先日お邪魔したシチリア西岸の友人宅でいただいた「マンマのグラニータ・ディ・リモーネ(レモンのグラニータ)」。
グラニータといえば、シチリア伝統の夏の冷菓。
ジェラートと並んで、夏の暮らしwにほんっと欠かせません。暑い時は冷たい物を食べるのが心と体に優しい。というのがイタリア的発想。無理して熱い物食べて汗をかくとか、サウナ入ってさっぱりするとか、そういう疲れそうなことは基本的な発想にありません・笑。
ジェラテリアやバールや専門店にもありますが、
シチリアのお家では、自家製が定番。
こちらのお宅でも、毎夏必ず作るそうな。
レモンもその辺にゴロゴロなってるし。
なんですかね、毎夏おばあちゃんが作る水羊羹…みたいな感じですかね。発想が貧困かしら。
…って涼やかな秋の風が吹き始める頃に、
イマサラ感満載ですが(忘れてた)、
教えていただいたレシピをご紹介します!
【材料】
レモン(皮ごと測って)500g
水 1L
そして、砂糖…レモン同量!つまり、500g。ヒ〜!
…以上です。
お砂糖をたっぷり入れることで、がっつり凍らない。というわけです。もはや、お砂糖として摂取するものと考えるのが良さそう。暑いときは、体力も奪われるから糖分をたっぷり摂るのも大事なのです(多分)。
【作り方】
① レモンをがっつり絞る。
② ①に水・砂糖を加えて冷凍庫へ。
③ シャリっとしてきたら、ブレンダーとかフォークで砕く。
④ なんとなく③を繰り返して、良い感じになったら出来上がり。
…以上。
かんたーん!だけに、味は、レモンと砂糖と水のクオリティに左右されるのは言わずもがな。添加物とか入ってないから…後味さっぱり。お砂糖の量を調整すれば、ビタミンCたっぷりで身体にも良さそう。特に、風邪で熱がある時にも良さそう。
すこぶる美味しかった夏の思い出↓。
日本でも最近、ブリオッシュ・コン・ジェラート(ジェラートのパニーノ)が一般化してきているらしいと噂を聞きますが、本場シチリアではグラニータにもブリオッシュ(フワフワパン)を添えます。
お邪魔した地域では、ブリオッシュの代わりにアニス風味のふわっとしたビスコットを添えるのだそうです。このふわパンが美味しかった…。パレルモでも見かけないので、ものすごい地域性高い…。次回行ったら、買おっと。
ここで一句。
グラニータを眺めつつ、
秋刀魚食べたいな。。。と、
脳内で小さな私が叫んでる。
では、ボナジョルナータ♪
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