シチリア人水道工事のおじさんがめちゃめちゃカッコ良かった件

どうも皆さま、ボンジョルノ♪

食い倒れツアレポ、スタートしました！

さて、不在中にまーたピーポ君が怒鳴り込んできたそうです。

階下のピーポくんといえば

それは、階下水漏れ事件再勃発と言うこと…。

素敵なツアーとは打って変わり、イタリアの日常はハードです。

で、今回は、水漏れ検証を外側からするとのこと。

水漏れ検証と聞いて、てっきり床にドリルで穴でも開けるのか？と思っていたのだけど、下水パイプやらガスパイプやら電気の線なんかは、家の壁の外側にあるのが一般的なイタリア。

外側かー！なら、お好きにどうぞ！ってなもんですが、はて？我が家は４階。足場組むのかな？そりゃまた大変な騒ぎだろうな…などと言っていたら、やだ奥さん！

「足場なんか組まない」というじゃないですか！

はい？

足場を組まずに”４階の壁の外側”をどうやってチェックするの？！

４階の家の外側の壁についてる下水道のチューブをチェックを、足場を組まずにやる。まったくわかりません。そんな長大なハシゴがあるのだろうか？クレーン車も入れない中庭に面していますが。

そして当日。

エラソー過ぎる建築家と一緒に、ガタイの良いオペライオ（現場作業員）がやってきました。

体脂肪率10％以下と思われるシュッとした体躯に長身。黒縁メガネがディーン・フジオカ風で、そこはかとなくインテリジェンスが漂います。ボン先輩も懐いて、後ろを付いて回ってました。（好みが一緒ね〜）。

で、工事の方は、

なーんと、

窓から降りる！

そうです！

はい？

まさかのオペライオ・クライマー

「え”ー！」と驚いていると、ディーン・フジオカはさくさくと無言で作業を進め、玄関の先の丈夫そうなエレベーターの支柱に安全ロープをつなぎ、あっちこっちに安全装置（よくわからない）をつけたと思ったら、

窓から出たっ！

ぎゃー！

そして謎の足場に定着し、静かに作業を進める…。

ちょ、カッコイイ！

そして、下水管の詰まりを発見。

サクサクと作業を進めるディーン。扱ってるのは”不気味な詰まり”ですけど、美しい腕筋を眺めていると、なんちゃら岳の岸壁で小花を摘んでいるかのようです。

詰まりの原因はカルシウムと下水道の構造…

静かに、そして華麗に作業を進め、戻ってきたディーンについ「普段は山にも登るんですか？」と聞いてしまいました。登るそうです❤︎。←だからなんだって話ですけどｗ

不気味な詰まりはカルシウム。

キッチン洗剤と硬質の水が反応すると、カルチョ（カルシウム）の塊を形成するため、下水道を詰まらせることはよくあるのだけど、行く先のない水がピーポ君宅の天井裏から漏れると言う仕組みでした。

そもそも、数十年前に設置した下水パイプの構造自体にも問題があるらしいですけどね。

なので、またも根本的な解決には至ってないのですけど（ピーポ君事件からも何も改善されてなかった模様…）、とりあえず、美しい作業を鑑賞できてよかったな〜と言う話ですｗ！