
そんな話の中で一番驚いたのが、階下親父はななななんと！警察官だったこと！（ただし、あまり使えない事務方らしいけど）
たしかに、見た目はピーポ君に似てはいた……。
「怒鳴られてる最中、110番しようと思ったんだ……」と言うと、「電話したら、目の前で「プロント～？」って出たかもね！」だって。出るか！
※イタリアの110番は112か113です。
まあそんなわけで、ちょいと荒れた昨日・今日でした。
ちなみに、本題は水漏れは…何かする。と言う方向でまとまったようです。我が家には関係ないところで。なんじゃそりゃ。
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