どうも皆さま、ボンジョルノー♪
そんなわけで、開催中のLe vie dei Tesoriのイベントやらファルコーネ暗殺30周年やらで(?)、なんだかバタバタしてまして…ようやく落ち着いてボン先輩の夏毛処理をしていますよー。
そうそう、これ(↓)に追記しました。ピンキー(夫)のインタビュー動画をリンク追加。動くピンキー(夫)です。私もちょこっと写ってますよ。
で、公開中の旦那実家のパラッツォで、私もお手伝いに駆り出されておりますが…初日はこんな感じでした!
想像以上の大盛況!なのは良いのだけど…
パラッツォ見学は1回30分の予約制で、MAX20名の入場規則にしたので、
「そんなに頻回なら、1回あたり5、6人かな?専任ガイドさんもつくし、すっごい暇そう。何か読み物持ってくか、ボン先輩も連れて行こうかなー」
とか思っていたら…。
蓋を開けてビックリ…。
こんなに来るの〜@@?!(驚)。
こんな感じで30分毎!ありがたいことに、人気みたいです。
でも…これだけの人数(しかもイタリア人)。30分間でサクサクと入退場する…わけないですよねw?!
ふふ、お分かりですね。
はい、どんどんどんどん…
時間がずれていきましたw!
10時30分の予約組が、11時入館とか。後から来た人が、先の組みに紛れちゃうとか。なんかもういろいろでした…(疲)。
スタッフはなんと高校生!
イベントスタッフは、専任のガイドさんを中心に、Eチケットのチェックや誘導などを担当する人が3〜4人来る。
と聞いていたのだけど、それは…なんと高校生でしたw。
イタリアの高校には、労働体験がカリキュラムに組み込まれており、今回のイベントも体験学習の対象。
パレルモ大学も絡んだガチ文化イベントなので、労働とはいえ良い取り組みだな、とは思いました。
が、監督官がいない!
見回りの先生も来ないし…初労働体験の子たちを野放し、いや、指導なしで唐突にOJT・笑?
しかも、やや幼い感じのする子たちで…ちょっと大丈夫かいな?と心配になりましたが、案の定。
押しの強いイタリア人のおじさんおばさんを相手に仕切れるわけもなく、時間も人数も…ずれるわ、増えるわw。
そりゃそうなりますよねー^^;。
最終入場予定は、13時。予定通りなら13時30分にはランチに行けるはずですが、この調子だとランチが夕食になりそう。。。
になってきたので、お腹が空きがちなおばちゃん(私)は、もう黙っていられませんでしたw!
ガンガン入れてドンドン回してこー!
誘導係でウロウロしてた可愛らしい女子に、
「あのさ、11時の予約組を11時40分に入れて、11時半の組を待たせるくらいなら、11時と11時半の組をまとめて11時40分に入れちゃわない?」
と言うと、
「でも、20名越えちゃいますよね?」
「もはや、その人数制限あってないようなものじゃん?」
「あーだって、入れろって強引な人が多くて…」
「だよねー。だからもう、人数気にせず入れちゃおうよ」
「最大何人にしますか?」「もう何人でもいーんじゃない?」「じゃあ…25名とか?」「今回は、38名いるよ?」「あ、だって強引でぇ」「うん、だからね…」などと、長々やり取りの後、
「みんなと相談してきます!」
と、パラッツォの入り口で、チケット管理と入館拒否wを頑張ってるみんなのところへ、駆け下りて行きました。
そして、みんなと相談した結果…
数分後、駆け上がってきて(若いわねーw)、“みんなと相談した結果”を高らかに伝えてくれました。
「12時と12時30分予約組と13時予約組を、12時45分に入場させて、それを最終回にするのでどうですか?!ランチには13時15分に行けますよ!」
は?
「13時入場を前倒し?予約の人はいないの?」
「13時予約は…シニョーラの2人組だけなんですよー」
「あ、その人たちに早めにきてねって連絡するってこと?」
「え、連絡できないです…」
ぶっ!予約時間に到着したら、もうツアー始まってましたって、そりゃないでしょーw。
「そうですよね。じゃあ…
早めに来てくれるように期待しましょう(≧∇≦)!」
おいw。
「お仕事のスケジューリングは”期待込み”でしたらダメだよーw。約束通りの13時にきて、入れなかったら気の毒だし、無責任でしょ」
「そうですよね…」
皆んなで相談した結果が、期待込みの珍しいスケジュールで、おばちゃんは笑い…大変和みましたw。
とってものんびりした環境で育ってる良い子たちなんでしょうねー。こんな感じで、時間に緩〜いイタリア人が出来上がるのかなぁw。
そうして…みんなで相談を何度か繰り返して、12時45分を詰め詰め入場にし、最終入場は13時10分に設定。予約してたシニョーラたちも無事入場して、13時40分にはランチへ行くことができました。
夕方までずれ込みそうだった流れを…10分遅れまで、巻き返しに成功w!
終わりよければ、すべてよし。なんだかみんな満足気に初日は終了しました。
「いらっしゃいませ、オホホホ」と微笑んでればいいから。と言われていたのに、ずっと走り回って、おばちゃんは疲労困憊だけど、高校生たちも何か学んでくれてたら嬉しい…。
専任ガイドさんもめちゃくちゃ素直で、ピンキー(夫)が説明に割り込んでも「勉強になります!」と笑顔だし、いくら家主とはいえ、ガイドさんにとっては結構迷惑な話で、我の強い人だったらムッとされてたはずw。良いチームでラッキーだったかもと思っていますよー(疲れたけど)。
まあそんなわけで、良い水曜日を!
Buon mercoledì!
コメント
sawabonさんが高校生とやり取りする姿が目に浮かぶ手に汗握るレポートでした(笑)
動画も拝見。ピンキーさんがとても立派な先生になられてびっくり!sawabonさんは疲労困憊ではなく、一言も聞き漏らすまいとする○○女史(掌から指揃えて眼鏡持ち上げる)みたいでカッコよかったよかったですよ~。
TVバラエティはリモート映像でしたが、今回は解像度の良いお姿が拝見出来て嬉しかったです。